(一部主張を改めました)今の音MAD界隈にみられる危険な動きについて
こんな長い記事で界隈に物申すような形をとっておいて、意見を急に変えるというのはとてもみっともないことだと思いますが、様々な人の意見(意見に満たないような煽りは含みません)を見て、この記事に書かれている主張は「音MAD界隈」というあいまいな定義を使って個人の取るべき行動を語るという点で根本から無理があるものだと感じ、私は自分の意見、主張を、一部変えることにしました。
私は音MAD作者をひとまとめにして集団ととらえ、界隈と呼んでいました。そしてその界隈という定義をもとに物事を論じていました。しかしそれぞれ個人で見ると、同じ音MAD作者とはいっても、活動の方法も性質も異なり、意見や認識もまったく異なります。そのことを改めて認識した結果、界隈という定義を持ち出して、「界隈にとってこうだからこうするな」という主張を展開することは、よっぽど極端な場合でない限りするべきではないことだったと感じました。そして、行為によっぽどの法的、道徳的問題性があると客観的に認められない限りは、それぞれ個人が責任を持ち、自由に行動するべきだという結論に至りました。
音MAD作者の商業行為をいけないことだと一方的に伝えるような文章を書いてしまったことは過激な行為でした。また「音MAD」というものを悪質な権利侵害を伴ったものであると一方的に定義して物事を語ってしまったこと自体が、音MADの表現技法をまったく法的観点から問題ない形で使い、創作活動を行っている人たちに対して、とても失礼なことだったと感じています。
この記事で不快な思いをさせてしまった人たちに対してお詫びを申し上げます。私が行った主張の内容は参照できるように残しておきますが、今は一部考えを改めていますので、これから記事を読まれる際にはその点誤解のないようにお願いいたします。
念のため注意書きを追記しておきます。
この文章ではあくまでも著作権侵害行為を伴う音MADについて言及しています。「音MAD作者」という言葉も、著作権侵害をやっている人たちを指しています。
素材や曲の権利関係を完全にクリアした完全に合法な音MADを作って公開する行為にはなんら法的問題性は問えません。合法な音MADの収益化行為にも「多数の権利侵害によって醸成された文化へのフリーライド」という側面はあると思いますが、法的に問題あることをやってるわけではない以上あまり責めることはできません。というか表現技法自体を使うな、なんてことは、流石に言うことはできないと考えます。私が問題視しているのはあくまでも違法な音MADを通じて金銭を発生させる行為です。この点、誤解を生まないようにしておく必要があると考えました。
ただ権利者から訴えられない=合法だと勘違いしてる人もいるようですが。権利者が訴えなければ裁判が始まらないってだけで著作権侵害は違法です。権利者からガイドラインが示され明確に使用許可が与えられている素材、楽曲のみを使い、そのガイドラインを厳密に守っている場合は問題ないです。それ以外の場合、著作物を無断で複製、編集し、アップロードすることは、れっきとした違法行為です。そしてその違法行為が権利者から黙認されるかどうかっていうのはまた別問題ですが、音MADのように著作物を無断で二次使用し、他の権利物と組み合わせたり、内容の改変を行う行為は結構やばいです。おとわっかやTheasさんの丸亀製麺やでんじろう先生のMADのように知名度が爆上がりした結果権利行使がされた事例もあります。音MADとはちょっと事情が違いますが、内容にそれほど問題がないように見えるAI歌唱動画に権利団体、歌手、声優がキレた事例もあります。結局こういう著作権侵害って危ないものなんです。そこに金銭を絡める行為をした場合、黙認はされないと思っておいた方が無難ではないでしょうか。
また、私はこの記事を通して、音MAD関係者になんら行動を強制することは意図していません。「自制を求める」とか書いちゃいましたが、これはあくまで、それぞれの個人の観点からもっともらしいと思える抑制行動をとってほしいという意図の表現です。問題性がないと考えるのであれば抑制行動をほとんどあるいはまったく取らなくていいです。
そして、私の意見に共感できないなら、この文章の内容は一切無視してもらって構いません。命令に感じるような表現があっても一切従わなくていいです。当たり前のことですが、嫌なら私の意見には従わなくていいんです。私の意見はなんら皆さんの行動を拘束するものではありません。それぞれが自由に判断し、自由に行動してください。
またこの記事では言論、批判を通じて界隈の流れを変えるべきという表現も出てきます。ただあくまでもここで私が意図しているのは、危険行動に対しては、正当な批判を行うべきだ、ということです。理論にのっとった正当な批判は問題性のない行為だと考えています。また勘違いしていただきたくないのですが、この表現は断じて暴力行為の扇動ではありません。身の危険を感じさせるような暴力的な行為をして、強制的に従わせるということは絶対あってはいけまん。まず、そういうことをやると、正当な活動とは認められません。
追記が長すぎて本文にたどり着けない人がいるみたいなので最後に移動させました。目次から本文に飛べばいいのに…(鬼畜ロボ)冗談です、読者のことを考えてなさすぎました。ごめんなさい。
なんとなくメモ帳に書いてた内容を貼り付けただけだから改行とか雑です、ごめんね
はじめに
私は今まで大して人気のある動画や手のこんだ動画を作ったわけでもないし、音MADの合作企画や各種イベントにたくさん参加しているわけでもないため、音MAD界隈内でポジティブな知名度を持っているというわけではない。このことから、
「底辺が偉そうに界隈に対して文句を言ってるんじゃねーよ!」
という、意見の中身を一切無視した感情的な批判が飛んできそうだが、
私はあくまで音MADというコンテンツが好きな一個人として、
そして音MADに関わる人たちが形成している音MAD界隈および音MADという楽しいネット文化の存続を望む一人の人間として、
いま、音MADに関わっている作者や見る専の人間に対して、問題提起を投げかける文章を書くことにした。
内容をよく読まずに「私たちは攻撃されている」とか、「底辺が騒いでいる」などと感情的になることなく、冷静に「そう考えている人もいるんだな」程度のテンションで、界隈に対する一意見としてこの文章を読んでいただければと思う。
私の考えを正確に理解していただき、少しでも共感していただければ幸いである。
言葉の定義について
この文章を読む皆さんが勘違いを生むことがないように、また、余計な論点ずらしによるずれた批判を避けるために、この文章で私が使う言葉の定義をはっきり示していきたい。
この記事ではなんらかの既存の素材を音楽に合わせて編集したもの、特に素材を編集し楽曲のメロディーやコード等の構成部分をなぞる「音合わせ」や、素材を音楽のリズムに合わせて切り張りする「セリフ合わせ」の手法を多用しているものを「音MAD」と定義する。
そしてこの音MADは基本的に著作権侵害行為が伴うものだという前提で話を進める。
一部例外もあるが、実態としてほとんどの音MADは素材や楽曲の制作者に対して許可を得ることなく作成されアップロードされているためだ。
「音MAD界隈」という言葉についても定義を示しておく。
私はこの言葉を「音MADという共通の趣味を通じて関わっている人たちが形成している、ゆるやかな繋がりをもつ集団」だと定義する。
「音MAD界隈」という名前の明確な一つの集団は存在しないが、このような大まかな区切りとしての音MAD界隈は存在している。
この定義に従えば、SNS上に音MADを通じた交流が少しでも存在していれば、音MAD界隈は、確かにそこに存在しているといえるようになる。
この定義の説明は「そもそも、音MAD界隈なんていうものは存在しない」という何の生産性もない論点ずらしに対するアンサーになっているはずだ。
オタク特有の早口で本論を展開する
大まかな主張
言葉の定義はこれくらいにしておいて、主張に入ろう。
私はこの音MAD界隈を、そして音MADというコンテンツそのものを、できるだけ皆の純粋な楽しみを最大化する形で保ちたいと考えている。
そして、著作権者が音MADに対して一斉に権利行使を行う事態が起こるなどして、界隈の人間が一斉に萎縮し、音MADにまつわるやりとりが行われているSNS上の空間や、動画、文化の継承の機会が失われてしまうなどして、界隈全体が壊滅状態に陥るような事態は避けたいと考えている。
また音MAD文化に金が絡むことが正当化され、案件を受ける人ばかりになり「大物作者の生活が第一。」という状況になってもいけないと思っている。利益確保のために労力を割くことは、純粋に音MADを楽しむという視点からは離れてしまう行動だ。まあ心情としては単純に権利侵害してるのに金稼ぐなって思ってるんですが。
そのようなことを考えたとき、今の音MAD界隈には、大きな危険性をはらむ動きが起こっているように感じる。
その大きな危険性をはらむ動きとは、
「音MAD」というコンテンツを通じた大規模な金銭のやり取りを伴う、一見収益性があると見なされてもおかしくないような形をとったイベントを開催する動きや、イベントの一環として、収益性があるかもしれない形で有償グッズを販売する動きのことである。
この動きは、音MADという著作権侵害コンテンツを通じた金銭のやり取りを発生させることを許容する流れを作ってしまう、危険なものであると考えている。
そのような流れが加速すれば、音MADを利用して収益を得ようとする輩が出てくることは必然的だといえる。
というか既に、一部の音MAD作者が自身をクリエイターだと認識し、企業や収益性のある活動を行っている個人から有償依頼を受けようとする、または実際に受諾してしまい、案件が成立してしまっている事例も、現実に起きている。
もしこの危険な行動や界隈の流れが大々的に批判されることなく、何もかもがなあなあの状態で年月が進み、界隈の雰囲気が「収益を得る行為はOK」というものに完全に変質してしまったらどうなるだろうか。
音MAD界隈全体が「著作権侵害を通じて金銭を発生させている、悪質なクリエイターが形成している界隈」として、世間から認知されるような事態が、実際に起こりかねないのだ。
さらに、この風評が権利者を過度に刺激しまうことにより、界隈全体が崩壊してしまう事態が起きることも、十分ありえるのだ。
いや音MADは違法ですよ
まず当然の事実として確認しておきたいのだが、権利者の承諾を得ず音MADを作成しアップロードすることは、違法行為である。
「音MADは著作権侵害だ」ということは、皆も基本的に認識していることだろう。
厳密には私的利用目的を超えて著作物を無断でコピーすることは著作権法に定められた複製権の侵害にあたり、著作物をインターネット上に無断でアップロードする行為も公衆送信権を侵害する行為にあたる。
また素材に無断で著しく編集を加える時点で、著作人格権も侵害してしまう可能性がある。
有償でリアルイベントの入場チケットを販売し、現地で音MADを流す行為も、著作権法に定められている上映権という権利を侵害するものだ。
これらの行為は、権利者の許可を得ない限りは法的に認められるものではない。たとえ、界隈独自の、一見もっともらしく見えるような理屈があったとしても、あくまでもこの法的事実が変わることはない。
収支がマイナスになろうが、知名度が低かろうが、まったく関係ない。権利侵害が権利者から「黙認」されている、というのも、ただ現状、権利者が権利行使に向けて動いていないというだけのことである。
もちろん、素材や楽曲に関わる全ての権利者が本当に音MADへの使用を許容している場合はセーフなのだが、そこまで厳密に権利関係をクリアしている音MADは、今の界隈を見渡す限りではかなり少ないといえるだろう。
権利者から許可を得たクリーンな素材だけを使った音MADだけを作って活動するとか、著作権法上の免除規定に該当しそうな条件で動画のアップロードやイベント開催を行うといったような形の努力をしない限りは、音MADは違法だという事実は、一切変わることがない。
音MADは違法。このことは、ただ、当たり前の事実なのである。
そして何重にも権利を侵害しているこのコンテンツが多くの場合放置されている現状は、奇跡的な状況だといってもいいだろう。
自分の著作権や権利者に対する考え方
私も、権利侵害が常態化しているネット世界の住民であるから、とにかく違法だからダメ、という短絡的な考えを持っているわけではない。
そもそも自分も著作権侵害をしている身であるから、「権利者に過度な迷惑がかからない限りはセーフ」という理屈を元に、ほぼやりたい放題のSNS運用をしている。
この理屈で、音MADを作ったりアップロードする行為も、自分の中で正当化している。
なので音MADイベントに関しても、権利者に過度な迷惑がかからず、商業性、収益性を排した形での活動方法を模索し、金銭が発生する場合はレシートや各種費用の内訳を含む詳細な収支報告書を正式な形で公開し身の潔白を証明するくらいの努力をするのであれば、開催することに大きな問題はないと考えている。
しかし忘れてはならないのだが、著作権侵害は本来、社会通念上許されるものではないのだ。さらに、その行為に金銭が絡むと、悪質性の高い行為だと認識される危険性が格段に高まってしまうということにも、真剣に思考を巡らせるべきだ。ましてや収益を発生させていると誤認されるような形でイベントをやっていればいよいよ権利者から厳しい対応が取られるという事態が現実味を帯びたものになってくる。
またあくまでもその時の感情に左右されるガバガバ思想でしかないのだが、私は権利侵害物を通じて金銭を稼ぐなどという行為もご法度だと考えているし、そもそも、そんなことをする発想が出てくること自体が異常だと感じている。まあ行動や言動に矛盾が指摘されても前述のように過度な迷惑がかからなければセーフとか言い出すつもりなんだが。(おい)
私は著作権法のもつ「権利者の利益の保護」という理念に理解を示しているつもりだ。
権利者が正当な権利に基づき、音MADを削除したり、アップロード者の個人情報開示を求める民事裁判を行うなどの権利行使を行うことも、結局のところは、彼らが利益を追求した結果の当然の行動だと考えている。
そして界隈独自の理屈も彼らの権利行使をなんら妨げるものではないと考える。
音MADの文化や動画の保全などといった観点は、権利者が多大な損失を防ぐために行動を起こす際には、全く考慮する必要がないことだ。
また、実際にイメージの損失などの不利益が発生しなくても、リスクマネジメント的な観点から先手を打った対応がされることは十分ありえるだろうが、私はそれらを批判できる立場にもない。
ゴチャゴチャ言おうが結局、違法行為をやってる方が悪い。それだけのことであると考えている。
もちろんフェアユース認めろっていう考え方もできるんだけどそれは別途法改正が必要になってくるね。今の日本の司法制度だと判例を積み上げてどこからがフェアユースなのかってラインを作るってことが難しいらしいけど。
自分の懸念
私は、現実的に、音MADに対する権利者の態度について思考を巡らせた場合、もし、多くの権利者が音MADを問題性のあるものだとして認知するような状況が発生してしまえば、法的措置を含む権利行使が音MAD関係者に一斉に行われることにより、音MAD界隈や音MADというコンテンツそのものが壊滅状態に陥ってしまう可能性があるのではないか、ということを、強く懸念しているのだ。
今でも一部の権利者は、音MADに対して厳しい権利行使を行っている。権利侵害動画に対して厳しい態度を取っている権利者の素材を使用する音MADの場合、動画が削除されることは日常茶飯事だ。
テレビ局の権利を侵害する音MADを繰り返しアップロードしていた人物に、プロバイダー経由で警告書が届いた事例もある。
某宗教団体の権利を侵害する音MADをアップロードしていた人物が民事裁判で発信者情報開示請求を受け、ビデオの使用料として高額な示談金を払わされた事例さえある。
しかし、今日までに、権利者による一斉権利行使によって音MAD界隈全体が壊滅状態に陥るという最悪の事態は起こっていない。
ではこれからも、権利者が音MADを「黙認」し、むしろネットのノリに寛容な有名人が音MADに好意的な反応を示したり、時には企業さえも、音MADの編集技法そのものや、MAD動画を通じて広まった有名ネタを広告動画に取り入れるような平和な状況は、ずっと続くといえるのだろうか。
「界隈崩壊」の危機のシナリオ
ここで仮定の話をしよう。仮に音MAD界隈というものが「著作権侵害を通じて金銭を発生させている、悪質なクリエイターが形成している界隈」として世間に認知されてしまったとしたら、どうなってしまうだろうか。
この場合、もはや「音MAD」そのものが、収益目的の著作権侵害を伴う悪質なコンテンツとして世間で広く認識されてしまう、という状況が発生することが、容易に想像できる。
さらにこの場合、音MADを問題視した多数の権利者が「見せしめ目的の民事裁判を含む一斉権利行使」を音MAD作者やイベント開催者に行うことによって、「音MAD界隈が一瞬にして壊滅状態に陥る」という界隈崩壊の危機のシナリオが、強い現実味を帯びることになってしまう。
では、このような事態を回避するためにはどうすればいいのか。
私は音MAD界隈が「著作権侵害を通じて金銭を発生させている、悪質なクリエイターが形成している界隈」として認識されないよう、界隈の人間が、最大限努力をする必要があると考えている。
つまり、音MADという違法コンテンツに関わっている私たちは、あくまでも違法行為を行っている身として、理性をもって危険な行動を自ら抑制する必要がある、と考えているのだ。
してはいけない(戒め)行動とは?
そう考えた場合、まず、音MAD作者として活動し、投稿動画も音MADが大半を占め、明確に音MAD作者として認知されている人間が、企業や商業活動を行う個人から有償案件を受けたり、名義をそのまま引き継ぎ商業クリエイターとしてデビューするなどの行為は、音MAD界隈や文化そのものの存続に影響を与えかねない危険な行動であるから、決してやってはいけないと私は考える。
(追記)ここの文章はちょっと悪意がありすぎたかなと反省してます。私は、音MADでの名義をそのままに商業デビューする人間には悪意があるものだと決めつけすぎていました。実際には当人にとって合理的な行動を取っているだけでしょうし、界隈を滅ぼそうとしている悪の権化だ、みたいな言い方は気分を害するものでした。ただ、この文章は私の持っている問題意識を分かりやすく文章化したものですし、伝わりやすいかなと思っているので、とりあえず今はこのまま残しておきます。また私が、間接的とはいえ権利侵害で金銭を発生させる行為を危険だと思っていること自体は変わりません。案件受け付けるのは特にどうかなと思ってます。
追記終わり
そんなこと言っても既にやっちゃってるよって人もいますよね。
まあそういう人は頑張って証拠隠滅してください。あるいは将来的に「音MAD作者」として案件受けないようにしてくれればOKです。そうすればたぶん界隈に急に迷惑がかかることもないし、権利者がいきなりぶん殴ってくることもないので。ただそういう人はくれぐれも傲慢で、無神経な態度をとるようなことが決してないようにしてくださいね。
まあ、少なくとも私には、そういうことをする人たちへの同情の余地はまったくありませんよ。
知識がある上でわざとやっているのであれば、恥を知れ恥を!と言いたいくらいです。
まず、その無神経な感覚は異常の域に達していると思いますよ。
そんなに素晴らしい才能を持っている方がプロのコンプラ意識を求められる形で商業活動をしたいというのであれば別名義を用意すればいいだけのことですし、仮に高度な技術を持っていれば、音MADなんかで稼いだ知名度がなかったとしても、クリエイターとして成功することはできるでしょう。そんな中、わざわざ音MADを経由して仕事にこぎつこうとするなどという、醜悪極まりない、モラルをかなぐり捨てた最悪の行動をとる。これは愚かなことですよ。冗談抜きで、自分は悪いことをしているのだという自覚をしっかりと持ってくださいよ。わざわざこんなことを書くのは界隈の存続ためでもありますし、過ちに気付かないあなたのためでもあるんです。どうか、界隈にとって、そして、あなたにとって最悪の事態は防いでください。お願いしますよ。おかしなことを続けていたら、いつ非難にさらされるか分かりませんし、いつか周囲に迷惑をかけることにもなります。どうか、諸問題が解決するような、誠実な対応をとってください。
話がずいぶん変な方向にそれてしまったが、
また私は音MADを題材にした有償グッズを販売したり、れっきとした商業作家をパフォーマーとして起用した上で入場チケットを有償で販売するなどの、音MADを通じて収益を発生させているとみられてもおかしくないような行為を各種イベントで行っている人たちに対しても、自制の動きを求める。
もちろん音MADを通じてみんなで盛り上がるためにイベントを開催したいという欲求を持つことは、音MADというコンテンツが好きな人間として私も理解できる。しかし、グッズ販売や有償チケット販売は純粋なコミュニティイベントとして認められる範疇を超えてしまっており、権利者からも許容されるものではなくなる可能性があるし、界隈内で誤った風潮を加速させることになるのではないか、というのが、私の意見だ。
念押しするが、音MAD界隈全体が「著作権侵害を通じて金銭を発生させている、悪質なクリエイターが形成している界隈」として認知されるような事態は、音MAD界隈の存続、ひいては音MADというコンテンツの存続のために、絶対に避けなければならない。事実として界隈がそうなろうとしているのであれば、言論の力によって阻止する必要すら出てくるだろう。意見を表明することを恐れてはいけない。たとえその相手がどれだけの知名度を誇っている人物だったとしても、正当な意見に基づく批判を正当な形で展開することは許容される。
イベントについて一言!物申す!
もし運営陣の問題行為や、なあなあのイベント運用が、表立って指摘されることなく、野放しにされるような状況が発生したり、界隈のリソースが極端にイベントに割かれてしまい個人の自由な活動を妨害してしまう事態が、今の音MAD界隈に起こっているのだとすれば、話は別であるが、音MAD関連イベントは多くの場合界隈にとってプラスに働くというのが私の基本的な考えである。
その上で、大きな注目を集めるイベントを開催する人間は、自身の影響力をしっかりと考え、適切な行動を取るべきであると指摘しておく。
有償でグッズやチケットを販売する等の行為は慎むべきだ。商業作家や界隈外の有名人の知名度を借りて開催されているイベントであるならなおのことだ。
あと参加者に事前通告なしで、参加者のアバターをデザインしたグッズを出すのは、それはそもそもイベント企画者の態度としてどうなのかとも思います。
そもそも商業作家や界隈外の有名人の関与がなくても、音MADを題材にしたイベントで金銭を発生させる行為には、界隈の皆が無償の努力によって作り上げたコンテンツ文化にフリーライドし、その無償の努力を金に変えてしまうという強い負の側面がある。
界隈全体の気力を削いでしまう行為だと捉えることだってできるだろう。
この行為によって、カネが関わらないことが暗黙のルールだったはずの界隈が、そうではなくなってしまうおそれも十分にある。
たとえ収支がマイナスであったとしても、金銭要求行為が単純に開催費用の確保のためだったとしても、この構造は変わらない。
レシートや各種費用の内訳を含む詳細な収支報告書を正式な形で公開し身の潔白を証明するくらいの努力をするのであれば、そこまで問題視されることはないだろうと考えるが、現状そのような動きがとられているわけではない。私はこの透明性の確保という点についても改善を求めるものである。
↑やべぇ音RIKKENMINSHUTOだwww
皆さんには、その場限りの楽しさを追求するだけではなく、このような側面についても真剣に、しっかりと熟慮してもらいたい。
最後に
音MADに金銭が関わることに反対する理屈を書いてきたが、私も各種イベントが中止になるなどして、皆の楽しみが大きく損なわれるような事態は避けたいと思っている。
極端な対応を取らずとも、運用の仕方を多少なりとも問題のない形に変えるといった対応を取ることは十分可能である。
平和な形でしっかりとイベントなどの運営体制が改められたり、いきすぎた行動が抑制されることを、私は、真剣に望んでいる。
だから、界隈で特にポジティブな知名度もない中、長ったらしい問題提起の文章を書いた。もちろん、一部の人間から不当な人格攻撃を受けることも覚悟しているが、それでも書くべき内容だと感じたから、率直に思ったこと、知ってることを、全て書いた。
イベントの運営陣の方々にはぜひとも今後取るべき対応を真剣に考えてもらいたい。
今進行しているイベントの問題性が世間で広く注目を集めているというわけではなく、将来的にもその恐れがほとんどないと考えるのであれば、今回に限りイベントは予定通り開催する、というのも、取りうる方策としては十分考えられる。
しかし、音MAD界隈壊滅という最悪の事態は、どうにかして避けたい。純粋な楽しみを目的としたイベントのせいで界隈の気力が削がれるという不幸な事態も起きてはいけない。まさに各々が、自制心を持って危険な行動を抑制することにより、皆の楽しみを保つことができれば、私にとって、そして音MAD界隈にとって、これ以上幸せなことはないだろうと考えている。
蛇足の不愉快な駄文
(追記)ここの文章はちょっと悪意がありすぎたかなと反省してます。私は、音MADでの名義をそのままに商業デビューする人間には悪意があるものだと決めつけすぎていました。実際には当人にとって合理的な行動を取っているだけでしょうし、界隈を滅ぼそうとしている悪の権化だ、みたいな言い方は気分を害するものでした。ただ、この文章は私の持っている問題意識を分かりやすく文章化したものですし、伝わりやすいかなと思っているので、とりあえず今はこのまま残しておきます。また私が、間接的とはいえ権利侵害で金銭を発生させる行為を危険だと思っていること自体は変わりません。案件受け付けるのは特にどうかなと思ってます。
追記終わり
音MAD名義で商業案件受けたり商業活動するのは超バカだから今すぐやめておけということは、本当に躊躇することなくはっきり言っておく。
表立って無許可で権利物の直接二次利用を繰り返している名義で偉くなることはできないし、偉くなれるガバガバな環境があるとしても、なってはいけない。
悪質な権利侵害経由で得た金は、不当な金だ。汚い金だ。そんな金を手にして喜ぶことは本来、自分自身の良心が許さないものだろう。
そして、創作者の権利を守る気がさらさらないくせに創作でお金を稼ごうとする行為は、創作というもの自体を軽んじていないとできないものだと言うほかない。
一体どんな気持ちでやっているのだろうか。
恥ずかしくて見ていられない。
結局のところ、著作権に関する知識が決定的に欠如しているか、わざと知らないフリをしてごまかしているかの、どちらかということにならないだろうか。
もちろんお金の絡まない著作権侵害も、本来、表立ってやってはいけないことだ。これを正当化する私の言い分もどうなのか、と主張するような純潔な人間も世の中にはいるだろう。しかし権利侵害でお金を稼ごうとする行為は、法律遵守意識もないうえ、権利者への迷惑というものも一切考えていない、バカげた行為だと感じる。それに収益性が絡むと、もはや、単純に権利者から黙認されているからセーフというわけにはいかなくなるだろう。社会道徳が許さない行為だという段階にまできてしまう。周囲に多大な迷惑をかけることにも繋がる。
もし問題性をしっかりと認識しているなら、案件を受けるなどの行為は今すぐやめるべきだ。商業デビューしてしまった人間が音MADについての過去を抹消する行為も正当化される、というか、そもそも名義引き継いだまま商業活動するなよという話なんだが。まあ各自もっともらしいと思える対応取ってくれたら嬉しいなという話ですね。
そして、ここからの内容が特に重要になってきます。
おしり
あっはーんイくわよしこしこしこしこしこしけしけそこけこめちれよい)きねちれホイゆせに補機ー差(値を洞チロにフワへはいうわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
白いしっこでた!
バズったので宣伝!
前 方 高 能
こいつがビルボードチャート首位確定の名曲だ!!!!!!!!
https://www.youtube.com/watch?v=Ng2aIxpDhN8
くんにおっぱいぱいちんちんせっくすあなるまんこまんこちんちんくんにせっくすおぱーいいいちんこちんこぱい「そんなひどいです、私の名前はくんにおっぱいぱいちんちんせっくすあなるまんこまんこちんちんくんにせっくすおぱーいいいちんこちんこぱいです。」
ああ、そうだったか。ごめんね
あと音MAD作者はnoteの設定からチップの受け取り無効化しといた方がいいですよ
追記
この記事を公開して、様々な反応をいただきました。
思ったことを書いておきます。
この記事を通じて、考え方も立場も全然違う人たちと一部意見の一致がみられたり、意見を交換できたり、お互いの考えはこうだ、と示せたことは有意義なことだったと感じます。ただ、一部の発言でとても不愉快な思いをさせてしまったと感じています。できるだけ誠実な対応をとっていきたいです。
そしてまた、この記事を書いた時、私は感情的になりすぎていました。ちょっと、こういう過激な文章はどうなんだ、押しつけがましい理論はどうなのか、と伝えてくれた人がいます。反応を受け冷静に記事を見返した時、私は一部の人間を悪者扱いしすぎていたことに気がつきました。可能性が低いことが起こることを過度に強調していた面があった、とも思いました。
まずこの記事で、あまりに過激で不愉快な表現をしている部分については、とりあえず注釈を入れる形で残しておくことにしました。
結局、自分本位の考え方にはなってしまいますが、ここまで反応を引き起こしておいて、まるっきり発言を取り消すことは無責任だと思います。また、自分の率直な意見を明確な形で示した文章を消すことも惜しいという思いがあります。ただそれでも許されない文章だという反応が多発するようであれば問題のある表記を変えたり、削除するなどして、誠実に答えていきます。
あと内容については大筋ではそんなに間違ったことは言ってないんじゃないかと考えた結果、異論が出た部分については、追記でしっかり説明を補強し、私の考えをわかりやすい形で答えられれば、と考えました。
まず「界隈崩壊」なんて事態が起こる可能性は低いんだから、そこまで今の状況に目くじら立てる必要はないという趣旨の意見をいただきました。
権利者が一つの界隈、コンテンツを滅ぼすほどの大規模な権利行使を行うことは、今の状況を見ているとありえないことに思えるかもしれません。
また実際に、そのような権利行使が行われる可能性は低いかもしれません。
ただ、そのような動きが起こる可能性は完全にゼロではないんですよ。まあそんなこと言いだしたらいきなり地球に隕石がぶつかって世界が滅ぶ可能性だってゼロではないんですが。しかしですよ、その事態の可能性を少しでも高めてしまうという視点に立てば、音MADの商業化の動きはとても怖いものではないでしょうか。そしてその危機意識を無視してまで、音MADを商業化しなければいけない理由ってあるんですかね。私はそういう考えのもとに、ある意味過度ともとれる書き方をしていました。
また他界隈にそのような動きはないため音MAD界隈でも起こらない、という考えはちょっと世の中を単純に見すぎている気がするし、賛同できません。未知の事態であっても起こる可能性はあるんです。繰り返しますが権利者を怒らせる可能性を上げること自体よくないことだと思っています。またこの意見が他界隈に波及し、影響を与えるなどということについては、全然心配していません。というか、わざわざ心配する必要も全くないと思ってます。
また権利行使でコンテンツが壊滅した実例は、実際にあると思っています。
音MADとは全然事情が異なると言われましたが、ファスト映画が社会問題化されて一気に粛清されたケースもあるわけです。
あと、某宗教のMAD界隈では、権利者がMADのアップロード者に執拗な法的措置を続けているせいで、投稿の際には匿名化などの回避手段をとることが必要になったり、素材の入手が困難になっていることで、作者が委縮し、トータルで見て明らかに投稿の機会が減ったりして、その界隈が本来持っていたであろうポテンシャルより過疎っている現状もあります。そもそも時間経過のせいで過疎った等の面も大きいと思うのでこれだけが原因とはいえませんが、法的措置というものが界隈の萎縮、コンテンツの過疎を決定づけたことは確かでしょう。
かいけつゾロリのやばい内容の音MADが見つかって、他の動画が巻き添え食らって消された事例もあります。権利者から容認されなくなったジャンルは消されるという実例ですよ、これは。「音MAD」という大きなくくりのジャンルにも同じことが起こるとはっきりと言えるかどうかは分かりませんが。それが金銭が絡むことによって引き起こされるとも100%言い切れるわけではないと思いますが。
あとは結局、著作物の無断使用に加えて時には過激な内容の改変も含む音MADに金を絡めると、権利者を怒らせてしまう可能性を上げてしまう、という問題意識自体は、まったく間違っていないと思います。このことまで否定する人はあんまりいないように見えました。
あと愚痴みたいな内容になってしまいますが、私は改めて、界隈の雰囲気の変化を感じました。
「音MADは違法」「音MAD作者は悪人」「音MADに金を絡めることはもってのほか」のような共通意識がちょっと前までは幅をきかせていたものだと思っていたのですが、この記事に対する反応を見ても、音MADを経由した商業活動を正当化するような理論を展開するような人は増えているな、と感じました。
そもそも、このnoteをまともな意見として取り合おうとしない人もみられました。私の普段の行動に関して決めつけを行う人もいます。それどころか、適当に漫画の1コマを張り付けて冷笑するような人もいます。そりゃ、私の態度も原因になっている面は大きいでしょうけど、「界隈を変えたいなら行動を起こせ」と言っていた人が、実際に行動を起こしたら妨害するような行動をとる。建設的な意見を書くのでもなくただただ喧嘩を売るような態度をとる。どういうことなんでしょうか。
そういえば最近は編集ソフトのライセンスを買わず無料で使ってるっていうネタもあんまり見ないような気がしますね。
俺たち権利侵害してるバカなんだぜってノリが好きな人間としてはちょっと悲しいですね。
特に、作者が名義を保持したまま商業デビューすることはそこまで問題じゃないと言う人は多い気がします。まあこのことは元々そんなに問題視されていたわけでもありませんし、本人に悪意があるようなケースの方が少ないでしょうし、私もそこまで悪いことではないんじゃないかと考える部分もないとはいえません。
ただやっぱり、間接的とはいえ音MADで収益を得ることにはなるので、危険行為だと思います。そもそも動画を消すなどして音MAD作者としての過去を抹消するか名義変えるかすればいいだけなんですよ。そこまで音MAD名義で商業活動させることにこだわるのはちょっと理解できません。ただ、書き方が過激だったから反感を買った面が大きいと思っています。ごめんなさい。
あと、権利者は現状そこまで著作権に関して厳しい対応をとっていない、同人二次創作も許されている、商業の現場でも権利侵害が行われているケースはある、だから音MADの権利侵害も許容されるし、作者の商業活動も問題ないんだ、ということを書く人もいました。
まあそれは理屈としては分かるんですよ。分かるんですが、その理屈が浸透したところで結局何が起きるというのでしょうか。
音MAD界隈の多くの人間が、権利侵害は問題なく、金稼ぎをすることもOKだと主張するようになれば、権利者からは音MADというものの悪質度が上がったように映るだけじゃないでしょうかね。
界隈が恐ろしいものに見えるようになるだけなんじゃないですかね。
そしてよほど権利者との利益が一致しない限り音MADは認められないんじゃないですかね。権利物を勝手に素材として使われるのはやだ、内容改変されるのはやだ、そんな動画で金稼ぐのは許せない、という考えを、各権利者が持つ可能性は十分にありますよね。というか、二次創作やゲーム実況に対して割と厳格な規約を設けているような権利者が多い現状を見るに、そういう意識を持つと考える方が自然じゃないですかね。改造マリオとか収益化してないかもしれないのに任天堂からかなり消されましたよ。大規模な権利行使に至ったのにはマリオメーカーとの利益のバッティングという事情もあるでしょうけど。
結局何が言いたいのかというと、現状が絶対に変わらないという保証はないんですよ。音MADと類似性をもつコンテンツで、前例がなかったとしても。一人の人間の行動によって世の中の流れが大きく変わることは、ましてや権利者の行動に少しでも影響を与えることは、十分ありえることなんです。
状況が変われば、SNSプラットフォーム自体の運用方針が変わることもありえます。特にニコニコ動画では最近海外規制を受け入れる方針に急に転換しましたよね。国内サイトとして表現の自由を守ると言っていたにも関わらずです。おそらく一部の組織の圧力によって、サイトの運用が大きく変わってしまったんです。
また、動画サイトには権利侵害を感知するシステムが備わっているが、それでも音MADは現状放置されている、という事実を提示する人もいましたが、じゃあ、権利者を刺激するような行動をとったら、今すぐにでも一斉に権利者削除が起こる可能性があると考えるべきです。ギリギリの綱渡りをしてる状態でリスクのある行動をとることはできるだけ避けるべきです。そう考えます。
まず、グッズ売ってたイベントの動画で権利者削除が起こってたじゃないですか。現状でも十分危険性があると言えますよ。そして今、ネットの利用者はめちゃくちゃ多いですよ。アングラな場ではなくなってきてます。そういう場で表立って権利侵害活動を通じた収益化を正当化することの悪影響を考えるのは、一部の人間の感覚ではバカげていることのように思えるかもしれませんが、決して無駄なことではないと思います。
以上追記でした。
コメント
3まあまずレオルくん潰さないとなあなあの状態は無くならないよね
最後のメッセージ感動しました😭
音MAD関連の有償イベントは音MAD関連イベントであることをぼかして開催し、作家さんになった人には経歴や発言から音MADに関心を抱く人であることをぼかしてもらうといった所が及第点なんじゃないでしょうか
音MAD活動によって私利私欲を満たせて、かつ音MADへの関心が薄れた私のような人に、これ以上の対応を求めるのは難しい気がします
このnoteで指摘されている音MADの収益化や作家さんへの転身で音MAD界隈の寿命を縮めているといった意見の全部が全部が、的外れではないと思う
https://note.com/yamada_walk/n/nc4ee9127c2fd