Save uBlock Origin: How to Bypass Google’s Chrome Update and Extend Support
2024/08/16 SecurityOnline — Google Chrome エクステンション・ページにおいて、廃止が間近に迫った Manifest v2 ベースのエクステンションを自動的に検出し、ユーザーに警告する機能がサポートされた。現時点において、それらの古いエクステンションは完全には無効化されていないが、Google の方針は、それらを近々に無効化し、起動できないようにするというものだ。1つの事例として、人気の広告ブロック拡張機能である uBlock Origin も、Manifest v2 に基づいて開発されている。 広告ブロック機能に v3 が課す制限のため、その開発チームは v3 に基づき、uBlock Origin Lite と呼ばれる新しいバージョンを作成した。
uBlock Origin と uBlock Lite は別のエクステンションであるため、Google Chromeが uBlock Origin を無効化しても、自動的に uBlock Origin Lite にアップグレードされないことに注意が必要である。
しかし、Google はエンタープライズ・ユーザーに対して、無効化期間の延長を提供している。したがって、このエンタープライズ・ポリシーを使用することで、Manifest v2 エクステンション寿命を、最大で1年は延長させることが可能である。
ただし、uBlock Origin などの Manifest v2 ベース・エクステンションに大きく依存している場合には、Mozilla Firefox に乗り換える方が良いかもしれない。
Chrome で v2 エクステンションを延命する方法は、以下の通りである:
- Windows 10/11 の検索ボックスに、”Registry Editor” と入力して開く。
- “Registry Editor” 内で、”HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\” へ移動する。
- “Policies” を右クリックして、新しいキーを作成し、 名前を “”Google” とする。
- “Google” を右クリックして、新しいキーを作成し、名前を “Chrome” とする。
- “Chrome” を右クリックして、”New DWORD (32-bit) Value” を選択し、”ExtensionManifestV2Availability”と名付ける。
- “ExtensionManifestV2Availability” をダブルクリックし、値を “2” に変更して、保存する。
- Chrome で “chrome://policy/” を開き、”Reload Policies”をクリックする。その結果として、ポリシー名にオプションが表示される。
この変更は、エンタープライズ・ポリシーを通じて行われる。したがって、変更後の Chrome ブラウザのメニューには、”Your browser is managed by your organization” と表示される。
それが気になる場合には、上記のレジストリ・パスに戻って “ExtensionManifestV2Availability” を削除し、Chrome を再起動する。ただし、それにより、v2 エクステンションのライフサイクル延長もできなくなある。
原文のタイトルでは uBlock の名前が推されていましたが、記事の内容としては、Manifest v2 を延命させるためのテクニックの紹介という感じですね。Cookie の問題と並んで、この問題も、Google を悩ませるものまのでしょう。よろしければ、Manifest + Chrome で検索も、ご利用ください。
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