「引き算」は小学校の低学年で学習するため、多くの方が計算方法を知っているはずです。
しかし、桁が大きくなったり、繰り下がりがあったりすると、計算が面倒だと感じることはないですか。
この記事では、繰り下がりのある引き算を簡単にするテクニックを紹介します。やり方は簡単なので、ぜひ練習してみてください。
問題
次の計算をしなさい。
9182−5985
「四桁−四桁」の計算です。繰り下がりに注意して計算しましょう。
まずは、自分自身で答えを出してみてくださいね!
解説
今回の問題の答えは「3197」です。
ここでは、次のように工夫して計算をします。
(1)9182から6000を引く(9182−6000=3182)
(2)3182に15を足す(3182+15=3197)
元の計算は、「5985を引く」という計算でしたが、「6000を引く」「15を足す」という計算になりました。
同じ引き算でも「6000」というキリのいい数にしたことで、暗算しやすくなりましたね。
そのあとの「15を足す」というのは、本来5985を引くところで6000を引いているので、引きすぎた15を戻しています。
このように、引く数が1000の倍数のようなキリのいい数に近いとき、まずはそのキリのいい数を引いてみましょう。
そして、そのあと引きすぎた分を足して調整します。
すると、繰り下がりの計算をせずに、答えを求めることができます。
数学的な式変形
この計算の工夫は、数学的には次のような式の変形を行なっていることになります。
9182−5985
=9182−(6000−15)
=9182−6000+15
=3182+15
=3197
まず、「5985」を「6000−15」にしています。
そのあと、カッコを外して「6000を引き、15を足す」としました。
カッコを外す前は「−(6000−15)」ですが、カッコを外したことによって「−6000+15」と符号が変化していることに注意しましょう。
まとめ
初めのうちは難しく感じるかもしれませんが、慣れると暗算でも計算が可能になりますよ。
他の問題でも、今回の方法を使ってキリのいい数を作り、暗算にチャレンジしてみましょう。
ぜひ繰り返し計算練習をしてみてください!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法を持つものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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