オーストラリア連邦警察(AFP)が1月30日、公式Facebookを更新。
子どもがネットで性犯罪に巻き込まれないよう、保護者に向けた注意喚起の動画を投稿しました。その内容に注目が集まっています。
動画はこれまでに250万回以上再生されました👇
動画に出演するのは、AFPの職員たちです。
「いくつかの絵文字には、隠された意味があるのをご存知ですか?」と題した動画に、“安全”を意味する緑の旗と、“警告”を意味する赤い旗を上げる職員たちが映っています。
赤い旗が上がったのは、「コーン(🌽)」「タコ(🐙)」「スプーンの入ったボウル(🥣)」の3つです。
AFPは投稿文に、これらの絵文字はそれぞれ、「コーン=ポルノ動画」「タコ=(性的な意味で)抱擁」「ボウル=ヌード写真」をそれぞれ暗示すると説明。
「性犯罪者が、オンラインで子どもや若者を標的にする際、どのような絵文字や略語をよく使うのか知っておくことが重要」「絵文字や略語は、会話の文脈によっては別の意味を持つものもある」と、保護者に注意をうながしました。
動画には、さまざまな反応が寄せられています。
💬「有益な情報をありがとうございます。こんな意味があるとはまったく知りませんでした」
💬「まさか、タコやスプーンの入ったボウルに、こんな意味が隠されているとは……。こうした絵文字にまつわる意味をアップデートするのが、最近はとても大変なんですよね」
💬「こないだ、うちの子ども(11歳)がグルーミング(=性的な行為を目的に、子どもを手なづけること)をされていると知り、絵文字の意味を勉強しているところです。でも、ボウルの絵文字は初めて知りました。とても役に立ちました」
💬「親指マークの“いいね”ボタンを押したいけど、もはや意味さえわからなくなる」
AFPは同日、ニュースリリースを発表。ほかにも“気をつけるべき絵文字”を紹介しています。
「汗(💦)」にも性的な含みがあり、「チーズピザ(🍕)」は、頭文字の“CP”をとって「Child Porn(児童ポルノ)」を指す絵文字だと紹介しました。
その他にも、「GNOC(=「カメラの前で脱いで」の略)」「LMIRL(=「リアルで会おう」の略)」など、英語の頭文字で隠語を示す場合もあると、注意喚起しています。

AFPで人身取引の犯罪を統括するヘレン・シュナイダー氏は保護者に対し、こう訴えました。
「絵文字や略語は、オーストラリアの子どもや若者がオンライン上のやり取りでコミュニケーションでよく使うものです」
「通常は無害で楽しいもののはずですが、なかには些細なことのように見えて、憂慮すべき二重の意味を持つ絵文字もあります」
「強調したいのは、ほとんどの場合、心配する必要はないということです」
「それでも、オンライン上での安全について、子どもとオープンに会話しましょう。危険な意味を持つ可能性がある絵文字や略語を子どもが使うのを、避けることができます」