2019/8/30 緊急家族会議①

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長女が長男を呼びだす。


私はとっさにそばのスマホのボイスメモを立ち上げた。

 

リビングに全員揃った。

 

長女「さっき、うちらがインスタ見た事、言ったからね。

それと、さっきパパが嘘ついた。」

 

長男「なんて?」

 

長女「浮気やめたのは、悪いことだと思ったからって。」

 

長男「は?違うだろ。お母さんにバレたからだろ。」

 

 

うなだれた旦那は、顔を上げることすらできない。

 

まあ当然えーえー

 

 

長女「ちょうどよかった。いろいろ聞きたいこともあったし、言いたいこともあったから。」

 

 

話す気マンマンの娘をを見て、やっと停止していた思考が復活したあせるあせる

 

 

私「ちょっと待って。その前に2人に話したいんだけどね、

インスタ見ちゃって、その・・・特に画像とか

やっぱり深く傷ついてると思うのね?

お母さんとしては、なんかもう、お父さんの不倫なんかどうでもいい、

2人とちゃんと話したいって、そう思うんだけど・・・。」

 

 

2人の負った傷とどう向き合うか。

そのことで頭がいっぱいで、正直旦那のことも、旦那の不倫も、どうでもいいやという気持ちになっていた。

 

 

長女「傷?あ、それは別に大丈夫。

画像なんてエアドロで飛んでくるのと大差ないし。

浮気って時点で、そういうものだろうなって思って見たし、別に見たからどうってことでもないし、ただDMで気になるところを聞きたいだけ。」

 

長男「長女から言われて、俺は自分で見たいと決めて見たから。

ネットでああいう画像拾って、顔貼り付けたやつとかふざけてリプしてくるヤツとかいるじゃん。

画像はどうでもいいんさ。

俺もDMの内容について聞きたい。」

 

 

さらに私の頭の中は混乱するうずまきうずまき

 

混乱した私は置き去りにされたまま、長女が口火を切る。

 

 

長女「パパさ、家族を捨てるって言ってたでしょ?

そんなこと、させないから。

パパが捨てるんじゃない、ママと私たちがパパを捨てるんだよ。」


長男「捨てるタイミング、お父さんに決める権利ないだろ?

決定権を持ってるのは、お母さんだから。」


長女「それが明日だろうと、パパが年取って死ぬ日だろうと、いつになるか決めるのはママだから。」


長男「自分に決定権があると思ってたこと、恥ずかしい?」



うなだれた旦那が、小さく頷く。

 


長女「家族を捨てるって、凄いよね?

動物だって、子どもが独り立ちするまで育てるのに、IQの高い人間が出来ないなんて。

しかも捨てるって、意思表示だけは立派。」


長男「どういう気持ちで言ったわけ?

俺たちは、そんだけ軽い存在ってこと?

それとも、俺たちより、その女の人がより大事だったってこと?」


旦那「ただ、カッコつけて、家族の中で自分は絶対的存在で、自分の一言でどうにでもできるって、自分を強く大きく見せたかった。

お父さんは、その人よりもかなり歳上だったから、若くない分、そういう強さみたいなものを見せたかった。」


長女「だっさ。

強く見せておいて、ママにバレたら速攻戻ってくるとか。

ちょっと本気でだっさ。」


長男「相手の女の人も、は?って感じだったろうな。」


長女「口先だけの人って気づけたんじゃない?」


長男「あ、口先だけで思い出したけど、実際離婚になったら、次男が何言おうと引きずってでも連れてくから。

お父さんの元に残したら、アイツまで捨てる感覚になるから。

だから、お父さんは次男が残るって思ってるかも知れないけど、連れてくから。」


長女「あと、まだ聞きたいことあるんだけど。」




突然の展開についていけない、私と次男。


次男はダンマリを続けるうちに、居眠りを始めた。


私はテレビでも観てるかのごとく

100%客観的立場に成り下がって、3人が会話する様子を見るしかできなかった。

 

 

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