カスタマーレビュー

  • 2015年6月23日に日本でレビュー済み
    この本に載っているような基本的な料理は、今時ネットで検索すればいくらでもレシピが出てくると思います。
    にも関わらず、私が数年前に購入したこの本をいまだに大事にしているわけは、この本がただのレシピ本にとどまっておらず
    応用のきく料理の「基本」が身に付く本となっているからです。

    表紙にも「これだったんだ!おかずのコツ」と書いてありますが、この本のレシピには料理1品につき、ひとつのコツが
    書かれています。 

    例えば「豚肉のしょうが焼き」のページには

    下味の酒と塩をからめたら、ここであせらず時間をおくことが大切。
    豚肉の余分な水分が抜けることで臭みが消え、味のなじみもよくなります。

    と書かれています。

    通常のレシピですと「時間をおくこと」は書かれていても、なぜそうするのかまでは書かれていないことが多く、
    また書かれていたとしてもせいぜい「味をなじませるため」まででしょう。
    ところが本書は「豚肉の余分な水分が抜けることで臭みが消えるから味がよくなじむ」まで書かれています。

    この違いは大きいです。

    なぜならキチンとした理由が書かれていることによって、その「コツ」がより記憶に残るからです。

    また似たような「コツ」だけ書かれた本もありますが、読んで覚えるのと実地の中で覚えるのでは当然記憶に違いが出ます。
    豚肉のしょうが焼きを作る際「臭みが残るのはイヤだし、より深い味わいを得るために時間をおく」ことをその時に行った結果、
    別の機会に豚肉を使った料理を作る場合でも「下味をつけたアト時間をおく」ことが当たり前に出来るようになります。

    これで「豚肉のしょうが焼き」を覚えたのみならず、文字通り「料理の基本」がひとつ身についたわけです。

    これらのちょっとした「コツ」というのは料理になれていない者ほど軽視しがちですが、経験上出来上がりに大きな差をもたらします。
    多くの場合これらの「コツ」は失敗と経験から時間をかけて学んでいくものですが、この本では「1品1コツ」が身に付きます。お得!

    これらの「コツ」をマスターしていくうちに「あり合わせの材料でオリジナル料理を作れる」という真の意味での料理上手になれることでしょう。
    オススメの良書です。
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