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この記事。まず主張しているのが株式会社です。株を発行することで資金を集め、それを投資してお金を儲け、それを還元することが目的ですので、お金を稼ぐのが目的です。それ自体は資本主義社会には必要なことで何も悪いことではありません。 一方、特に日本の医療は患者さんの健康と生命を最優先に考えて行われている業界です。医師会が悪く言われていますが、そんなことは多分なく、あくまでも患者さん本位で組織されていると思います。(一部例外があるかもしれませんが) 市販薬はいくつかの成分を合わせて利用者により効くと感じさせるよう、許可された成分を混ぜ混ぜして各社工夫して作っているのかと思います。そこにはあまり厳格なエビデンスとかはありません。 一方、病院で処方される薬は一薬剤原則1成分(例外で合剤もあります。)です。 長年に渡り、医療費削減政策のため、病院で出される薬はすでに作っても儲けが出ないからメーカーも作らず、販売中止になる薬がどんどん増えています。 この話は、いわゆる風邪で薬を飲もうが飲まなかろうが、健康被害はないことを前提にして書かれているかと思います。 市販薬の価格はメーカーが儲かると思う価格で売っており、病院の価格は国が決めた薬価となっています。 自分で薬局の薬で様子をみようと思う方は薬局で市販薬を買えば良いですが、たくさんの成分が含まれており、薬の健康被害が出た場合、発見が遅れる恐れがあります。また、そもそも、より重篤な疾患であった場合、結果受診が遅れ健康被害を受けてしまうことが増えてしまう恐れがあります。 一方、病院でも1成分とはいえ同様のことが起こりえますが、通常すぐ対応が可能です。 病院を受診した場合、診察、検査の結果、心配はない場合、病院に薬がなければ、薬局に行って風邪薬が欲しければ買ってください、ということになるかと思います。現状咳止めや去痰剤などはもちろん抗生剤もないので、そんなレベルではないのですが、患者さんは余計にお金を使わなければ医療が受けられないことになります。 OTC薬はすべて保険医療から外せというのは、政治的な意味合いだけで、つまり見かけの医療費を下げる(社会保険料が下がる)でしょうが、国民負担は増えます。病院から薬局、さらに高い薬を自分で買う、不便極まりなくなります。 地方ではもはやクリニックもなければ薬局もないところも出てきており、1時間かけて病院へ行き、さらに1時間かけて薬局に行かなければなりません。体調が悪くフラフラなのに、、、 こういう見せかけの医療費をへらす政策、株式会社は儲けを出せ、その負担を強いられるのは国民です。 現状では医療機関も受診できれば、病院に行きたくない人は薬局で市販薬が買えます。病院に薬が入ってこないことが問題ですが、仕組みとしては問題ありません。 高齢者の方の数が増えることで医療費がかかる面が大きく、高齢者への医療をうまく介護と繋げて、あまりにも高額な治療は予後の見込めない方には十分説明、説得して医療費を抑えることが必要かと思います。不公平感や見捨てられたと誰も思わない制度づくりが肝要です。 いままで培ってきた国民皆保険制度をしらず、ちょっと目にしたことだけを取り上げ、それだけで問題が解決するような雰囲気を醸し出し、世論を誘導することはあくまでも政治的な意図だけで、国民一人一人のメリットにはなりません。 体調不良で困ってきている人に薬局行って薬かえ、とは、少なくとは私は医師として言えません。言いたくありません。てか絶対そんなことは医者としてやりません!
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日本経済新聞 電子版(日経電子版)
@nikkei
病院で出る薬の価格、市販品の10分の1 過剰受診を誘発 nikkei.com/article/DGXZQO