この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

 唐辛子のチャイ  [独り言]

唐辛子1.jpg

「ええっ!? こんなものが 果たして美味いのかなぁ??」 と 眉をひそめつつも バンジージャンプの如き心境で挑み、結果、魂を奪われてしまふ飲食物が 稀にありやすね。
あっし・ぼんぼちにとっては、唐辛子のチャイが まさにそうでやした。

唐辛子のチャイ----
インド料理店でお馴染みのマサラチャイのスパイスの一つに 唐辛子の入ったものでやす。
十年程前に 中野のエスニック料理店にて初ジャンプして以来、体の芯から温まりたい時節には、自宅でもしばしば ジャンプの享楽に浸るようになりやした。

ミルクパンで、インド雑貨店の片隅に置いてあるような安っちい紅茶の葉に、シナモン クローブ ジンジャー カルダモン ペッパー スターアニス 等々、それと鷹の爪を加え、ひたひたの少量の湯で 約三分ほど煮出しやす。
ミルクを加え、---しっかりと甘いのがお好きなかたは、この段階で砂糖を入れても良いか と思いやすが、あっしは甘過ぎるのは苦手なので、カップに注いでから、きび砂糖か三温糖を加減しながら加えてやす---ふきこぼれないやうに再び少々煮、そして、茶漉しを通してカップに注ぎ入れやす。

日本人従来の感覚からすると、砂糖と唐辛子の共演は果たして成立するのだろうか? と 首を傾げてしまいたくなりやすが、ところがどっこい!! そのお味のほうを 詳らかに描写しやすと・・・・・・・
否、やめておきやしょう。
みなさんも早速、味わい馴染んだ味覚の台地の淵に、直立し 両腕を広げ、そして、その台地を大きく蹴り放ってみてくださいでやすっっっ!!!

唐辛子2.jpg


タグ:チャイ
ブックマークボタン
nice!(398)  コメント(39)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

 歩道橋  [俳句・川柳]


ほどうきょう.jpg


                    ハモニカを吹く如ひじを張りもたれ




ブックマークボタン
nice!(424)  コメント(30)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

 疎い・明るい  [独り言]

疎い明るい.jpg

よく、「私は○○は好きですが、疎いです」 とか 「この分野については明るいので 一通り話ができます」 というような言い方がなされます。
この、「疎い」「明るい」、みなさんは 御自身の中で どういった基準で以って振り分けておられるでしょうか?
私は、---あくまで 私個人は、ですが---以下の観点に基準をおいています。
----理論的理解の元に客観的判断ができているか否か。

例えば----
私はブルースが好きで 1960年代以前の様々なブルースを毎日自室で聴き愉しんでいますが、「私はブルースは好きですが 疎いです。 ブルースについての話など、私のような疎い者にはとても出来ません」 と言います。 決して、謙遜のつもりはありません。
音楽理論も歌唱や楽器の技法も録音技術も 何も学んだことがないので、理論的に正しく人に伝えることが出来ないからです。
無論、聴いてどう感ずるか というのは、自ずと湧き出でます。
「ロバートジョンソンの声質は 突き刺さるような感じがして あまり自分には聴き心地が良くない。 それより タンパレッドのそれの方が ほっこり和めて落ち着く」 などと。
けれど、「では、そのタンパレッドという人の歌唱技法はどのようなものですか?」 と聞かれたところで、私は うつむいて押し黙ってしまうしかないのです。

疎い明るい2.jpg

一方、芝居については、「明るいです。 一通り話が出来ます」 と、まっすぐ相手に向くことが出来ます。
---素人の趣味という範囲に過ぎませんが---一応、理論と実技の両面から学んだので、舞台や映画を鑑賞していて、主観的にどう感ずるか の他に、この役者さんはこういう方向性の演技で 技術的に特にこういうことを得意とされている、などが詳らかに解るからです。
プロに向けて書かれた演技論の専門書を読んでも---自分が出来る出来ないは別として---理解が出来ます。
例えば 誰かに、「映画○○で主演の○○さんは どういう芝居をされていましたか?」 などと質問された時に、「○○さんは、独白の時 口の奥の方で台詞を言わずに 感じ口先から15センチほど声を飛ばしたり、背を反らせるような立ち方をしたり、と 大きな舞台の出自であることが見える芝居をされていました」 と 答えることが出来ます。
主観的にどう感ずるか 好きか嫌いか とは別に、客観的視点から 理論的に明確に伝えることが出来ます。

「疎い」「明るい」 というのは、「好きの度合い」 や 「鑑賞した数や年月」 ではなく、他者との本質的なダイヤローグの成立・不成立によって決定されるものだと考えています。
あくまで 私は、ですが。
疎い明るい.jpg


ブックマークボタン
nice!(431)  コメント(32)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

 帰宅  [俳句・川柳]



                    一滴の シミに 白シャツ破り捨て


帰宅.jpg


ブックマークボタン
nice!(383)  コメント(62)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

 子守り女のブルース  [詩・詞]

                                      作詞・ぼんぼちぼちぼち
                                      作曲・未定
                                      編曲・未定
俺が飲んだくれていたら 女が赤ん坊をおぶってやってきた
俺が飲んだくれていたら 女が赤ん坊をおぶってやってきた
女はすっとんきょうな声を立てて 赤ん坊をあやし始めた
いったい どうしちまったんだい?

俺は 女があんまり滑稽だったもんで ヘドを吐いた
俺は 最悪な気分になって ヘドを吐いた
お前は 厚化粧の唄うたいじゃなかったのかい?
なんてこったい!

俺はねぐらに帰っちまったけど 気づいているのさ
俺はねぐらに帰っちまったけど 解っているのさ
お前は 俺に誉め讃えてほしかったんだと
町一番の働き者だ この調子だよ!と

だがな そうは問屋がおろさねぇ
だがな そうは問屋がおろさねぇ
お前 俺の前でだけは 厚化粧の唄うたいでいておくれよ
俺の酔いがさめっちまうぜ お願いだ!

ブルース詞.jpg


タグ:ブルース
ブックマークボタン
nice!(416)  コメント(40)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ブルースに疎いぼんぼちによるブルージーなモノローグ・Ⅱ  [音楽雑記]

ブルースが好きだけれど疎い あっし・ぼんぼち、無手勝流に 日本のブルースをカラオケでも愉しんでおりやすが、プロの先生に就いて---あくまで素人の趣味という範囲で---ボーカルレッスンを受けようと考えたことが無かった訳ではありやせん。

あれは、十年近くも前になりやすでやしょうか----
先生に就いてレッスンを受けたい という気持ちがつのりにつのっていたあっしは、知人の薦めで、とあるボーカル教室の門を コツコツと叩きやした。
「ボーカルレッスン教室○○(教室名)
すべてのジャンルをお教えいたします
趣味のかたから本格的にプロを目指すかたまで
カラオケコンテスト、プロ登竜門のオーディション輩出者多数」

ぶるーす2.jpg

----好きな曲を選べるなら やはり憂歌団とサウストゥサウスのものをテキストとして扱ってもらえたら嬉しいな! とか
あっしは ブルース好きとはいうものの ブルースについて何を知っている訳でもないので---ブルース史を書物とDVDで読み観しただけ---音楽理論も一から教わりたいな!! とか
ボーカルの発声法自体 学んだことが無いので---自分が知っているのは、芝居の発声法の内の二種類に過ぎない---歌唱のほうの腹式呼吸も身に付けたいし、ポップス辺りとは声の出し方が違うので、喉の使い方、口の開き方などなど、基礎からしっかり吸収したいな!!! とか
軽く握った拳からは、期待と学びたい心が 尻尾をつけたたくさんの音符のように溢れこぼれやした。

「こんにちは! お電話くださっていた ぼんぼちぼちぼちさんですね!」
とても感じのよい穏やかな笑みの六十歳くらいの男性が 迎えてくださいやした。
どうやら このかたが先生で、ここは先生お一人で営られている私塾のようでやす。
潤滑剤的な世間話をちょっと振られた後、歌唱は習ったことはあるか? 譜面は読めるか? と聞かれたので、歌をお習いするのはまるで初めてで、譜面は、子供の頃 ピアノとバイオリンを習っていたので 読めます、と答えやした。

そして先生は ますますの笑みで、「では・・・・」と まっすぐにこちらに向かれやした。
「では・・・・どんなジャンルの歌が歌いたいですか?」
あっしは、前のめりに 負けないくらいの笑みを返しやした。
「ブルースですっっっ!!!」
ぶるーす1.jpg

と----、先生のお顔から 瞬時に笑みが失せ、目がまんまるになりやした。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブルースって・・・・・・・何ですか?」
「???!!!」
「・・・まさか、淡谷のり子が歌いたいってわけでは・・・・・ないんでしょ?」
「・・・・・・・・・・・は・・・・・・・・・・・い・・・・・・・・・」
「歌手だと、誰ですか?」
「憂歌団とか サウストゥサウスとか・・・」
「ユウカ・・・サウ・・・・・・・・知りませんねぇ。 何という曲を歌っている人ですか?」
「『シカゴバウンド』とか『おそうじオバチャン』とか『むかでの錦三』とか(諸々挙げる)」
先生、譜面リストを探す。
「・・・・・すいません。 今 仰った曲、一つもありません」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうですか」
「それよりも、ポップス、どうですか?」
譜面リストを渡される。
------それ以前に、発声練習は???

この日と次の週は、ジュリーの「危険なふたり」などを 素人最大限の演技力を動員してノリノリで歌い了え、三週目は、とうに亡くなっている親に も一度死んでもらい とうに亡い実家に永く帰らねばならぬという脚本を用意し、「せっかくプロの先生にお習いできて光栄だったのですが、もう東京には戻れません。 とても残念です」 と、リアリズムのラジオドラマよろしく電話を入れたのは いうまでもありやせん。

こうして、あっしは このボーカル教室により、「ブルーな感情の何たるか」を 身を以って学ばせて頂いた次第でやす。
ぶるーす3.jpg

          ○次回は、ぼんぼち作詞による「子守り女のブルース」を公開しやす○
ブックマークボタン
nice!(389)  コメント(52)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

ブルースに疎いぼんぼちによるブルージーなモノローグ  [音楽雑記]

あっし・ぼんぼちにも 「これがダントツに好き!」といふ音楽ジャンルがありやす。
ブルースでやす。
-----といっても、音楽全般に疎いので、ブルースに関しても 「疎いなりに」といったところでやすが。

中学生時代、行きつけの古着屋でよく流れていて、次々と熟(な)れたTシャツや軍物をあてがいつつ「心地いいなぁ」と聴き入ってはいたものの、何といふジャンルの音楽なのか皆目解らず、それがブルースであると明確に認識できたのは、恥ずかしながら 三十代半ばになってからでやした。
それからは、様々な時代・様々な地域・様々な方向性のブルースを、購入したり レコードリストのあるお店でリクエストしたりしてやす。
----といっても、少しづつ少しづつ 牛歩・・・といふより蝸牛歩のペースでやすが。
そんな訳で、まだまだ知らないミュージシャンのほうが圧倒的に多い段階でやすが、今 あっしが 殊に好んで繰り返し浸っているのは 主に以下のものでやす。

起きぬけには・・・
ブルース2.jpg----といっても、低血圧のあっしは、10時か11時くらいに どんよ~りと煎餅布団から這い出すのでやすが----エルモアジェイムスやJ・B・レノアーなど、電気楽器+ノリノリのかん高い声を 「よしっ!今日もがむばるぞっ!!」と気つけにしやす。
----といっても、たいした仕事もしていないあっしに、さしたるがむばる事など ある筈もないのでやすが。

何も予定のない日は・・・
----といっても、こんな日が多ぅございやすが----昼、駅前まで カラオケを唄ひに出掛けやす。 一人ぽっちで。

憂歌団と上田正樹&有山淳司で フリードリンク3時間パック500円を 寸暇を惜しんで使いきりやす。
前奏や間奏中に次の曲を予約入力するのは云ふまでもありやせん。
何故 後奏になってからではないかといふと、ブルースは後奏があっけないほど短いものが多いからでやす。 まるで あっしの友人関係のように。
唄ふのは、ナニワブルースにかぎりやす。
----といっても、あっしが横文字が苦手なので 唄えない以前に字幕が読めない といふのが正直なところでやすが。

夕・・・
ブルース1.jpg帰路で求めたエビスビール&値引き惣菜のナイロン袋を置くや、流すのは ジョンリーフッカー、ライトニンホプキンスの辺りでやす。
電気楽器でありながらもどよ~んとした泥臭さにしゃがれ声も重なり、「よしっ! 今宵も飲むぞっ!!」と 気合いも入りやす。
----といっても、あっしはアルコール分解機能力が低いので せいぜい350の缶二本前後でやすが。

そして 深夜・・・
風呂上りのベッドの上での読書タイムには、ブラインドブレイク、ブラインドレモンジェファーソン、タンパレッドなど、ちりちりとノイズの混じる戦前のものが落ち着きやす。
1960年代以前であればどの時代のブルースもそれぞれに好きでやすが、特にどの時代が と問われれば、あっしは この戦前のものがブルースの中でも一番好きでやす。
----といっても、デジタル最先端のパソコンでCD再生しているのでやすが。
殊に、ここに挙げた三人の戦前ブルースマンは、一度でいいから、ジャズ喫茶にあるようないいスピーカーで レコード盤で 聴いてみたいものでやす。
----といっても、これらを流してくれる戦前ブルース喫茶など あっしの知るかぎり何処にもないのでやすが。

まぁ、あっしはこうして 好きとは云ふものの一生ブルースに疎いままの人生で終わると思いやすが、疎いなりにも これからも末永く 聴き愉しんでゆこうと考えておりやす。
----といっても、明日 車に轢かれて あの世に行ってしまふかも知れやせんが。

ブルース3.jpg

   ○次回は、「ブルースに疎いぼんぼちによるブルージーなモノローグⅡ」を公開しやす○
タグ:ブルース
ブックマークボタン
nice!(420)  コメント(44)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

 ペッパーミル  [俳句・川柳]

                  


                  濁音に 愛の台詞(ことば)も打ち消され


ペッパーミル.jpg



ブックマークボタン
nice!(450)  コメント(40)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

 役者・自由か不自由か  [映画・演劇雑記]

無名の役者さん達と話をすると、おおかたの人が 「舞台は自由だから好き。 映像は不自由だから嫌い」 と仰います。
「自由・不自由」とは一体何を指しているのかと問うと、判で押したように 「たんさん動きまわれるか否か」 という答えが返ってきます。
「だから 舞台はやりがいがあるのだ」
----と。
役者1.jpgしかし----
私は この決まり台詞を向けられる度に 幾つもの疑問符を押しこめた「」で 彼らの顔を覗きこまない訳にはゆきません。

確かに、細かな指示無しに役者自らの意思で舞台狭しと動けることは、自由の一つには違いありません。
けれど、何故 彼らは その点ばかりに価値を持つのか----?
何故、「既存の戯曲はテーマを変えようがないけれど、自分達で創作すれば、自分が常日頃から世の中に訴えたいと拳を硬くしている思想を発信できるから 創作モノが自由で好きだ」 とか、「文学的な科白劇は台詞を一字一句変えることは許されないけれど、即興性を重視した作品は 大きな流れから逸脱さえしなければ 語尾や感嘆詞など その時 湧き出でた感情のままに発することができるから、それが自由で好きだ」 と役者2.jpgか、「不条理演劇は様々な解釈が成立するから、それこそが自由というものだから好きだ」 といった声はあがらないのか??
役者の役割りは 物理的に動くことだけではない訳ですから、あらゆる視点からの 自由・不自由の意見があって然るべきだと思うのですが。

そんなに物理的に動くことに大きな拘りを持ち それ以外に執着がないのなら、どうして 役者を選択したのか? どうして 創作舞踏家にならなかったのか?
私は首を傾げてしまいます。

----デザインの基礎的勉強の一つに、「平面構成」というものがあります。
画面は何号で 色数は何色使用し 直線は可で曲線は不可・・・等々、その都度都度で幾つもの指定があり、指定を全て守りつつ 可能な限り高い完成度の作品を目指す勉強です。
役者の役割りというのは、理屈として これに近いことのように思います。
あらゆる指定の中で どれ程 その役者にしかできない良い仕事をするか----
つまり、不自由であるという前提を受け入れ、その中で どんな自由さを追求できるか----
役者であることに真正面から向き合ったらそういう答えが出るのではないか と 私は思います。

タグ:役者
ブックマークボタン
nice!(461)  コメント(46)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

 現実  [俳句・川柳]


お月さま.jpg


                    お月様 ずるりと落ちて 飯の上



ブックマークボタン
nice!(429)  コメント(70)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画