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こうあるべきの外側に行こう。

芸人K様から「俺の話を聞いてくれよ」と連絡をもらった。俺たちの世界はコンプラが厳しくて、一般人は不倫しまくりなのに俺たちは横断歩道渡るだけでもビクビクしてる。芸人なんて無職と同じで、売れなきゃ地獄の日々が続くし、売れたところで不動産も借りれなきゃローンの審査もおりない。芸人なら面白いことやってよとか芸人なのに喋んないんだねとか、知らねえ奴からいきなり言われる。知らねえ社長に写真撮られて「めちゃめちゃ仲良しなんです」とかインスタにあげられる。別にいいんだけど、芸人に品行方正を求めないで欲しい。K様は、そのようなことを言った。

好きなことやって金もらえるなんて最高だねとか言われる世界があるが、楽じゃないのはどこも同じだ。サラリーマンにはサラリーマンの苦労があるし、芸人には芸人の、自営には自営の、主婦には主婦の苦労がある。K様は、家も金も仕事もない私に「芸人より芸人だよ。お前は誰にも媚びてない。俺たちは媚び媚びだからな」と言った。かく言うK様も昔はバリバリに尖っていた。テレビに出るようになり、子供も生まれたことで、尖るより生活を守ることが優位になった。「芸人が芸能人になっちまったよ」と、自嘲気味に笑った。

それでも芸人を続けるのは、やっぱり芸人が好きだからなんだろと言った。保険も保証も何にもない、危うい暮らしでもそれをやめられないのは、芸人にしか感じられない魅力があるからなんだろと言った。K様は「そうなんだよ」と言った。俺たちが会うのは年に一回とかその程度だけど、お前に会いたいと思うのはそれを確認したいからなんだよ。惚れちまったもんは仕方ないんだよな。売れるようになってからも、どうしようもなく不安になる時があるんだよ。一番いいのはいまで、あとはどんどん落ちるだけだって不安になって、子供が成人するまで大丈夫かなって思ったりするんだ。俺が俺に品行方正を求めるようになっちまって、いい子になっちまって、これじゃいけないなって思った時に、お前に会いたくなるんだよ。

気持ちはわかるけど、Kよ、そんなことは最初から分かり切ってたことじゃないか。芸人の道を選ぶってことは、人権を放棄する代わりに好きなことをやらせてくれって生きる道を選ぶことだろ。それがいまさら人権を求めるなよ。俺も人間なんだよって言いたくなる気持ちはわかるけど、違うんだよ。俺たちは、言い訳が一切通用しない修羅の道を選んだんだよ。罵倒されて、石を投げられて、血だらけになりながらもニッコリ笑うから、面白いんだろ。同情を求めたら終わりなんだよ。俺たちは、同情破りになるんだよ。こうあるべきの内側でうまいこと立ち回るスキルを見せるんじゃなくて、こうあるべきの外側を見せるんだよ。

結婚したからとか子供がいるからとか生活があるからとか、そんな普通のことを言うなよ。家庭を捨てろとか、子供を捨てろとは言わねえよ。その上で、どうやって面白く生きるかだろ。見せかけの生活に負けるなよ。曇り空の上にある、青い空を見たんだろ。冷えたアスファルトの下にある、燃えるマグマを感じたんだろ。そこだけ見てたらいいんだよ。学校で教えられることよりもずっと大事なことを、俺たちは俺たちが好きになったものから学んだんだろ。なんにもなくても笑えるんだぜってことを、この世の中はなんでもありなんだぜってことを体現している人たちの姿に、俺たちは胸をときめかせて、自分もこうなりたいって思ったんだろ。そこだけ見てたらいいんだよ。俺がお前に会えたのは、俺が俺で、お前がお前だったからだろ。頼むから、お前がお前であることをやめないでくれよな。こうあるべきの内側でうまいこと立ち回るスキルを磨くよりも、こうあるべきの外側に行こう。俺たちには、それができる。

坂爪さん

本当は一年後くらいにまた連絡しようかなぁと思ってました。

けれど、すみません!

この間のお話の続きで、どうしても一つだけ伝えたいことがあるので、こんなに直ぐにメールをしてしまうことにしました。



坂爪さんは、私の好きなことが「オペラ」や「レコード収集」だと知って、「渋い」とおっしゃいました。(多分……です!もしおっしゃっていなかったら…それでも伝えます。)

その「渋い」という言葉が強く心に残り、あれこれ考えてみました。



私はずっと自分のことを「特別」だと思ってきました。良い意味でも悪い意味でも。

同年代とは、なかなか話が合わなくて、いつも寂しくて困っていました。その一方で、私のことを「16歳で、オペラ聴くとかすごいね、大人だね」と褒めてもらえることもあって、少々というか、かなり悦に浸っていたことを暴露します。



ところがこの頃、自分のことを「特別」と全く思わなくなりました。

自分は、ごく「普通」の、ただの16歳だと思います。

自分の好きなことを、周りも自分自身も「難しいもの」と見過ぎていることに気づきました。これは何百年にもわたって、オペラやバレエなどの諸芸術を、意図的に「高尚」なものへと引き上げようとした歴史が強く関係していると思います。

が、本当は「難しいもの」なんてこの世にないのではないか!!

本当は「めっちゃ簡単」で、「最高に楽しい」ものだと思ってきました。



なぜなら、私のオペラやバレエの見方がそうだからです。

何も、専門的に細かく何かの資料と照らし合わせながら、分析しながら、まるで論文を書くようにこれら触れている訳ではありません。

オペラを聴けば、あぁ美しい〜楽しい〜最高〜!!!

バレエを見れば、あぁ美しい〜楽しい〜最高〜!!!



これだけです。

K-POPやアニメに陶酔している女子高生と何一つ変わらないです。ジャンルが違うだけです。



私だって、バレエやオペラでも、何だかよく分からないなぁと思った時は逃げます。

潔くノンレム睡眠に入らせていただいています笑。



だから人生、自分の「心」が「最高!楽しい!幸せだ!」と思うことだけ、フッ軽に素直にラク〜に、すればいいのだと思います。



世界って、まじでもっとめちゃくちゃ楽しくて、最高なんだわ!と坂爪さんと話して、

強く思いました。



めちゃくちゃ元気になって

心身共に調子が爆上がりしてます!!



だから、私と会ってくれて、

本当にありがとうございました!!!!

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おおまかな予定

3月6日(木)東京都中央区界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

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坂爪圭吾
バッチ来い人生!うおおおおお〜!

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こうあるべきの外側に行こう。|坂爪圭吾
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