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医療従事者のコロナ陰謀論は、途上国、学士号以下の教育レベル、ソースをSNSに依存、米国の共和党支持者、うつ症状がリスク因子 医療従事者におけるCOVID-19関連陰謀論の有病率,性質,および決定要因に関するスコーピングレビュー Eur Psychiatry 2025 Mar.3 1.有病率の範囲 ✅医療従事者におけるCOVID-19関連陰謀論の有病率は0.89%から75.6%まで幅広く,平均は21.7%,中央値は14.4%であった. 2.地理的差異 ✅アラブ(ヨルダン,スーダン,サウジアラビア,クウェート,リビアなど)の多くの国々と,エチオピアやナイジェリアなどのアフリカの一部の国々では,医療従事者における陰謀論の有病率が比較的高かった. ✅欧州の医療従事者における陰謀論の有病率は,クロアチアとボスニアでの一研究(46.4%)を除き,10%未満であった. 3.陰謀論の種類 ✅「非合理的陰謀論」(マイクロチップ埋め込み説など)は,ナイジェリアの一研究(26.7%)を除き,医療従事者の間では比較的低い有病率(0.89%~5%)であった. ✅ 「合理的陰謀論」(COVID-19ワクチンが政治的支配のための生物兵器として使用されているという信念など)は,より広く信じられていた(6.6%~44.24%). 4.陰謀論の決定要因 ✅教育レベル:高等教育を受けた医療従事者(修士号・博士号取得者)は,学士号以下の教育レベルの医療従事者に比べて陰謀論を信じる可能性が低かった. ✅情報源:科学者,医師,科学雑誌からの情報に依存する医療従事者は,ソーシャルメディアなどの他の情報源に依存する医療従事者よりも陰謀論を信じる可能性が低かった. ✅政治的指向:米国の研究では,共和党寄りの医療従事者が最も高い陰謀論率を示し,民主党支持者が最も低かった. ✅心理的要因:現在うつ症状のある医療従事者は,陰謀論を信じる傾向がより高かった. 5.医療従事者の間での陰謀論対策 ✅プレバンキング ✅操作的説得術の暴露 ✅批判的思考の促進 ✅オープンマインドなアプローチ ✅社会規範の強調と創造 ✅ヘルスケアリーダーのロールモデル化