新社名から消えた日産 ホンダ「対等などありえない」
連載 ホンダ・日産破談への道程①
新たな統合会社の社名はホンダコーポレーション――。
ホンダから持ち株会社の社名候補を提示された日産自動車幹部は驚いた。日産の文字は消えていた。
これではホンダによる買収と世間には映る。日産幹部は「ホンダ1社だけの名前を入れるなんてありえない」。憤慨したが、ホンダは意に介さなかった。「経営統合は対等ではない」
ホンダ主導の統合計画
「対等」を巡るボタンの掛け違いは2024年12月23日に開かれた...
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(更新)- 柳沢幸雄北鎌倉女子学園学園長・東京大学名誉教授分析・考察
技術の日産、同じように技術大国日本とよく言われる。しかし残念ながら両者とも決して右肩上がりではない。個々の技術は目に見えるので、その良し悪しの評価はし易いが、個々の技術を個別に最適化しても、必ずしも全体が最適化するわけではない。 技術以外の要素である消費者の需要選好、企業の統治機構、国際的規約、標準化など目に見える技術以外の要素、いわば文系的な思考を必要とする分野を含めた全体の最適化を図らなければ企業も、国家も生き残れない。 技術の分かる文系職、社会の仕組み、人々の嗜好に通暁した技術者の養成が必要である。大学前半は学生の特性に合わせたテーラーメイド型のリベラルアーツ教育が必要である。
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(更新) - 柯 隆東京財団政策研究所 主席研究員ひとこと解説
カルロス・ゴーンが罪に問われているが、ゴーンさん以降の日産はまったく元気がないのはなぜなのか。経営陣の無能さが日産をダメにしたのか。あれだけの技術を持っていて、日産を再建できないのは不思議である。技術があって人材もいて、なぜ車だけ売れないのか。ホンダに買収されるのは嫌ならば、現経営陣を全員、辞任して、より有能な経営者を迎え入れして再建を図るべきではないか。このままいくと、時間だけロスして結局、最後はどこかの会社に買収される運命であろう。
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(更新) - 小平龍四郎日本経済新聞社 編集委員/上級論説委員分析・考察
記者会見をネットで見ました。自動車産業に特段の知見を持たない私の感想は「ホンダも危機感が足りないのではないか」です。日産の経営状態の悪さばかり指摘されますが、ホンダの自動車ビジネスも世界的にみれば準大手の位置づけ。ホンダの名前だけを残す統合会社の社名や子会社化の新構想など、日産の反発がわかりきっている提案をするのはどういう狙いだったのでしょうか。 記事ではホンダの焦りが強調されていますが、最初から乗り気ではなかったのではないかと邪推もします。過去の栄光に支えられたプライドはホンダも同じ。海外異業種から非友好的な子会社化を提案されたら、どう反応するでしょうか。ホンダのPBRは約0・5倍です。 https://www.nikkei.com/nkd/company/?scode=7267
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ホンダと日産自動車が2024年12月23日、経営統合へ向けた協議入りを発表。持ち株会社を2026年8月に設立し、傘下に両社が入る予定でした。日産が基本合意書(MOU)を撤回する方針に変わり、日産が筆頭株主の三菱自動車の合流も取りやめに。ホンダと日産は25年2月13日、統合協議を打ち切ることを決めました。最新ニュースと解説をお伝えします。
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