煙幕・催涙弾爆発を生中継…修羅場となったセルビア議会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.05 08:20
セルビア議会議事堂で4日(現地時間)、煙幕弾と催涙弾が爆発した。
AP通信などによると、セルビアの野党議員らが同日、首都ベオグラードにある議事堂内部で煙幕弾と催涙弾を投げつけた。このため、少なくとも議員3人がけがし、このうち1人は重体に陥った。
アナ・ブルナビッチ議会議長は野党を「テロリスト集団」と非難した。そして、政権党のセルビア進歩党(SNS)所属のヤスミナ・オブラドヴィッチ議員が脳卒中で重体に陥ったと明らかにした。
セルビアのミロシュ・ブーチェビッチ首相は駅の屋根崩壊事故に対する責任を負って1月28日に辞任した。セルビア法によると、首相の辞任は議会の承認を得なければならず、30日以内に新政府を構成するか、早期総選挙を実施することが求められる。
野党は、首相が空席であるため、現政権が新しい法案を成立させる権限がないと主張し、議事進行を妨害した。彼らは口笛を吹きながら「セルビアが立ち上がった。政権は崩壊するだろう」というフレーズが書かれた横断幕を広げた。
一部の議員は議長席に向かって突進し、警備員らともみ合いになり、その後、誰かが煙幕弾と催涙弾を投げつけた。議会内部に黒とピンク色の煙が立ち上る姿はカメラを通じて生中継された。
同日、議会議事堂の外では数百人の市民が集まり、反政府デモを行った。今回の事件はセルビアで4カ月間続いている反腐敗デモによる政治的危機を反映したと、AP通信は伝えた。
昨年11月1日、セルビア第2の都市ノヴィ・サドの駅では、コンクリートでできた長さ35メートルの屋外屋根が突然崩れる事故が発生した。この事故で15人が死亡し、2人が手足を切断する重傷を負った。
1964年に建設されたこの鉄道駅は、2021年から2024年7月まで中国国営企業コンソーシアムが補修工事をしたが、再びオープンして4カ月も経たないうちに崩壊した。その後の世論は、ずさんな補修工事の原因として、政界の不正腐敗、職務怠慢、縁故主義を取り上げた。
セルビア政府は、国民の怒りと責任追及にも補修工事関連文書を公開しないなど、真実を隠ぺいしようとする姿勢を見せた。むしろデモ参加者を逮捕し、強硬な鎮圧に乗り出すと、大学生まで加わり4カ月間大規模なデモが続いている。
アレクサンダル・ヴチッチ大統領は、反腐敗デモに対して、「大学生が外国の情報機関から金を受け取って暴力で体制転覆を試みている」とし、早期総選挙の実施と辞任要求を拒否している。
セルビアは首相に権限のある議院内閣制だが、実権者はブチチ大統領だ。2014年に首相職に就き権力の座に上がった彼は2017年と2022年に大統領として連続当選し、権威主義的統治を続けている。
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