愛子さまと佳子さまがいつまでも宙ぶらりん…「悠仁さまの次の天皇候補」を増やせない大問題
■「単独残留案」だけ進めたがる野田氏 したがって、「単独残留案」には反対がないから通すが、「旧宮家養子案」は継続審議というのは想定外である。自民党などは佳子さまや愛子さまが皇室に残られることで女系天皇の芽が残ることを危惧しているが、両方がいがみ合っては先に進まないので、男系男子に拘る人たちも容認したのである。 ところが、立憲民主党は党として統一した意見がなく、野田佳彦代表のこだわりで、「単独残留案」だけ先行させ、「旧宮家養子案」を先送りにしたがっている。これは他党が呑める内容でなく、議論が進まない原因となっている。 その結果、いたるところで弊害が生まれている。「旧宮家養子案」についていえば、常識的には15歳から20歳過ぎあたりで養子縁組をすることが想定されており、当事者となる方々が宙に浮いてしまって迷惑がかかっている。 また、養子をとるのは妃殿下や女王さまでもいいのだが、皇位継承順位第3位の常陸宮さまが第一号を成立させたほうが説得力があり、89歳というご年齢を考えると急いだほうがいい。 ■佳子さまと愛子さまの人生選択を左右する 一方、「単独残留案」では、30歳の佳子さまや23歳の愛子さまにとって、皇室に残ることを人生の選択肢のひとつにしていいのかどうか不明なままだ。三笠宮家や高円宮家の女王さまたちについても同様である。 私は、男系男子という伝統的な皇位継承原則について、どうしても変えざるを得ないか、変更することに強い反対がない場合を除いては維持したほうがいいと考えているが、女系を完全否定しているのではない。 いまから、まだ18歳である悠仁さまに男子がいなかった場合の意見を集約するのは早すぎるし、そもそも、今世紀末ごろに問題になる話だ。現在の女性皇族ではなく、その子ども以降の世代の問題なのだから、両方の可能性を残しておけばいい。 そうした立場から、女系派の人の立場に立っても「旧宮家養子案」と「単独残留案」を両方、急ぎ通しておくことの意味を説明したい。