3月閉所の新月保育所
3月閉所の新月保育所
児童数の減少により3月末で閉所する気仙沼市立月立保育所(遠藤留美所長・2人)で27日、地域の人たちを招いての感謝の会が開かれ、児童たちが歌や踊りを披露した。
ひな飾りを楽しみながら、思い出を語っててもらおうと、おひなさまを飾り、地域住民ら約50人を招いた。児童がいれたお茶や和菓子を味わいながら、50年以上前に行われた運動会やクリスマス会の写真を眺め「みんな若いね」「担任の先生だ」などと、思い出話に花を咲かせた。
この後、お内裏さまとおひなさまに扮した児童2人が歌「うれしいひなまつり」や踊りをかわいらしく披露した。
最後の卒園生となる菅原桧ちゃんは「上手に歌ったり踊ったりできた。小学生になったら図工や体育を頑張りたい」。親子3代にわたって通った市内台の吉田純子さん(71)は「アルバムを見ると、子供と一緒に運動会や夏祭りを楽しんだことを思い出す。閉所は寂しいが、これからも地域の人たちが集まれる場所になってほしい」と話した。