『寺家くん、最近太った?』
人が傷つくことをエースはハッキリと言う
というか、嘘が付けないタイプなのだろう
「まあ、結構な」
それは自分でも分かっているので、まぁ俺の場合は傷つきもしない
『ダイエットせえへんの?』
「して欲しい?」
こう見えても、していることはしている
ただあまり成果はなかった
タバコを辞めてからというもの、口が寂しくてよく食べるようになった
そしたらこのザマだった
『寺家くんネットで昔は美しかったって言われてましたよ』
「今もの間違いやない?」
『まさか~』
やはりエースは馬鹿正直だ
『でも可愛いですよ』
「なんて?」
『今のぽっちゃりした寺家くん可愛いです』
「辞めてや、恥ずかしいわ」
顔を赤らめる俺に、エースは少し意地悪な顔をした
『寺家くんを抱いてると、柔らかくて好きです』
「おいっ!」
結局はそういうことかい
今度こそダイエットを成功させようと心に誓った