県学力・学習状況調査 今後のあり方検討

 県教育委員会が毎年、行っている県学力・学習状況調査の今後のあり方を検討する有識者会議の初会合が開かれました。

 県教育委員会は、県内の児童生徒の学力の伸びや学習意欲などを調べるため、県独自の学力・学習状況調査を2015年度から行い、指導方法や授業の改善につなげています。

 初会合の19日は、海外で行われている試験結果や学校評価のデータの活用方法や、県とは別の学力の測定方法などが事例としてあげられ、より良い指導や教育施策に反映させるための調査方法を協議しました。

 会議はことし9月までに4回開かれ、県教育委員会は有識者会議の意見を参考に、調査方法などを検討する方針です。

八潮市道路陥没事故 周辺住民の避難 午前9時解除

 事故発生から3週間が過ぎた八潮市の道路陥没事故は、19日2回目の災害対策本部会議が開かれ、県は、現場周辺の地盤を安定させるための工事が完了したことから19日午前9時から避難の呼びかけを解除したと発表しました。

 避難要請は、陥没現場付近に住む16棟・47人に出されていて、住民は、ホテルや親戚の家などで避難を続けていました。

 県は、災害救助法を市に適用し宿泊代などの支援を続けていましたが、現場周辺の地盤を安定させるための工事が完了したことから19日午前9時に避難要請を解除しました。

 一部の住民は、解除後も自主避難を続けると言うことです。

 また、県は、2月22日、周辺住民を対象に、説明会を開くことを明らかにしました。

 説明会では、これまで行った工事や今後実施する男性運転手の救助、復旧のための工事について説明するとしています。

大野知事 国に八潮市・道路陥没事故の要望書を提出

 大野知事は、19日、八潮市の道路陥没事故を受けて財政的な支援などを求める要望書を国に提出しました。

 大野知事は、19日坂井学防災担当大臣と東国幹財務大臣政務官に要望書を手渡しました。

 要望書では、復旧作業や住民支援、地方公共団体などの負担を軽減するため、財政的な支援などを求めています。

2月定例県議会 開会 県新年度予算案提案

 2月定例県議会が19日開会し、過去最大規模となる2兆2300億円あまりの新年度一般会計当初予算案など知事提出の64議案が提案されました。

 知事提出議案=64議案議員提出議案=3議案のため本会議では、八潮市の道路陥没事故で影響を受けた県民や事業者への対応、県土の強靱化のため、必要不可欠なインフラの老朽化対策を確保していくための決議が議員提出議案として提案され、全会一致で可決されました。

 また、狭山市で1963年に女子高校生が殺害された「狭山事件」を巡って、再審に関する法律の改正を求める意見書も全会一致で可決されています。

 このあと、過去最大規模となる2兆2300億円あまりの新年度一般会計当初予算案など知事提出の64議案が提案されました。

 2月定例県議会は、2月26日から代表質問が始まり、予算特別委員会などを経て3月27日に閉会します。

バー経営者死亡事件 殺人の疑いで男3人逮捕送検

 去年12月大宮駅近くのバーで経営者の男性が暴行を受け死亡した事件で、県警は18日、暴力団組長ら3人を殺人の疑いで逮捕し19日送検すると共に、男2人を公開手配しました。

 殺人の疑いで逮捕・送検されたのは、加須市川口の指定暴力団住吉会傘下組織・組長 生井雄樹容疑者(41)とさいたま市西区の電気工 大久保篤容疑者(37)それに神奈川県逗子市の自称アルバイト 冨塚龍成容疑者(23)の3人です。

 県警によりますと、生井容疑者ら3人は、去年12月24日、さいたま市大宮区のバーで経営者の常本正昭さん(当時55歳)に殺意を持って暴行を加え殺害した疑いが持たれています。

 県警は、防犯カメラの映像や関係者への聴取などから生井容疑者ら3人を特定したということです。

 また、この事件で県警は、さいたま市見沼区の会社員 三田魁斗容疑者(24)とさいたま市大宮区の飲食店経営 市川晃慈容疑者(23)の2人を事件の共犯者として19日公開手配しました。

越谷市 日光街道「越ヶ谷宿」 PRポスター披露

 伝統文化を感じることができる越ヶ谷宿の魅力を広く伝え観光客を呼び込もうと、越谷市のクリエイターが制作したPRポスターが19日披露されました。

 日光街道の宿場町のひとつ、「越ヶ谷宿」として発展してきた越谷市の歴史を今に伝える街並みや伝統工芸品などを広くPRしたいと市は5人の地元のクリエイターにポスターの制作を依頼しました。

 完成したポスターは、春夏秋冬ごとに越谷宿の「日常」とイベントなどが行われる「非日常」の風景を表現したものや甲冑や雛人形、蔵などの伝統文化をテーマにしたものなどあわせて11種類です。

 福田晃市長は「ポスターを見れば越谷市に来たい、歩きたいと感じてくれると思うので、私たちもこのポスターをいろいろな所に飾りたいと思います」と述べました。

 ポスターは市内外の商店会や商業施設などに掲載されるということです。

東洋大学 学生が酒かすを使った学食メニュー考案

 食べられるにも関わらず、普段廃棄処分されている酒かすを活用した学生食堂のメニューを東洋大学の学生たちが考案し19日、発表会が開かれました。

 東洋大学では、理工学部応用化学科の生命工学研究室が地元酒造店と共同でオリジナルの日本酒の開発を行っています。

 その際、地元酒造店から、日本酒の製造過程で生じる酒かすの処分に苦労していると相談され食環境科学部と経営学部の学生が酒かす廃棄ゼロを目指してプロジェクトを立ち上げ学生食堂で提供できるメニューを開発することになりました。

 3チームに分かれてメニューを考案し、学内で試食や、アンケートを行った結果、・酒かす仕込み!やわらか鶏の照り焼き風、・酒かす香る豚しゃぶサラダうどん、そして・選べるソースのかすから定食の3品の販売が決まりました。

 考案されたメニューは、5月から東洋大学朝霞キャンパスの学生食堂で提供されます。