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Conversation

昨年12月に高額療養費引き上げに関して大臣宛に要望書を提出した際は、メディア各社が全く関心をもってくれなくて、記者さんからは「もう決まっていることですよ?」「政府に逆らうんですか?」「社会保障のことわかってます?」などと言われ、NHKさんが何とか報道してくれるという寒い状況でした。 どうすればこの問題に関心をもってもらえるだろうと考え、まずは患者や家族の定性的なメッセージを伝えることだと思いアンケートを実施したところ、わずか3日間で3,000名を超える皆様から回答が寄せられました。回答は私の想像を超える切実な声に溢れ、涙が止まりませんでした。必ずこのメッセージをメディアと政治に伝えていこうと誓いました。 アンケート集計を国会冒頭に何とか間に合わせて、各党が代表質問やヒアリングで取り上げてくださいましたが、それでもメディアの関心は十分に高まりません。次は定量的にこの問題の大きさを示す段階が来たと考え、署名を集めました。署名は数と勢いで評価されてしまうので、もともと否定的ではあったのですが、12日間で13万筆を超える署名が集まり、週刊誌やワイドショーでも署名やこの問題が取り上げられるようになりました。 この間、患者団体の仲間たちと与野党の国会議員の皆さまを訪問し続けました。最初はなかなか聴いていただけませんでしたが、徐々にこの問題の深刻さに気づいてくださる議員や秘書さんが増えて、「◯◯議員に会ったら良いよ」などと紹介してくださることも増えて、与野党幹部の議員の方々にもこの問題をお伝え出来るようになっていきました。 この段階まで来ると、いよいよデータが必要になってきます。以前からお付き合いのある研究者の方々にお願いをして、あるいは新たにお声がけくださる研究者の方々も増えて、高額療養費引き上げに伴う影響がデータをもって示され始めました。それらのデータは、最初に集まった患者や家族の切実な声を裏付けるものでした。データをみて、医療者や学会の先生方も声をあげてくださるようになりました。 ここまで来るのに「首の皮一枚」「踏まれて折れては立ち上がる」の連続で、その日その日で走りながらやることを考えるような状態でしたが、患者団体の仲間や多くの皆さまの支えの中で何とかやってこれました。本日より新年度予算案の審議は、衆議院から参議院へと移りますが、引き続き皆さまのご理解とご支援を賜りたく、何卒よろしくお願いします。
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