伊藤詩織さんの紛議調停、弁護士会が受理 倫理的懸念訴える元代理人弁護士に謝罪広告求め

英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式に出席した伊藤詩織さん =16日、ロンドン(ロイター)
英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式に出席した伊藤詩織さん =16日、ロンドン(ロイター)

映像ジャーナリストの伊藤詩織さんが、自身の元代理人弁護士に依頼主と弁護士のトラブルを解決するための「紛議調停」を申し立てている問題に関して、東京弁護士会が20日付で受理したことが分かった。性暴力被害をテーマに伊藤さんが監督したドキュメンタリー映画「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」の複数カ所の映像について、元代理人弁護士は許可なく使用されていると指摘し、昨年10月に加えて今年2月に記者会見を開き、倫理的懸念を訴えていた。

申し立てられた相手は、伊藤さんの過去の訴訟で代理人を務めた西広陽子弁護士や佃克彦弁護士。27日に東京弁護士会から通知された。

申立書によれば、伊藤さんは西広、佃両氏に対して「ブラック・ボックス・ダイアリーズ」に関して事実に反して、申立人の名誉を毀損する発信を行わないことと、これまでの発信について謝罪広告を出すことを求めている。

西広、佃両氏らが昨年10月21日に行った記者会見で、両氏が主張する事実が伊藤さんの認識と大きく異なっているという。どう異なっているかは申立書で言及されていないが、調停期日までに準備書面で明らかにするという。

申し立ては2月7日に行われた。

西広、佃両氏は20日に日本外国特派員協会で記者会見を行ったが、当初は12日に実施する予定だった。(奥原慎平)

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伊藤詩織さん、元代理人弁護士に紛議調停

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