奥神楽坂日記(2025年1月)
2025年は大変な幕開けでした。
お正月は温暖な伊豆でのんびり過ごしていましたが、
旅行から帰ると母が骨折して実家で立ち往生しているのがわかり、そこから悲惨な事態に。ほとんどホラーのような希望のない状況でした。
病院に行ってみるものの、一時たらい回しにされて進退極まるかと思い、病院で切々と「じゃあ私たち家に帰るしかないんですか?あまりに非人道的です」などと訴えたりしてなんとか窮状を理解いただき、ようやく入院。手術してもらうことになり病院の方々のご尽力が本当にありがたかった。仕事初めをそれで明け暮れました。
🍄 岩波新書
そんななか、岩波新書「ビジネスと人権」を2月に発売するので、最終校正をやっていました。
母が入院する中、校正作業という信じられない極限状態の作業😢
でもようやく印刷所に放り込むことができました❣️2月20日発売です。
是非、お買い求めいただけると嬉しいです。
🍄 刑法性犯罪規定
そんな第一週から、法務大臣要請が入りました。滋賀の逆転無罪事件、検事による性暴力事件など、刑法性犯罪規定を改正したことを裁判官・検察官は理解しているの?と心配になる問題が相次いでいます.司法でもメディアでも性行為の同意に関する正しい理解がない。
ということで、1月10日には法務大臣に刑法性犯罪規定の適切な実施を求めて要請活動を行いました。まだまだ抜本的な対策が足りていません。
🍄 フジテレビ問題
1月に大展開を迎えたフジテレビ問題
取材も多くありましたし、信じがたいことだらけでしたので、ヤフーにもコメントや記事やら、発信してました。
望月記者のアークタイムにも。一部だけご紹介します。
そしてフジテレビ系テラスハウス出演を機に自死した木村花さんの遺族がフジテレビを訴えている裁判についてもずっと怒りを感じてきたフジテレビらの不誠実な対応、人権を軽視する姿勢について会見を開催、遺族の響子さんの強い思いが報道されています。
安田菜津紀さんがこの件でとても詳しい記事を書いてくださいました。
🍄 ハニーズ
クーデターから4年となるミャンマーで女性の労組活動家の組合活動を理由に日系企業が一億円以上の賠償を求める訴訟を彼女に対してミャンマー裁判所で提起している酷い事件があります。その日系企業は女性服のハニーズ。昨年12月にヒューマンライツ・ナウとして会見しました。組合弾圧による大量解雇もあったことを私たちは指摘しています。
いくつかの報道や取引先からの対応があったのだと思いますが、1月下旬、ハニーズの現地子会社はようやく訴訟を取り下げました。キャンペーンの成果です❣️みなさんありがとうございました😊
引き続き是正と救済を求めていきます。
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