日本を訪れているイタリアのマッタレッラ大統領は6日、京都市内でNHKのインタビューに応じました。
このなかでウクライナ侵攻を続けるロシアをナチス・ドイツになぞらえて「武力によって、ほかの国に自分の意思を押しつけるという考えはナチス・ドイツがポーランドなどに行ったことで第2次世界大戦の悲劇を招いた。このような受け入れがたい前例が再発する危険性がある」と述べ、強く批判しました。
そのうえで「武器を持った強い国が自分の意思を押しつけることに成功すればほかの侵略を引き起こし、想像を絶する規模の戦争につながることは避けられない」と強調し、国際法に違反するロシアの侵攻を終わらせ、公正で永続的な平和を実現しなければ、危険な時代に突入すると強い懸念を示しました。
一方、停戦後にウクライナが求める平和維持部隊の派遣については「和平交渉はまだ始まっていない。今後の解決策について話すのは時期尚早だ」と述べて明言を避けました。
また、日本とイタリアの関係について「国際社会の重要な課題に対して、民主主義や法の支配、経済の自由市場など同じ意見を共有している」と述べ、今後も連携を深めていく重要性を強調しました。
伊大統領 ロの軍事侵攻「成功すればほかの侵略につながる」
日本を訪れているイタリアのマッタレッラ大統領がNHKのインタビューに応じ、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について「武器を持った強い国が自分の意思を押しつけることに成功すればほかの侵略につながる」と述べ、永続的な平和を実現できなければ危険な時代に突入すると強い懸念を示しました。
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