(ひととき)父の二つの誕生日

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 「お父さんの誕生日は2日あるんやで」と教えてくれたのは祖父だった。父の本当の誕生日は、2月11日。当時は紀元節として敬われ、現在は建国記念の日として、必ずこの日が祝日になる。

 昭和14年、父の出生届は「恐れ多い」という理由で役場で受理されなかったそうだ。父の、戸籍上の誕生日は1週間後とされた。

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