エドワードがロキファミリアに入団してから3年の月日がたった。スキルも魔法も発現した。この3年間でエドワードはレベル3になった。順調に冒険者としての実力をつけていた頃であった。
1人の少女がロキファミリアに入団してきた。
「フィンそいつは?」
エドワードはフィンのそばにいた幼女?について尋ねた。
「新しい仲間さ」
フィンはあっけらかんに言った。
「そんなちびっ子がか?」
「私ちびっ子じゃない」
アイズは少しムッとしながら答えた。
「いやどう見てもちびっ子だろ」
「ちょうど良かったエドワードこの子に戦い方を教えてやってくれ僕たちじゃ剣の使い方を教えられないからね」
フィンが突然そんなことを言ってきた。
「ふざけんなよいつからこのファミリアは託児所になったんだ?」
エドワードはこの幼女が戦えるとは思わなかった。
「ははじゃあ頼んだよ」
「おいフィン!」
そう言ってフィンはどこかえ行ってしまった。その時エドワードはやるしかないと感じた。
「はぁ・・・君名前は?」
「・・・アイズ・ヴァレンシュタイン」
アイズは少しムッとなりながらも答えた。
「じゃあついてこい」
エドワードは仕方なく訓練を見ることにした。
「まずここで君の実力を見る。俺にどんな攻撃でもいい攻撃してみろ。」
エドワードはそう言って木刀を持ってアイズに開き直って言った。
「わかった・・はぁーーーー!!」
アイズはエドワードに対して攻撃を仕掛けた。
しかしそこはレベルが2つも離れている者同士アイズの全力の一撃を持ってしても当たることはなかった。
「バカが直線的すぎる!こんな攻撃目を瞑ってでも避けられる」
「!!なんで!」
「さっきも言ったろ動きが直線的すぎるからだ」
数分が経ったあとエドワードはアイズに言った。
「やめだ。君の実力はだいたいわかった」
「!まだ」
「いいやもうやめだ」
エドワードは強引に訓練を中断した。
「とりあえず明日から訓練を始める。今日は帰って休め」
「フィンに押し付けられたとはいえ手を抜くつもりは無い。そのつもりでいろ」
アイズは渋々といった様子だがエドワードの指示に従って部屋に戻った。
「・・わかった」
~早朝~
「来たな」
「うん」
「それじゃあ早速訓練を始める」
「うん」
「まず君の剣を矯正する」
エドワードはアイズに対してそういった。
「矯正?どうゆうこと?」
アイズはどうゆう意味かといわんばかりの顔を向けてきた。
「そうだ君の剣は誰に教わったか知らないが君のからだに合っていない。」
「だから矯正する。わかったか?」
「・・矯正したら強くなれる?」
エドワードに向かってアイズは質問した。
「今よりはな」
エドワードは答えた。
「じゃあお願いします」
アイズはぺこりとお辞儀してエドワードに頼んだ。
「それじゃあ早速だ君は剣を握る時に足を開きすぎ、もっと閉めて握れ」
エドワードは早速アイズの剣の問題点について言った。
「うん」
「よしその感じだ。1回僕に攻撃してみろ」
「うんわかった」
「!!さっきよりも攻撃しやすい」
アイズは驚嘆しながらエドワードの顔を見た。
「剣の構えがより自然になったんだ」
「感心してる場合じゃないぞ。直すべきところはまだまだたくさんある。」
エドワードはそう言ってアイズに再度構えをするように指示した。
「わかった。」
アイズはこのままエドワードに教えて貰えればもっと強くなれるはずだと思った。
このとき3首脳は影でこのやり取りをしっかりと見ていた。