愛子さまと佳子さまがいつまでも宙ぶらりん…「悠仁さまの次の天皇候補」を増やせない大問題
■個性や聡明さが伝わる記者会見だった これは、上皇陛下と天皇陛下への配慮など微妙なバランスを前提に練られた言葉だろうから、間違わずに正確に言うしかないものだ。 高校生としての年齢相応の率直さで話せばいいというものでないし、皇位継承が予定されていない女性皇族たちと違って個人的意見を言うべきでなく、公務に携わっていく中で自分の意見を創り上げればよいことだ。 結婚についての質問には「まだ深く考えたことはありません」と答えられたが、そもそも18歳の男子高校生に普通、聞くべきものなのか。むしろ中学・高校は共学に通っておられたのだから、女子生徒たちとどんな交流があったのかを聞きたかったが、それも受験期間中にいうのは不適切だといわれたら仕方ない。 そのほかの質問には、なかなか個性的な回答があった。趣味は「野菜栽培や米作りで、収穫でき、おいしく家族で食べることができた時はうれしく感じる」とか、トンボを見て気が付いたら何時間もたっていたとか、父親と似て少し導火線が短いところがあるとか、お気持ちを垣間見るには十分だったと思う。 聡明さが申し分なく伝わる会見内容で、SNSでも好意的な意見が多く、これまでの秋篠宮家叩きは何だったのだろうと思う。 ■減っていく皇族数を増やす2つの賢策 おりしも、国会では、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」の付帯決議に基づいて設置された「皇位継承に関する有識者会議」(座長は清家篤・現日本赤十字社理事長)の報告書(2021年12月)を具体化するための話し合いが各党間で進められている。 この報告書では、深刻な公務の担い手不足に対処し、合わせて、悠仁さまに男子が生まれなかったときの皇位継承候補の確保もにらんで、①愛子さまや佳子さまが本人だけ結婚後も皇室に残れるようにする(「単独残留案」)、②皇族が旧宮家の子を養子にする(「旧宮家養子案」)などの提案をしている。 誤解している方がいるかもしれないが、与野党の賛成で成立した上記の法律の定めに従い、すでに正式の立皇嗣礼をすませた秋篠宮さまはもとより、悠仁さまが将来の天皇であることは変更すべきでないとしている。 そのうえで、悠仁さまに男子が得られないこともあるので、男系男子の伝統を尊重しつつ、女系派の人たちにも一定の配慮をし、ワンセットで局面の打開を図ろうとしたものだ。