被差別部落と特定する記事掲載めぐる裁判始まる 新潟地裁
ウェブサイト上に、被差別部落と特定する記事を掲載され、「差別されない権利」を侵害されたとして県内に住む男女3人などがサイトの運営者などに記事の削除や損害賠償を求めている裁判が新潟地方裁判所で始まり、原告側は「部落差別を助長する行為で許すことはできない」などと主張しました。
県内に住む男女3人と部落解放同盟新潟県連合会は、ウェブサイト上に被差別部落であることを特定し、住居や風景の写真などを載せた記事を掲載され、「差別されない権利」を侵害されたとして、サイトの運営者などに記事の削除やあわせて880万円の損害賠償を求めています。
5日、新潟地方裁判所始まった裁判で、原告の1人は「同級生に毎日、『お前は俺たちと違う人間だから』と、いじめられ、子ども心につらい日々を過ごした。なぜ私の写真や名前などもさらされなければならないのか。部落差別を助長し拡散する行為であり、絶対に許すことはできない」と訴えました。
一方、被告側は「記事は差別を助長するものではなく、歴史的事実の解明など公共性の高い調査報道だ。人権侵害や差別は存在しない」などと主張しました。