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【速報】エレベーター「かご」なく医師が転落？死亡した事故　保守管理会社を警察が捜索したことが判明03月06日 12:10

神戸市のビルのエレベーターで男性が転落死したとみられる事故を受け、警察がエレベーターの保守管理会社を業務上過失致死の疑いで、家宅捜索していたことが分かりました。

神戸・三宮のビルで先月27日、このビルに入るカラオケ店の従業員が、4階でエレベーターの扉が開いているものの、人が乗る「かご」が無いことに気付きました。

エレベーターの底では医師の田中翔さん（31）が倒れていて、死亡が確認されました。

警察によると、田中さんはエレベーターの4階部分から底まで転落したとみられ、死因は背中を強打したことにより、肺などから出血して呼吸困難になる、血気胸でした。

捜査関係者などによると、警察がエレベーターの保守管理を担う「三菱電機ビルソリューションズ」の兵庫支店に今月1日、業務上過失致死の疑いで家宅捜索に入っていたことが分かりました。

「三菱電機ビルソリューションズ」によるとエレベーターは、去年12月に現場で行った点検では異常なく、事故当日も遠隔で監視されていましたが、異常はなかったということです。

捜索では点検作業に関する書類などが押収されたということで、警察が事故の詳しい経緯を調べています。