四則演算には計算の順序が決まっていますが、ちょっとした工夫で計算の順序を変えると、とても簡単に解けることがあります。
今回は、そんな問題に挑戦してみましょう。
問題
次の計算をしなさい。
(4/7)×3+(4/7)×4
掛け算と足し算、さらに分数の混じった計算です。
通常は掛け算から計算をしなければいけないのですが、分数もあるので少し手間のかかる計算になりそうです。
工夫をすることができないでしょうか。
解説
今回の問題の答えは「4」です。
途中の計算は次のようになります。
ここでは「分配法則」を用いて計算しています。
分配法則とは、次のような計算法則です。
<分配法則>
A×C−B×C =(A−B)×C
今回の問題は「(4/7)×3+(4/7)×4」と、「(4/7)×」の計算が二回出てきています。同じ掛け算を二回しているので、一回にまとめ、残った部分をカッコに入れます。
すると「(4/7)×(3+4)」となり、「(4/7)×」の計算が一回だけになりました。
分数の計算は、計算する回数が増えると、ミスをする可能性が高くなります。このようなときに、分配法則を利用することで、計算ミスの可能性を減らすことができます。
また、「掛け算を優先する」通常の計算順序で計算すると、次のようになります。
【別解】
(4/7)×3+(4/7)×4
=(12/7)+(16/7)
=28/7
=4
同じ計算結果になりました。
もちろんこれでも間違いではないですが、分配法則を利用した方が簡単に答えを求めることができますね。
まとめ
「分配法則」は、計算の工夫でよく利用されます。
うまく活用することで、簡単に、そして正確に計算ができるようになるので、ぜひ使いこなせるようになりましょう!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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