メレンに到着した
その期間なんと、26日!
いやーほんと、遠かった。もう焼き魚には飽き飽きだよ。RPGによくあるアイテムBOXでも作るか?
理論上作れなくもないはずだ。
ラクスたちと分かれ、散策する。
景気がいいね、ここの治安は大分いいように感じる
痩せ細った子供がいない、流浪者も見かけない、いい統治をしている
挨拶でもしておくか?いや....やめよう他国の王子が自分の街にいるのは気が引けるか
屋台を回る。漁師の街らしく、やはり魚の屋台が多い
肉の屋台を見つけ、その品を購入する
「久しぶりの肉はうまいな」
「ええ、とても、ただ過剰な塩気がやはり気になりますね、あまり多くは体に響きます」
「うん、そうだね、次行こうか、店主ーそのミカンのジュース2個ちょうだい」
あいよ!」
散策を続ける
ふむ、飲料を飲みすぎたかな?
「スカーレット」
「はっ、いかが致しましたか?」
「いいかい?僕らは主従である以前に男と女だ。」
「ふふっ、ムラムラですね、わかります!このスカーレットにおまか
「ちっがうわい!」
僕をこんなに慌てさせられるのはスカーレットだけだよまったく
「トイレの時でさえ扉の前にいるのはこう、少し違うのではないか?」
「そうでしょうか?」
「そうなんだよ、いくら護衛とはいえね、僕も少し自由時間が欲しい訳だ。」
「これじゃ王城暮らしと変わらないよ。」
そう、船ならまぁ、狭いからわかる。
でも街でそれは僕が変に見られる。
そう、あそこの井戸端会議している奥さまがたの視線に耐えられないのだ
「わかりました。主を困らせる事はメイドの恥。ワタクシ、しばらく適当にその辺を回りますね、シクシク」
ひそひそヒソヒソ
......あれはわざとだな。
おおー視線が痛い。スカーレットの好意は分かるし。それに応えるつもりもある、ただ時期がなー
まぁいいや、とりあえず1か月ぶりの自由だーーー
「いまは、この時間を謳歌しよう。」
数時間が過ぎた。気ままに遊んだ
休息をとっているとあっという間に時間が経つね...
テントで星を眺めながら...楽しむのもいいかもしれない
「宿を取って参りました。」
ふむ、今日はできないらしい
「宿は街の中央、ホテル'グルメ'になります。」
......何だろうか、どこかで聞き覚えが......んー馴染み深い響き
「百年は続くとても有名なホテルだそうです。なんでも人間国宝と呼ばれた初代小松シェフが一品の料理で戦争を止めた事が伝説になり、彼の元で料理を学んだ弟子たちが今のホテルを運営しているそうです。」
「名物の'焼き野菜'がとても美味と話題です」
......考えてるジュスト様も可愛い
「戦争を止められる料理、ね、とても気になるよ」
「あ、そうだ、近くで服屋があったんだ、少し着替えようか」
「ーーっいらしゃい何か希望はあるかい?」
喋り方が豪快な少し呆けた店主に迎え入れられる
「食事用の衣服が欲しいね、適当なスーツと赤いドレスを貰えるかな?装飾細工は自分で選ぶよ」
十着のうち二着を手に取る
手渡し、試着室に入るスカーレット、カーテンが開かれる
「うん、やっぱり君には赤がほんとに似合うね」
「店主、これを貰おう」
「ホテルまでの案内頼んだよ?」
「ーーーーーはい」
ーーーーーーもう、耐えられません。ジュスト様は......きっと拒絶しないでしょう。どうかずるいワタクシをお許しください
ホテルにつき、そのデカさに見舞われた
「すっごく大きいね、驚いた」
昼間何で気が付かなかった?
「ふふ、では中に」
「予約したスカーレット様とジュスト様で御座いますね、お待ちしておりました」
テーブルに案内される。
突然だか、通路を歩けば人と出会うのは必然。そして、赤のドレスと白の正装、それはとても目立つものだ。
視線を感じ無意識にジュストは国家を象徴する第一王子としての姿勢になってしまう。
「お客様、当ホテルでは光栄ながら王族の方々もご賞味しにやって来る、ことがございます。せっかくのお食事です。普段を忘れ、思うがままに召し上がりください。」
「気を利かせたね、まったく、いいホテルだよ」
「恐縮です。」
テーブルに案内される。大きな網がある
「まるでBBQみたいだね」
種類豊富なら大きな野菜が皿に乗せられ部屋へ通される
「焼いてもらえるかな?初めてなんだ」
ホテルマンは頷く「かしこまりました」
「不思議だね、野菜なのにまるで肉みたいにジュワジュワと言ってるね」
「ええ、少し頭が混乱してしまいます。」
栄養が凄まじい、まるで細胞の一つ一つが喜んでいるようだ。
「とても、美味です。」
「そうだね、スタッフさん、これはどこの野菜なんだい?」
「お気に頂けたようで幸いです、ですが産地については秘密でございます。」
デメテルファミリアではない、と
驚いた、まさかこれが神の技なしで造られたと?
てっきりアルカナム《神の力》が関わってると思ったが......世の中不思議だね〜
「ところでホテルを別の大陸にもう何軒か建てるつもりは?」
「申し訳御座いません、私個人では判断がつきません」
「変な質問して悪かったね。忘れてくれて構わないよ」
ふーむ、利益にも興味がないと、これは本物だね
一見ただのホテルマンにも見えるけど、所々の作法が隠せてないだ、僕の目は誤魔化せないよ
(欲しい、でも今その手段がないんだよねー困った困った)
(まぁいいか、今は食事だ、あーうんまい、そろそろあれが気になってきたよ)
「戦争を止めた一品を頂けるかな?」
「かしこまりました。」
ホテルマンの顔が固くなる、なんだ?
「ん?」
「どうかなさいましたか?」
「いや、何だか体が....気のせいだったよ、何でもない」
料理が運ばれる、小さなお皿だ。
「これがそうなんだね?」
「はい、'センチュリースープ'にございます」
匂いが嗅覚に到達した瞬間、僕は気を失った。
ーーーーマスターの異常を感知、脳神経に接続。ーー意識の覚醒を確認。
有害な物質を検知できません。再検査。検知できません。再検査。検知できません。 マスターの健康状態異常なし。緊急動作を停止。
ーーーーーーはっ!?毒か!?飲毒で結構耐性がついたと思ったが、いや、違う、冷静になれ。
これは、美味すぎて気絶した?バカな
客観的に自分の状況を確認しろ。
静かに涙を流し、芸術染みた作法で完食した。
服、汚れなし、だ、大丈夫、威厳は保たれた。
あ、スカーレット!?
慌て、彼女を見る。スープゼロ、ヨダレあり、涙あり。あー色々ぐちゃぐちゃだ、うん仕方ないね
「おかわり、頂けるかな?」
「ーーーーっっっ!?か、かしこまりました!」
大丈夫だスカーレット、僕も一緒だ
「こちらをどうぞ、当店のカードです。」
「いいのかい?」
ホテルマンを演じた支配人が静かに頷く
無言で立ち去る。
深夜。
「......ジュスト様」
「なんだい?」
「ワタクシはもーーっ
口を塞ぐ、こんなに凹んだ彼女を見るのは多分生まれて初めて...かな?
「その先は僕から、ね」
夜は過ぎた。
早朝。
ふぅ、やってしまったものは仕方がないね、うん、仕方ない仕方ない
そしてわかった事がある。7時間ぶっとうしとか、どうなってるんだ?
明らかにおかしいだろ、栄養価が多いどころの騒ぎじゃないね
腕が絡んでくる
「ーーー」
うん、うん少し休ませてねー、はいこれ塩と砂糖が入ったお水だよー
一つ、わかった事がある、僕はスカーレットに勝てない
昼過ぎ
5番目の弟が痩せ過ぎだから後で野菜送ってあげよう。
にしても、まさか。転生者がこんなに居たとはねー
くるくると指先で昨晩貰ったカードを遊ぶ
「ログイン」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
王子様が転々サイトにログインした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
へぇ、自分で初期ネーム決められないんだ。これは随分大物だね
僕がここにくるのは予測済み?んーわからないね
君はどう思う、イシス?
ーーーーーーーー魔力チップ健康維持プログラム《イシス》起動。おはようございます。今日もマスターの身体に異常はございません。
ーーーーーーー続けて、質問を審査。。。。。
ーーーーーーー未来、現在、過去を観測、または、予知能力、または、ーーーまたはーーーまたはーーーまたはーーー。
数百の予測が飛び合う
ーーーーご満足頂けましたか?
長が善良な人みたいでよかったよ、ハハハ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
王子様.1
少し遅いけどおはよう、初めましてだね
長.2
初めまして、転々支援団体にようこそ。。。思うがままに行動してください。我々は一切行動の邪魔をしません。カードにはいろんな機能があります。買い物。連絡。保管庫。ご自由にお使いください。
なぜ今届くのか、という質問の答えは今が一番都合がよかったと答えます。
この文は必ず2番目に現れます。
これは自動文章です。質問は先輩方にお聞きください。
緑のヤサイジン.3
よろしく
禿げて言わないで.4
よろしく
魔砲少女.5
よろしくお願いします、します!
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以下数百の挨拶が交わされる
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転送までできるんだこのカードすご
カードで野菜を買って、郵便で王国に送った。
とても美味しい野菜だよ。みんなで食べて
ジュストより。と
ラクスがそろそろ帰るそうなのでついでにこの荷物の配達を頼む
「頼むよーー!」
「安心して任せろ!野郎ども!家に戻るぞ!出航!」
ラクスと別れを告げる。次会えるのはいつだろうね
時間は過ぎる物。色に溺れる生活と別れを告げ、オラリオへと向かう
数日後
「ここが、オラリオか」
「ジュスト、ワタクシの後ろに。」
「そこまでよ!
「またテメェらかよ、正義の眷属が!?