書籍『これまでの仕事 これからの仕事』を読んで
これから
Admin
2023/07/14 08:20:28
働きながら生きていくなかで、何を念頭に置き、何を大事にして進むべきか、いくつになっても思い悩みむ私は、片っ端から本を読んであれこれ試してみるタイプです。
話題になっていた『これまでの仕事 これからの仕事』(市谷聡啓 2023/6/30 技術評論社)を読みました。フレームワークやストラテジーの詳細については、ぜひ実際にご自身で読んで、理解いただくのがいいと思いますので、個人的に共感したところ、感銘を受けたところ(主にはじめと終わりの部分)を引用しつつご紹介します。なので超個人的な感想です。
(もし内容の紹介が不適切でしたら削除しますので、コメント等でお知らせいだだけますと幸いです)

みきひこ@Salesforce×営業戦略さんに「アドミンは完全オーダーメイド思考がデフォルトだと思います!」とリプライをいただいて、「ですよね!」と嬉しくなった思ひ出。
仕事ではなくても「皆それぞれ事情がある」なかで今がある、ということを忘れないようにしたいです。
私も若かったころは「え?今まで何してきたの?」と事情を確かめもせずにすぐ顔に出してしまっていたのですが、自分が問われる側になって「いやいや、だからさ、こういう経緯があってさ……」とあのときの先輩に謝りたい気持ちもあったり。物事にも人間にも経緯かあって事情がある。まずはそこを理解するようにします。
仕事に行き詰まっている方もそうでない方にとっても、これからの仕事に対して希望を貰える本だと思います。具体的にどう進めていくべきかもちゃんと書かれていますので、まだのかたはぜひ読んでみてください。
あと、他にもおすすめの本があれば教えてください!よろしくお願いします。
おすすめの本:『頭がよくなる「図解思考の技術」』は仕事のお供
エッセー:やりたいことをやるために。基本を理解しながら、どれだけ逸脱できるのか。
ポモドーロタイマーで集中モードに持っていく
コミュニケーションコストのかかる人
話題になっていた『これまでの仕事 これからの仕事』(市谷聡啓 2023/6/30 技術評論社)を読みました。フレームワークやストラテジーの詳細については、ぜひ実際にご自身で読んで、理解いただくのがいいと思いますので、個人的に共感したところ、感銘を受けたところ(主にはじめと終わりの部分)を引用しつつご紹介します。なので超個人的な感想です。
(もし内容の紹介が不適切でしたら削除しますので、コメント等でお知らせいだだけますと幸いです)
目標について
社会の多様な状況や変わりゆく価値観、期待に答えるには、組織にあるこれまでの知見だけでは通用しなくなっている。社会や顧客に向けて新たな価値を生み出すには、どんな組織でも、誰もが「探索」をしなければならない。何が価値となりうるのか、それに対して自分たちがどうすれば応えていけるのか、わかりやすく正解が用意されていない以上、自分たちで探しに行く必要がある。以前、Twitterでアドミニストレータの仕事について呟きましたが、お仕事って概して運命のように決まった答えがあるのではなく、探索し作り上げていくものだよね、と共感しながら読みまして。
(p.25)
みきひこ@Salesforce×営業戦略さんに「アドミンは完全オーダーメイド思考がデフォルトだと思います!」とリプライをいただいて、「ですよね!」と嬉しくなった思ひ出。
目的があいまいになってしまうのは、目指すこと自体がまだ定かではない段階なのだと言える。ただし、注意したいのは、直面している状況が「(不確実性が高く)考えてもわからないのか」、それとも「考えていないためにわからないのか」では大きな開きがあるということだ。「不確実性の高い営みなので、目的の言語化も柔らかく、ゆえに目標など定めることができない」と、その状況を安易によしとしてしまうのは危ない。いつまで経っても、探索が次につながらず、やはり時間の消費にしかならない。最初の一文に尽きるのですが、私の場合、目標を思い描けないのは情報と意思が足りないからだと思っていて、確かに前代未聞というか未知のものだったり要因が複数で複雑だとなかなか目標を立てるのも大変だと想像しますが、「こういう方向に持っていきたい」をしっかり考えられたら、パズルのピースがはまっていくように見えてくるものがあるよなぁ、と。
目標の帳尻合わせをするのではなく、また目的を不用意にあいまいなままにするのでもなく。では、目的や目標にどのように向き合っていけばいいだろうか。
(p.27)
一度立ち止まって、自分たちの「芯」がどこにあるのかを捉え直す必要がある。「芯」とは、目的とその実現のための手段や方針、そして具体的なアウトプットや活動で構成される「共通理解」のことだ。と思っていたら、「芯」の話が出てきまして、新しく何かを始めるにあたって、芯がなければ遅々としてプロジェクトは進まず、MTGを重ねても「とりあえず今はこれが流行ってるらしいよ」という陳腐な理由で物事が決定していったことがあって、苦いメモリーが呼び起されました。
それは「何のために自分たちのチームや組織が存在しているか?」に対する回答にあたる。たとえば、新たな顧客体験を提供するためにデジタルサービスを生み出していきう、そのためにアジャイルを中心に据えたプロダクトづくりを手がけていく、といった具合に、チームや組織のだれもが迷いなく受け止められて、「自分が何をなすべきか」が自明になるようなことだ。
「芯」とは、仕事を進めていくうえでの中核、あるいは前提となる存在だと言える。ぱっと思いつくような薄っぺらい「目的」にならないように、自分たち自身を根本から見つめ直そう。
(p.28-29)
こうした本質的な問いに答えることなくして、ただ決められたアウトプットをタスクとしてこなしていっても、成果とは無関係に近い。やってる感は出るが、本当に手がけるサービスや商品が価値あるものなのかわからないまま、ただ時を費やすことになる。「やってる感」で消費されていくものって、工数や予算だけではなくて、その人のモチベーションやキャリアも消費されていくと私は思っていて、そりゃ何が成功するなんて誰にもわかりませんけれど、どうせやるなら「やってる感」のためにではなく、「価値を生み出す」仕事をしたいものですよね。
期日どおりサービスや商品は作れるかもしれない。でも、そこから待っているのは長く、険しい時間だ。「どういう用途で利用するのか?」あるいは「だれに、どうやって売るのか?」、そんなことさえ、ろくに考えられていないサービスや商品を抱えて、途方にくれる日々を続けることになる。答えるべき「問い」が不在のまま進めてきたしわ寄せは、それをいざだれかに届けようとした時に思うように届けられず、きっちりとあらわになってくる。
(p.48)
「問い」へ
なぜ、失敗を活かすことができないのだろう。定型的なタスクを繰り返すルーチンワークであれば、次も同じような失敗をしないための「改善」はむしろ必要不可欠と言える。実際、この手の活動をおこなえている組織は少なくない。「あぁ~、確かに!」と膝を打ったのですが、「失敗」をきちんと振り返って次に活かせている組織ってそれほど多くないのではないでしょうか。関わらせていただいた方で、「前はこうなって失敗してしまったので、今回はこうしたいんです」って失敗を経験された方がはっきりと仰って再度取り組まれ、2回目は成功に導いていった、という例があって、「失敗」の判を押して終わりではなく、その経験を貴重なものとして次も任せられるか、組織としては難しい判断かもしれませんが、得難い経験を次に活かす仕組みをいま一度検討してみてもいいかもしれません。
でも、新たなサービスや商品を企画し開発するような場合には、「失敗の活かし先」を見失ってしまうことが多い。「失敗」という判が、企画にだけでなく、担当した人にも押されてしまう。失敗を経験した当事者たちがその経験を活かし、別のテーマに改めて携わるということが極めて少ない。そもそも組織内で新規の取り組み自体が限られるため、そう何度も同じ人に機会を回すこと自体が少ない。次の企画は経験者を増やす狙いも込めて、ほかの人員で新たな方法を講じて取り組もうという判断はよくあることだ。
そうなると、失敗から得られた知見は属人的な教訓として当事者には刻まれ、それで終わってしまう。なぜか、難易度が高い新規の取り組みにはいつも経験が乏しい人員で挑もうとする、不思議な光景が組織の中では繰り広げられてしまう。
(p.54)
チーム
ほかの部署やチームの塩対応から相手を否定するのではなく、相手の言葉や反応から「何に基づいて動いているのか」に目を向けよう。「効率への最適化」の下、すべての部署・チームが何らかの「せざるをえない」を背負っている。部署、チームとしての成果を評価してもらうために、社内の規定や部門ルールに基づいて行動しているのであって、そこには本来嫌悪や悪意があるわけではない。これはちょっと自分としても身につまされますし、周囲にも理解してほしかったという経験もあり、組織で働く人であれば、他の集団といかに協力していくか、課題を感じられた経験がありませんか?
(p.176)
仕事ではなくても「皆それぞれ事情がある」なかで今がある、ということを忘れないようにしたいです。
まずは相手の From(どこから来て今に至るのか)を知り、そのうえで互いが背負える To (ありたい状況、望ましい成果)を見出そう。こちらが考える To だけを相手にぶつけても、きっと響かない。必ず、Fromと Toを踏まえて、その間にあるギャップをつかみに行こう。本当に頷くしかありません。
(p.177)
「チーム」がより機能していくためには、そして「チーム」の外のほかの組織とうまく嚙み合っていくためには、欠かせないマインドがある。それが互いへの「リスペクト」だ。相手の仕事を小さく、軽く扱っているうちは、まず相容れることはできない。相手との関係性を排他で最小限にするのではなく、相手の仕事ひいてはその背景にある考えや思いに気を配り、尊重する。市谷さんのやさしい語りかけに涙が出そうですが、まずは相手を「リスペクト」し「理解」することですよね。尊重されないと感じたままでいいお仕事するって、それもプロフェッショナルかもしれませんが、できるだけいいマインドでいいお仕事をしたいです。「いい人間関係ってのは時として 120%の結果をもたらすこともあるんだ」というようなことが、お仕事漫画『Good Job 7巻』(かたおかみさお 2007/3/13 講談社)でも書かれていましてね。仲良くしなくてはいけないとか、媚びへつらとかの余剰な関係性ではなく、ただ共に仕事に取り組む相手として、相手の存在を、相手の仕事を尊重することです。
こちらの状況や考え、想いを無視して、「これは必要なことだから」と正論のボール(タスクや依頼事項)だけを投げつけてくるような相手、願い下げだよね。欲しいのは一方的な「正論」ではなく、互いの「理解」だ。
相手には相手の目的があり、それを果たすための優先順位がある。仕事を進めたく働きかけているこちら側の取り組みを妨害したいわけでも、敵対したいわけでもない。仕事には「これまでの流れ」だってある。やり方や優先順位を変えたくても変えられない事情が存在することもある。そうした相手にある「今ここにまで至った道のり」(背景)を理解する。何もすべてを受け入れられなくてもいい。ただ「理解」することが要だ。
(p.198-199)
私も若かったころは「え?今まで何してきたの?」と事情を確かめもせずにすぐ顔に出してしまっていたのですが、自分が問われる側になって「いやいや、だからさ、こういう経緯があってさ……」とあのときの先輩に謝りたい気持ちもあったり。物事にも人間にも経緯かあって事情がある。まずはそこを理解するようにします。
さいごに
「これは!」というところを全部引用していたらとてつもなく長くなってしまったので、削りに削りましたが、それでも長くなってしまいました。仕事に行き詰まっている方もそうでない方にとっても、これからの仕事に対して希望を貰える本だと思います。具体的にどう進めていくべきかもちゃんと書かれていますので、まだのかたはぜひ読んでみてください。
あと、他にもおすすめの本があれば教えてください!よろしくお願いします。
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おすすめの本:『具体と抽象』で思考を整えるおすすめの本:『頭がよくなる「図解思考の技術」』は仕事のお供
エッセー:やりたいことをやるために。基本を理解しながら、どれだけ逸脱できるのか。
ポモドーロタイマーで集中モードに持っていく
コミュニケーションコストのかかる人
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