ワゴン車とトラックの事故 ワゴン車の乳児意識不明

 17日午前、川口市の県道でワゴン車とトラックが衝突し、ワゴン車に乗っていた生後およそ6か月の女の子の赤ちゃんが意識不明の状態で、このほか男女3人が病院に搬送されました。

 17日午前10時すぎ川口市安行西立野の県道で目撃者の男性から「車とトラックの交通事故」と119番通報がありました。

 警察によりますと、事故は、何らかの原因で対向車線にはみ出したワゴン車と、反対方向から走ってきたトラックが正面衝突したとみられるということです。

 この事故で、ワゴン車に乗っていた生後およそ6か月の女の子の赤ちゃんが意識不明の状態で病院に搬送されました。

 また、ワゴン車に乗っていた赤ちゃんの30代の両親とトラックを運転していた20代の男性も病院に搬送されましたが、搬送時に意識はあったということです。

 現場は、埼玉高速鉄道の戸塚安行駅から南東におよそ350メートルの住宅街にある片側一車線の道路で、緩やかにカーブしています。

 警察は、事故の詳しい原因を調べています。

立憲民主党県連「新春の集い」

 立憲民主党県連の「新春の集い」が17日夜、さいたま市内で開かれ、ことしの夏に行われる参議院選挙に向けて結束を強めました。

 ブリランテ武蔵野集いには大野知事をはじめ自治体の首長、それに連合埼玉の支持団体などからおよそ200人が出席しました。

 はじめに小宮山泰子県連代表がことしの夏に行われる参議院選挙について、「国民の手、私たちの手で政治を作り上げる。安心して暮らせる埼玉を日本をともに作っていけるよう、私自身も頑張っていきたい」とあいさつしました。

 また、連合埼玉の平尾幹雄会長は春闘での賃金引き上げによる暮らしへの支援を求めたうえで、「子育てや教育費の問題、防災・減災の取り組み、2025年問題における税と社会保障の一体改革の問題、さまざまな課題への協力をお願いしたい」と述べました。

 この後、出席者で「ガンバロー」を三唱し、参議院選挙に向けて結束を強めました。

スポーツ科学拠点施設整備事業 抜本的に見直しへ

 上尾市の上尾運動公園に整備が予定されているスポーツ科学拠点施設整備に関して来年度抜本的に見直すことが17日の有識者会議で報告されました。

 上尾市の上尾運動公園に作られるスポーツ科学拠点施設について県は、今年度、施設の設置、運営に加え、公園の整備や管理も民間企業が一体的に行う県内初の公募設置管理制度、ParkーPFI方式での公募を行いましたが、不調に終わりました。

 不調について辞退した事業者などに意見を求めたところ、「社会経済情勢の変化に伴い民説民営のParkーPFIは、リスクが高い」、「トレーニングなどの競技力向上のための施設は、予算を確保し県主導で実施すべきだ」などの意見が出されたことが明かされました。

 これらを踏まえて県は、現在の整備運営事業を抜本的に見直し、競技力向上や体育館の機能を持つスポーツ科学拠点施設のみの整備について改めて来年度、基本計画の策定を進めるとしました。

2024年分 確定申告 始まる

 2024年分の所得税などの確定申告の受け付けが、17日から全国の税務署や特設会場で始まりました。

 さいたまスーパーアリーナに設けられた特設会場では、あさから多くの人が申告に訪れています。

 確定申告の対象となるのは個人事業主や1年間の給与収入が2000万円を超える人などです。

 国税庁は、オンラインで確定申告ができる「eーTax」の利用を呼びかけています。

 浦和税務署によりますと、去年は全国の確定申告のおよそ7割を、「eーTax」が占めていたということです。

 訪れた人たちは、税務署の職員や税理士のアドバイスを受けながら、申告書を作成していました。

 確定申告の受け付けは、所得税や贈与税が3月17日、消費税は3月31日までです。

朝霞市長選挙 初の女性 松下昌代氏 初当選

 任期満了に伴う朝霞市長選挙は、16日投開票が行われ、新人で元県議の松下昌代氏(54)が初当選を決めました。

 朝霞市長選挙の開票結果です。

 松下昌代 無所属・新 当選 21923

 小野寺徳子 無所属・新 20377

 田村雄二 諸派・新 558 

 黒川敦彦 諸派・新 269

 投票率は、37.20パーセントで、前回=4年前を5.96ポイント上回りました。

 現職で5期目の富岡勝則氏が今期限りでの勇退を表明し、新人4人による選挙戦となった朝霞市長選は、元県議の松下氏が初当選しました。

 20年ぶりの新市長は朝霞市初の女性市長となりました。

地域活性化へ ファミリーマートと本庄市が協定締結

 本庄市と大手コンビニチェーンのファミリーマートが地域の活性化を目指そうと、包括連携協定を結びました。

 17日は本庄市役所で締結式が行われ、吉田信解市長とファミリマートの松平佳樹埼玉リージョン部長が協定書を取り交わしました。

 協定書には災害や高齢者支援など6項目について、連携することが盛り込まれています。

 具体的には災害時に備えてファミリーマートに備蓄品を保管したり、店舗スタッフが認知症について学んだりするということです。

 このほか、本庄市内のファミリーマートの店舗に市の広報誌を置いたり、市の特産品などを販売したりする予定ということです。

 ファミリーマートと包括連携協定を結ぶ県内の市町村は志木市、戸田市に続き本庄市が3番目です。

さいたま市「先生Fes 2025」

 高卒で就職を考える生徒からの相談に役立ててもらおうと、高校の先生がさまざまな企業の仕事を体験する「先生Fes」がさいたま市で開かれました。

 17日のイベントには製造業や運送業、建設業など県内外の企業20社と、県内外37の高校の先生が参加しました。

 このイベントをとおして進路指導を行う高校の先生は、それぞれの業界や企業への理解を深め、春から本格的に進路を考える生徒への相談や、7月の求人票公開後の企業の紹介に役立てます。

 企業側は、就活のキーパーソンとなる先生に、直接業界や自社について知ってもらい2026年卒の採用活動につなげることが出来ます。

 参加者した先生らは、入社した後のキャリアプランや企業の強みの説明を受けたり、実際に製品を手に取ったりして、様々な企業の情報を集めていました。