若者の多くが当たり前に取り組むようになった「推し活」。推しのコンテンツを購入したり、ライブに行ったりする姿は想像できるだろう。だが、推し活はもっと日常に溶け込んでいるという。果たしてその実態は…。FinT(東京・目黒)が展開する、Z世代を中心に累計フォロワー数90万人を超える女性向けメディア「Sucle(シュクレ)」の編集部員が5人のZ世代にヒアリングし、“生の声”を基に解説する。

今回は、Z世代の筆者が推し活にいそしむ5人のZ世代に直撃した(写真提供/Sucle編集部)
今回は、Z世代の筆者が推し活にいそしむ5人のZ世代に直撃した(写真提供/Sucle編集部)
この記事の流れ
  • 1週間に推し活に費やす時間は…
  • 推し活にいったいいくら使っているのか。ライブ外の支出も
  • “晴れの日”以外の推し活、何をしている?
  • 【まとめ】

 アイドルやアニメのファン活動としてZ世代を中心に広まる「推し活」。もともとは、熱烈なアイドルファンが自分のお気に入りのメンバーを「推し」と呼んでいたことに由来し、そこから発展して「推し」をめでるなど、さまざまな形で応援する活動として「推し活」という言葉が広まっていきました。

 現在は、推しを応援するだけでなく、彼らの活動や出演情報を追いかけたり、ファンアートを楽しんだりする活動までの幅広い範囲を指します。今回は、そんなZ世代が夢中になっている推し活について、20代のZ世代女性5人にヒアリングを行い、その実態を探っていきたいと思います。

【今回の参加メンバー】

Aさん:26歳女性。「ハロー!プロジェクト」に所属するアイドルグループ「アンジュルム」を推しています。

Bさん:25歳女性。地下アイドルのオタクをしています。

Cさん:27歳女性。「私立恵比寿中学」という女性アイドルグループのファンです。

Dさん:25歳女性。アニメ全般を推しているオタクです。

Eさん:21歳女性。「Kep1er」という韓国女性アイドルグループのファンです。

1週間に推し活に費やす時間は…

 推し活では1週間あたりどれくらいの時間をかけて、何をしているのでしょうか。

Aさん ライブなどの「現場」がない週は、平均28時間、ある場合は38時間ほどです。普段はライブ映像を見返すことが多いですが、オタク友達とのグループLINEで感想を共有することも楽しみの1つです。また、Instagramのストーリーズ機能を使い、「親しい友達」に限定して発信しています。

Bさん 1週間あたり約20時間です。推しグループや推し本人のSNS投稿を見るのに毎日30分~1時間ほど費やしています。また、イベントの申し込み関連で約2時間、さらに地下アイドルはイベントが多いため、土日のどちらかにライブへ行くことが多く、1回につき約8時間かけています。

Cさん 週に約10時間です。推しがライブ配信を行うことが多く、その視聴が主な活動です。さらに、X(旧Twitter)を通じてオタク友達と交流し、仲間と80人規模のオフ会を開催したこともあります。

Dさん 週に30時間ほどで、その大半は土日に費やしています。一番はアニメを見ることですが、漫画を読んだり、乙女ゲームという恋愛ゲームをしたりすることも多いです。また、「ジャンプフェスタ」のようなイベントがある場合は、2日間にわたって朝9時から夕方5時まで参加することもあります。

Eさん 週に7時間ほどです。毎日1時間ほど推しのSNS投稿や過去のライブ映像・YouTubeコンテンツを見ています。通学中には推しのグループの音楽を欠かさず聴いています。

 皆さんの推し活の内容としては、推しの動画やライブ映像、作品を鑑賞することが挙げられます。友人と鑑賞会を行うこともあるといい、そこでは推しについて語り合うことで良さを共感し合ったり、また推しのパフォーマンスについて議論し合ったりして気持ちを高めているようです。

 なお、推し活にかける費用については「現場があるとき」「現場がないとき」で大きく異なるとのことです。

推し活にいったいいくら使っているのか、ライブ外での支出も

 では皆さん、1カ月あたりどれくらいの金額を何に使っているのでしょうか。

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