フランスに唯一現存する「世界一の豪邸」は必見!豪邸の名手、建築家・井川充司さんが選ぶ巨匠アルヴァ・アアルト設計の傑作
庭との一体感が魅力を放ち、常に自然を身近に感じられる住宅をつくり出す名手として知られる建築家・井川充司(あつし)さん。井川さんが選ぶ「世界一の豪邸」を伺いました。 【写真でチェック】北欧の巨匠アルヴァ・アアルト設計のフランスで唯一現存する「世界一の豪邸」
井川充司さんが選んだ”世界一の豪邸”は「ルイ・カレ邸/メゾン・ルイ・カレ」(フランス)
パリから車で1時間ほどの郊外、バゾシュ=シュル=ギヨンヌに立つ「ルイ・カレ邸/メゾン・ルイ・カレ」。アルヴァ・アアルトの親しい友人であったフランスのアートコレクター、ルイ・カレの依頼を受けて設計され、1959年に完成しました。素材からテキスタイル、家具まで、住まいを構成するほとんどのものが特注でつくられており、実用性と自然素材に包まれた美しさとの共存が特徴的です。 ルイ・カレとアアルトの友情と互いの信頼、尊敬によって生まれたこの名建築は、フランスに現存する唯一のアアルトの住宅として知られています。
「ルイ・カレ邸は、建築家アアルト独自のデザイン哲学が見事に体現された豪邸だと思います。周辺環境との調和が際立ち、建物は自然と一体化するように配置されており、内部と外部がシームレスにつながることで四季の変化を感じながら、自然とのつながりを楽しむことができます。広々としたオープンスペースや共用スペースは、家族や友人との交流をこの建物の存在自体が促進する役割を果たしており、ここに集う人々のライフスタイルや趣味が反映された柔軟な空間を形成しているのです」