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もはや入植地か?中国の影響力が滲み出るアキバ、上野、道頓堀の変貌報道

こんにちは!ニュース連動型おじさんだっくでございます。

日本は移民が少ない国と言われていますが、実際にはその認識は必ずしも正確ではありません。

近年、日本における外国人人口は着実に増加しています。2023年6月末時点で、日本に在留する外国人の数は322万人を超え、過去最高を記録しました。

これは日本の総人口の約2.6%を占めており、2015年の1.5%から大きく増加。

さらに、日本は実質的に永住型の移民を多く受け入れています。在留資格別では、永住者が88万人で最も多く、特別永住者を含めると永住型の外国人は116万人に達し、在留外国人全体の3分の1以上を占めています。

日本政府は「移民」という言葉を使用することを避けていますが、実質的には多くの永住型外国人を受け入れているのが現状

また、OECDの資料によると、日本は労働移民の年間受入数が国際的に見ても多く、第5位にランクインしています。

在留外国人の中で中国人が目につきやすい理由は?

在留外国人の中で特に中国人が目立つ理由は、主にその在留人数の割合や地域的な集中、経済活動の活発化、文化的影響、そしてインバウンド観光の増加にあります。

単にそれだけでは無く、実際に多いのです。日本に在留する外国人の中で、中国人は最も多く、約82万人を超えています。これは全在留外国人の約25%を占めており、特に東京都や大阪府などの大都市圏に集中しています。

中国人は日本国内で経済活動を活発に行っており、特に飲食業や小売業などで多くの中国人経営の店舗が見られます。また、中国人は日本の文化や生活に多大な影響を与えています。

さらに、インバウンド観光の増加も、在留中国人の存在感を高める要因の一つです。

これらの要因が複合し、在留外国人の中で中国人が特に目立つ理由となっています。特に最近は日本が文化の発信地としていたような場所もジワジワと浸食し、もはや入植地なのでは無いかと思われるくらいのようです。

そして、その浸食の方法にも精密で不可逆的な同化を意図して中長期で行っているよう見受けられます。

秋葉原「オタクの聖地」に中国企業の波

秋葉原駅に降り立つと、かつての日本のアニメやゲームキャラクターに代わり、中国企業の広告が目に飛び込んできます。

ファンたちは、どこの誰が作ったでは無く、作品やキャラクタ自体を楽しんでいるので国産に拘る意義は持ち合わせていません。その勢いを買って中国企業が強力な押し込みをかけています。

もはやKAWAIIは日本の方が劣後しつつある

駅構内の大型ビジョンには、上海の新興ゲーム会社Yostarのキャラクターが躍動し、駅を出ても中国大手miHoYoの「原神」の広告が街を彩っています。

この変化は単なる広告の入れ替わりにとどまりません。

中国企業は豊富な資金力を背景に、日本人クリエイターや声優を起用し、日本のゲーム文化を徹底的に研究。その結果、日本のファンの心を掴む高品質なコンテンツを生み出すことに成功しています。

スマホゲームでは既に負けがこんでいる

ある日本人ゲームプランナーは、「中国のゲームは今、キャラクターのビジュアルも動作性もずば抜けている。正直、危機感を覚える」と語ります。

実際、2024年に日本で売れたスマートフォンゲームアプリの上位30タイトルのうち、11タイトルが中国企業の作品でした。

この現象は、単に中国企業の台頭を示すだけでなく、日本のゲーム産業の転換点を象徴している。

日本のゲームは海外進出を果たしつつあるが

長年、世界をリードしてきた日本のゲーム産業が、グローバル競争の中で新たな挑戦に直面していることを示唆しています。

確かに日本のゲームコンテンツは海外進出を積極的に進めている段階にあり、そのIPは決して海外製品には劣りません。むしろ、日本固有のゲーム性が一周回ってまた受け入れられつつあります。

政府の後押しやKADOKAWAなどメディア企業の積極的な展開により、漫画、アニメに続いて市場開拓の途上にあります。

実際、日本ではeスポーツはまだまだ普及しきれていませんが、海外では従来のメジャースポーツとなんら遜色ない存在となっています。スタープレイヤーは富裕層の一角をなしていますし、事業としても既に映画などよりはるかに大きいです。

ただ、足元で中国に負けているようでは先行きが不安です。

企業自体も中国傘下のフロント店舗に

ラオックスの変遷も興味深いです。

2009年に中国の蘇寧電器の傘下に入って以降、ラオックスは訪日外国人向けの免税店としての性格を強めました。

最大時には全国で45店舗を展開するまでに至りましたが、現在は新型コロナウイルスの影響で店舗数が大幅に減少しています。

ただ、この例のように中国資本が入り、見掛け日本企業のままのようで実質はフロント店舗に過ぎないという業態も増えています。

上野アメ横「伝統的な商店街」の中国化

上野のアメ横商店街も大きな変貌を遂げています。

魚屋は激減し、代わりに中国人経営の中華系飲食店や中国食材店に

かつては日本の年末の風物詩として知られた商店街だが、今では中国色が濃くなっている。アメ横商店街連合会の星野勲会長は、「『アメ横通り』に並ぶ飲食店の8割はもう、経営者が中国人じゃないか」と語っています。

伝統的な日本の魚屋は激減し、代わりに中国人経営の中華系飲食店や中国食材店が増加。

文化的景観の変容

日本人にはなじみの薄い中国料理店が軒を連ねる光景は、もはや珍しくありません。この変化は、単に店舗の入れ替わりだけでなく、地域の文化的景観の変容を意味しています。

アメ横の変化は、日本社会における多様性の増加と、それに伴う文化的融合の一例と言えるでしょう。一方で、日本の伝統的な商店街文化の衰退を懸念する声もあります。

いつの間にか中華街に

久しぶりに訪れたら横浜中華街と全く同じ物が上野に展開され、その合間にひっそりと旧来のアメ横の商店が生き残っているという未来も遠くないかも知れません。

大阪道頓堀「くいだおれの街」の新たな顔

大阪の象徴的な観光地、道頓堀も中国の影響を強く受けています。

街の活性化のエンジンという面もあるけれど

コロナ禍で一時は閑散としていましたが、現在は中国人観光客の増加により活気を取り戻しています。

道頓堀商店会の上山勝也会長は、「今では中国人観光客が増え、毎日がお祭り騒ぎだ」と語っています。

中国人にとっての「必訪の地」へ

実際、携帯電話の位置情報を用いた調査によると、道頓堀商店街周辺には1日当たり約1万3000人もの中国人が訪れており、全国で最も中国人が密集するエリアとなっています。

この数字は、道頓堀が単なる観光地から、中国人にとっての「必訪の地」へと変貌したということ。

さらに、道頓堀の東側や隣接する島之内地区では、中国人経営の店舗が急増。「大連の味」を売りにする店や、中国の伝統的な砂糖菓子「糖葫芦」を販売する店など、中国人向けの店舗が軒を連ねます。この地域は、まるで中国の一角のような雰囲気を醸し出しています。

地域のアイデンティティはどうなるか?

この変化は、インバウンド観光の成功例として捉えることもできなくはありません。

しかし、同時に地域のアイデンティティの変容をも意味しています。お祭り騒ぎなどと暢気に喜んでいる場合では無いような気がします。

西成区はシャッター街から中国カラオケ居酒屋街へ

大阪市西成区の飛田本通商店街では、かつてのシャッター街が「中国カラオケ居酒屋街」へと劇的に変貌を遂げています。

実際、シャッター街というよりは、やべえ奴が集うやべえ街、ぶっちゃけスラム街という位置づけだっただけにここが変わるというのは結構個人的にビックリです。

「中国カラオケ居酒屋街」の活況ぶりとその牽引者

現在、約170店舗ものカラオケ居酒屋が軒を連ね、夕暮れ時になるとネオンが輝き、活気に満ちた街へと変わっています。

この変化の仕掛け人は、地元で「ドン」の愛称で知られる中国人男性、林伝竜さん。林さんは空き店舗を買い上げ、中国人ママに貸し出すことで街を活性化させました。

「中国カラオケ店とはいえ、今ではそれが商店街の魅力になった」と、商店街振興組合の村井康夫理事長も評価しています。

目指す先は中華街化

林さんの次なる目標は、西成に横浜や神戸に負けない中華街を作ることだといいます。

これも道頓堀や他の地域と被りますが、そのままおいておくと中華街になり日本の旧来の店は遠からず退場を余儀なくされるでしょう。

日本社会の変容と課題

ここまで触れてきたようにこれらの変化は、日本社会が直面している大きな転換点を示しています。

在留中国人の増加、インバウンド観光の活性化、そして日本の少子高齢化による労働力不足など、様々な要因が複雑に絡み合って現在の状況を生み出しているのです。

一方で、この変化は日本社会に新たな課題をも突きつけています。文化的多様性の受容、地域のアイデンティティの保持、そして経済的利益と伝統的価値観のバランスなど、解決すべき問題は多岐にわたります。

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確かに活気は出るよねえ

正直なところ入植的な動きを容認しきってしまうのも、排外主義に偏ってしまうのも間違いだろうと僕は思います。しかし、「じゃ。どうすればいいんだよ?」に対する回答を持ち合わせません。

状況は待ったなしです。

僕が住む千葉県の田舎でも中国人や東南アジア系、果てはアフリカ系の人達を見掛けることはさほど珍しくなくなっています。彼らが永住型なのか出稼ぎ型の一時在留者なのかは判然としません。ただ、結構カジュアルな風体で出歩いているところを見ると前者なのかなと思います。

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入り口にこんなの出来ちゃったり

でも、普通に日本語でも英語でも無くお国言葉で仲間数人でつるんでいるのでちょっぴり怖い。偏見は良くないけれど、それでも夜間に鉢合わせると緊張感の高まりは抑えられません。

今後はどうなっていくのでしょう?不安の方が大きいのですが、ほんのちょっぴり期待を乗せて眺めています。

あなたはどう思いますか?

ではまた

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もはや入植地か?中国の影響力が滲み出るアキバ、上野、道頓堀の変貌報道|だっく@ニュース評論ホリック
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