バー経営者死亡事件 公開手配の男2人を逮捕

 去年12月、大宮駅近くのバーで経営者の男性が暴行を受け死亡した事件で、19日公開手配した男2人が、警察署に出頭してきたため、県警は20日殺人の疑いで逮捕しました。

 逮捕されたのは、さいたま市見沼区の会社員 三田魅斗容疑者(24)と、さいたま市大宮区の飲食店経営 市川晃慈容疑者(23)です。

 県警によりますと、三田容疑者と市川容疑者の2人らは、19日までに殺人の疑いで逮捕・送検された住吉会傘下組織組長の生井雄樹容疑者(41)ら3人と共謀して去年12月24日、さいたま市大宮区のバーで経営者の常本正昭さん(当時55)に殺意を持って暴行を加え殺害した疑いが持たれています。

 2人は、20日正午すぎに、岩槻警察署に出頭してきたということで、出頭の理由を「ニュースを見て出頭した」と話しているということです。

 県警は、19日までに逮捕・送検した3人と今回逮捕の2人のあわせて5人が事件に関与したとみて動機などを調べています。

八潮市 近くに住む高齢女性 車にはねられ死亡

 20日午前11時半前、八潮市の陥没事故の現場近くの県道で、軽乗用車と歩行の事故があり、歩行者の高齢女性が死亡しました。

 20日午前11時半前、八潮市中央の県道で、八潮市鶴ヶ曽根の会社員 大場康博さん(50)が運転の軽乗用車と何らかの原因で歩道から倒れ込んできた八潮市大曽根の無職 森田アサ子さん(83)が衝突しました。

 この事故で、森田さんは、病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。

 警察は、男性に任意で話しを聞くとともに、詳しい事故原因を調べています。

さいたま市 埼玉物産観光フォーラム開催

 県内の観光と物産を活用することで、稼ぐ観光地域づくりを促進し、県全体の経営力向上を目指そうと、20日、さいたま市内で埼玉物産観光フォーラムが開かれました。

 フォーラムでは、県内の観光ビジネスを考える秩父市や川越市など4地域の法人組織が今年度から県物産観光協会が提供する県内の来訪者に関したデータをもとに、現在の活動内容や今後の活動方針などを報告しました。

 奥むさし飯能観光協会は、飯能市への来訪者を観光地ごとに分析し、観光地の充実化を図ると共に、来訪者の新規獲得と常連化を図るために、公共交通機関への宣伝などを実施する考えを示しました。

 また、台湾から埼玉県への観光客を増やすため県物産観光協会と台湾の旅行会社5社が今回、連携協定を結び今後、観光客のニーズにあった旅行商品の提供を進めると言うことです。

 協定式に出席した大野知事は、「台湾や台湾のみならず多くの皆様に埼玉にお越しいただいて楽しんでいただきたいと思います」と激励しました。

八潮道路陥没 大野知事 石破首相に支援要望

 八潮市で発生した道路の陥没事故を受け、大野知事は20日、石破総理大臣と面会し現場の復旧に向け財政と技術の両面で支援を求める要望書を手渡しました。

 総理大臣官邸で、石破総理大臣に面会した大野知事は「応急対策や抜本的な対策には、高度な技術と多額の費用がかかると見込まれる」と述べ、財政と技術の両面で国の支援を要望しました。

 また提出した要望書では、下水道の強じん化や、効率的で効果的なインフラの管理を実現するための技術開発の推進なども求めています。

 これに対し石破総理大臣は、事故の原因究明に早急に取り組むよう中野国土交通大臣に指示し、総務省に対しては財政支援を指示していると伝えました。

 そして「インフラを整備して50年ぐらいになる。こういうことがあちこちで起きたら、どうしようという心理的な不安は多くの国民が思っている。今回のケースを肝に銘じて対応したい」と述べました。

 面会を終えた大野知事は、記者団の取材に応じ「今回を不幸な事故で終わらせることなく、今後、インフラをどのように更新するのかというところまで踏み込んでほしい」と話しました。

県立高校入試倍率 全日制1.10倍

 県教育局は、20日県公立高校入試の最終の志願状況を発表しました。全日制の平均倍率は1.10倍で、前の年度を0.02ポイント下回っています。

 県教育局によりますと、全日制課程の募集人員3万5001人に対し、志願者数は3万8587人となりました。

 これによる全日制の平均倍率は1.10倍で、前の年度を0.02ポイント下回りました。

 普通科で倍率が最も高いのは、さいたま市立浦和高校の1.88倍で、次いで川口市立高校の1.68倍、さいたま市立浦和南高校の1.55倍となっています。

 県公立高校入試は2月26日に学力検査、27日に一部の学校で面接や実技テストを行い、3月6日に合格者が発表されます。

 テレ玉は、学力検査当日の2月26日午後6時半から「令和7年度埼玉県公立高校入試解答速報」を放送します。

全国植樹祭ラッピングカー披露

 ことし5月25日に、埼玉県で66年ぶりに開かれる全国植樹祭に向けて、埼玉県ホンダ会は植樹祭のシンボルマークをデザインしたラッピングカーを県に贈呈しました。

 20日披露されたラッピングカーには、コバトンとさいたまっちがデザインされた全国植樹祭のシンボルマークが配置されています。

 大野知事は「全国植樹祭の業務にあたる職員がこのラッピングカーに乗り、県内各地を訪問することで、全国植樹祭をPRして盛り上げていきたい」 と話しました。

 このあと、大野知事から埼玉県ホンダ会の田口忍会長に、県産のヒノキで作られた感謝状が贈られました。

 田口忍会長は「未来の子どもたちに地球を残していく植樹祭に賛同した。1人でも多くの人に見てもらい、植樹祭を知ってもらうことに貢献できれば」と話しています。

さいたまで住宅火災による死者4人 去年比倍増

 空気が乾燥した状態が続く中、ことしに入ってから20日までに、さいたま市内で発生した住宅火災は22件で4人が死亡しています。

 市によりますと、死者数は去年にくらべ倍増していて、火の取り扱いに注意を呼びかけています。

 さいたま市消防局予防課によりますと、住宅火災によって死亡した4人はいずれも65歳以上の高齢者でした。

 出火の原因は、ストーブやたばこによるものが多くなっています。

 市は、高齢者は火災を発見したら無理に消火せず、自分の命を最優先に考え、安全な場所に避難するよう呼びかけています。

 また、火災を防ぐために■寝たばこは絶対にしない■ストーブの周りに燃えやすいものは置かない■コンロを使用するときは、そばを離れない■コンセントはこまめに清掃し、必要のないプラグは抜いておくといった4つの習慣を徹底してほしいとしています。