県立保健医療大の2つのキャンパス 有識者「幕張に統合」意見が多数

県立保健医療大 有識者「幕張に統合」意見が多数

 千葉県立保健医療大学の在り方を調査、検討してきた有識者会議は3月4日、千葉県への報告書の素案を取りまとめました。
 会議では、2つあるキャンパスを「幕張キャンパスに統合した方が良い」という意見が多数を占めました。

 県立保健医療大学は、千葉市内に2つのキャンパスがあり、近年の保健医療を取り巻く環境の変化に対応できる人材の育成を目指そうと、県は有識者の意見を聞く検討会議を設置し、大学の機能強化に向けた調査、検討を進めてきました。

 会議では、県への報告書の素案が取りまとめられ、素案には、キャンパスは美浜区にある「幕張キャンパスに統合した方が良い」という意見が多数を占めたことが記されました。

 また、県内の保険医療職のリーダーの育成に向け、大学院を設置する必要性にも言及しているのに加え、現在、県になっている大学の運営主体を公立大学法人化した方が、意思決定が迅速になるなど、メリットが多いことも書かれています。

 この素案をもとに、検討会議の正式な報告書は2025年4月までに取りまとめられ、その報告書を踏まえて、県は10月ごろまでに学部の構成や立地場所、運営主体などの基本事項を決定し、公表する予定です。

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