ロシアのウクライナ侵攻から24日で3年となる。侵攻から約2カ月後に静岡県三島市に避難したウクライナ人の兄弟はそれぞれ、日本での大学進学と小学校入学の準備を進めている。「早くウクライナに帰りたい」とこぼしてきた兄は、戦争が長引いたことで、日本で生活する覚悟を決めた。(今坂直暉)
2月中旬、弟のコベリエブ・ルカ君(6)が、公民館に置かれた粘土製のワニやヘビの置物を見せてくれた。ルカ君は地元の子どもたちと一緒に近くの幼稚園に通っている。流ちょうな日本語で「紙粘土で作った。手で作るの好き」と無邪気に笑う。見守る母ジュリアさん(39)も不自由ない日本語で「今ではすっかり園児のリーダーみたい」と話し、ルカ君の成長ぶりに目を細める。
兄弟とジュリアさん、その母マリーナさんの4人は、三島市に住むジュリアさんの姉でダンス講師の原アンナさん(43)を頼り、2022年4月に来日した。当初は4人とも日本語が話せず、ルカ君はミサイル攻撃と警報のサイレンを思い出して、突然泣き出すほど精神的に不安定だった。今は落ち着いて生活できるようになり、4人の中でも一番日本語がうまい。4月からは近くの公立小学校に入学する予定で、「運動会が楽しみ」と期待に胸を膨らませる。
兄ネデリコ・ミランさん(16)...
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