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【悪用厳禁! 】日本一怠惰なエンジニアが教える、生成AIでレポートを“限界まで”サボる方法

「ChatGPTにレポートを書かせれば、一瞬で終わるんじゃないの?」

2023年4月、当時大学4年生の私はそう考えていた。大学では毎週の課題が山積み…ではないけど、真面目にやったら週に20時間近くかかる。

ChatGPTに丸投げされたレポートを検知する方法が次々と見つかり、教授に怒られ、単位を失う。ニュースでは、そんな学生の話が連日報道されていた。周りの学生は「AIなんて使い物にならない」と考え、嫌々ながらも自力でレポートを書いていた。

「何か、妙案はないのか?」

そんな一筋の希望を求めて、私は数百時間かけて国内外のニュースや論文を読み漁った。文章を書くのも、宿題をするのも嫌い。なんとしてでもやりたくない。

毎日何十回もプロンプトを打ち込んだ。連日回数制限に遭い、解除されるとすぐに打ち込んだ。数ヶ月間、私はレポートをサボるための方法を考え続けた。

それは、帰宅後の自由を守るための、”聖戦”だった。


あれから1年半。私は大学を卒業し、エンジニアになり、国内外で講演をしたり著書を書いたりするようになりました。そんな体験談とオリジナルメソッド「Spirit Injection Method」を交えながら、“ラクして高品質”なアウトプットを実現する「正義のサボり」をお伝えします。

100日チャレンジは本になりました!

詳細なストーリーはこちら!


1. 「サボる」ことの本質:「サボる」ことは本当に悪いのか

まず前提として、「サボる」という言葉が持つ否定的な印象を、肯定的に捉え直してみましょう。

「サボる」=「ラクをする」「時間と労力を節約する」という考え方をするなら、いかに効率よくレポートを完成させるかは、学習や仕事においてとても重要なテーマと言えます。

しかし、ただ丸投げしてしまうだけでは、低品質かつバレやすいレポートになってしまうことは否めません。むしろ、手抜き感が伝わるアウトプットが返ってくることも多く、「いくらAIだからといってコレはちょっと……」と、利用を諦める人もいます。

大前提として、多くの人が作っているのは、ChatGPTに丸投げしたものをコピペしただけの低品質なレポート。それを見て教授や上司が小言を言いたくなるのは当たり前です。

実際、授業を持っている先生方に聞いてみると、明らかにChatGPTを使って作ったと分かるものが散見されると誰もが嘆いている。どう対応すればいいか、と。

そんな落とし穴を回避し、「サボり」ながらも高品質を担保するための方法・アプローチをまとめてみました。

2. 生成AIは“魔法の杖”ではない 〜 人間とLLMの協力関係

2023年4月、ChatGPTの登場を初めて見た時は衝撃的でした。コーディングからレポートの作成までなんでもやってくれます。
しかし、LLM(大規模言語モデル)は、あくまで人間の補助役であって、全自動で何かを完璧に作ってくれる魔法の杖ではありません。ここを誤解していると、ただのコピペ職人になり下がってしまい、質の低い成果物を量産してしまいます。

  1. 創造的作業の補助

    • アイデア出しや企画、革新的なアルゴリズムの開発は人間の役割

    • ChatGPTは、その実装や検証、文章整理を支援するツール

  2. 結果の検証

    • ChatGPTが出力した内容は、事実誤認や文章のねじれが含まれる可能性がある

    • そこで必ず人間の目で最終チェックを行うことが重要

ChatGPTはあなたのアシスタントまたは部下であり、成果物を制作し、それについて責任を持つのはあなたの役割です。

“ChatGPTはユーザーの能力以上のことはできない”

仮にChatGPTを用いて作った作品が無能なのであれば、あなたの指示や、それに基づいた検収が誤っているから。つまり、あなたは碌な指示も出せなければ成果物への責任も取れない「無能な上司」ということになります。

3. ChatGPTをサボりの道具にするために:よくあるアプローチ

ChatGPTを活用する際、代表的な方法として以下の4種類が挙げられます。

  1. 対話型・反復型アプローチ

    • ユーザーとLLMの“やりとり” を何度も繰り返す。少しずつ修正しながら完成度を上げる

    • ハルシネーション(ありえない情報が混入する問題)対策にも有効

  2. プリセット型アプローチ

    • 事前に用意した指示や設定を流し込んで、一気に生成させる

  3. テンプレート型アプローチ

    • あらかじめ作成した汎用的なテンプレートを使い、部分的な情報を埋め込む

  4. コンテキスト維持型アプローチ

    • 以前のやりとりをコンテキストとして活用して、複数のプロンプトをつなぎ合わせる

結論から言うと、「対話型・反復型アプローチ」 が最も有用でした。短いやりとりを積み重ねながら微調整することで、精度も高まり、最終的には自分が思い描く方向へアウトプットを導きやすくなります。

4. Spirit Injection Method 〜 自分のエッセンスをAIに“注入”する

ここで私が考案したオリジナルメソッド「Spirit Injection Method(スピリット・インジェクション・メソッド)」についてご紹介します。

これは一言で言えば、「自分のアイデアや思いをAIの出力に上手に組み込み、あたかも自分が書いたかのような自然さを生み出す」 方法です。

ステップ1. アイデアの整理

  • まずは自分の主張をたくさんメモする

    • 私は毎日思いついたことを日記に書いて、それをそのままコピペすることが多い。

  • 独自の視点、どんな切り口で話を展開したいのかを書き出す

ステップ2. ペルソナを構築

  • 想定読者のペルソナを作成する

    • 例えばこの文章の中心的な読者は、学生や若いエンジニアとなる。そのため、「どうサボるか」については重要。実際、そういった読者のために「サボり」を正当化する言い訳をたくさん記載した。

    • ただし、若手を指導する立場の方々も見ているので、若干控えめにしている。

  • 自分のペルソナも作成する

    • ここでペルソナを用意するのは、相手にとって都合の良いように自分を表現するため。

    • 例えば、私は著書やSNS、ブログなどでは「怠惰」「サボり」について誇らしく表現しているが、これを勤め先で行うと色々問題になる。

    • そのため、会社相手に最も都合の良い、「忠誠を誓った真面目で勤勉な企業戦士」みたいに見せるほうが良い。

ステップ3. プロンプト作成

  • 上記の要素(ゴール、キーポイント、ペルソナ)をプロンプトに盛り込む

  • ChatGPTに指示文と先ほどのメモを組み合わせてプロンプトとする

ステップ4. 出力の編集

  • 生成された文章を読んで、おかしな部分を修正する

  • 自分の口調やスタイルに合うように、言い回しを微調整する

    • ただし、この文章を作ろうとすると、大部分を修正することになるので、思ったように手を抜けない。

  • ChatGPTに修正点や感想などを聞いて微調整する

このプロセスを踏むことで、“自分の声” が文章に宿るようになります。結果として、ただコピペしただけではない、あくまでも自分の作品としてのレポート に仕上がるのです。

5. 私がレポートをサボりながら海外の学会にまで行けた理由

最初に述べたとおり、私は大学生の頃、ChatGPTを使って「なんとかしてサボる」ことを考えていました。授業のレポート程度であればなんとかなります。

しかし、成果になるような作品を作ろうとすると、「サボろうとしても、そこそこ手間がかかる」 という事実に気づきます。誰もがChatGPTを使っている。そんな中、周りよりも良い作品を作るには、周りよりも圧倒的に強力なテクニックと高度なスキルが必要です。

そのため、現実的には、以下の繰り返しを、納得のいく作品ができるまで永久に行い続けることになります。

「ChatGPTに投げる→結果を読む→使えそうな部分を編集し、足りない情報をさらに追加」

このプロセスを “対話型・反復型アプローチ” として真面目にやった結果、思った以上に品質の高いレポートやコードが出来上がり、それが教授の目に留まり、さらに海外の研究者の興味も引くことになりました。

はじめは“サボり”が動機だったとしても、結果的に 高品質なアウトプット を生み出すことができれば、それは 「正義のサボり」 と言っても過言ではないでしょう。

今の世の中、誰もがChatGPTを用いているので、生産性と品質を担保するには、手を抜くために命を捧げる以外にはないのです。

あなたが戦う相手は、生成AIではなく、生成AIを高度に使いこなす同業者です。

6. ChatGPTでレポートを“限界まで”サボるためのポイント

  1. プロンプトを洗練する

    • 曖昧な指示を出すと、曖昧な結果が返ってくる。

    • 何度もやりとりを繰り返しながら、指示の粒度を調整しましょう。

  2. ハルシネーションを見逃さない

    • ChatGPTは自信満々に嘘をつくように見えることがある。

    • 実際のデータや信頼できるソースを自分でチェックする必要がある。

  3. 出力結果をカスタマイズする

    • 完全に機械的な文章だと“浅い”印象になる。

    • 自分の視点やエピソードを適宜挿入し、オリジナリティを出しましょう。

  4. 最終確認は人間が行う

    • いくらAIといえども完璧ではない。

    • 校正や事実確認はしっかり行い、最終的なクオリティを保つべき。

7. おわりに

「サボる」ことに対して、後ろめたい気持ちを抱える必要はありません。むしろ、ChatGPTという強力なツールを使って効率を極限まで高めることで、短時間・低労力で高品質なレポートを作ることは十分可能です。

  • LLMは補助ツールにすぎない

  • 対話型・反復型アプローチが大事

  • “Spirit Injection Method”で自分の個性を注入

  • 最終チェックは怠らない

こうしたポイントを押さえることで、「日本一怠惰なエンジニア」 である私でも海外論文に認められるほどの成果を残せたのです。あなたもぜひ、「正義のサボり」 を実践してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたのレポートが、少しでもラクになり、かつそれで成果を残せることを願っています!

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コメント

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高橋英之
高橋英之

noteの筆耕にcopilotを使い始めたAIツールビギナーです。参考にさせていただきます。本も買いたいと思います。

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