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「確実に病院に使ってほしい…」話題の宝塚市《254億円寄付》夫婦、本誌だけに明かした「病院建て替えへの熱い思い」

なぜ寄付に条件をつけたのか

―今回の寄付はいつ頃から考えていたんですか。

「数年前からぼんやりと。妻と相談して決めました。病院の建て替えに莫大な費用が必要だと耳にし、自分も何かお手伝いできればと考えて」

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―今回、市立病院建設に関する基金を設置し、かつ基金設置後5年以内に設計に着手しなければ寄付は無効にする、という条件をつけた理由とは。

「他の目的で使われたら話が違うとなるでしょう。確実に病院のために使われるよう、市役所の担当者と相談して決めました」

「これ以上は堪忍して」。そう言って、岡本さんは足早に事務所の奥へ去っていった。

後編記事『なぜキーエンスを辞めてボランティアの道へ…?宝塚市《254億円寄付》夫婦が「奉仕の精神」に目覚めた「運命的な事件」』へ続く

「週刊現代」2025年2月22・3月1日合併号より

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