「ばくモレ展」、それはSNS写真から漏れるプライバシー、個人情報、そして…
NTTドコモ主催で「ばくモレ展」が2月22日(土)から翌23日(日)にかけて南青山で開催されています。
上のyoutubeはFNNプライムオンラインでニュースとして取り上げられた映像です。この「ばくモレ展」ですが、開催される前日まで、有名ユーチューバーの何気ない風景を切り取った写真展としてアナウンスされていました。一般公開の前日のマスコミ向け公開日において、「ばくモレ」のモレは写真等での「盛れ」だけではなく、「漏れ」であることが公開されました。その仕掛けともいえる、SNSでの様々な場面での写真において、実は重要な個人情報が漏れ、写真展との融合しての実例として示され、注意喚起が行われています。不特定多数の人と「嬉しさ」や「楽しさ」を共有したいという欲求が、それに反して、自分の個人情報や友達の情報を無意識のうちに、そして知らず知らずに公開してしまっている場合があるのです。その情報が悪用されることで、自分や友達の身が危険にさらされたり、誹謗や中傷のきっかけになったりするのです。この写真展の目的の一つとして、SNSでの投稿、特に写真での投稿の注意喚起だったのです。この注意喚起において著者は協力をしていました。写真展での資料とともに一部を紹介します。ばくモレ展自体は2月23日(日)まで都内南青山のライトボックススタジオ青山で開催されています。
キレイな瞳を大きく映したいという気持ちは理解できますが、その瞳の中に映像が写り込むことがあります。最近のスマホカメラは高精細であり、かつブレもないことから鮮明に写り込むのです。通常はほとんど見えないのですが、その瞳だけを拡大し、必要によってはAI等で補正することによって、はっきりをその瞳で見えている風景が写り込み、撮影場所が特定できます。場合によっては撮影者の顔が写り込むのです。
指紋も写り込みます。何気ないポーズが指の表面を映すことになり、やはり高解像度のスマホでは指紋が鮮明に写り込むのです。もちろん普通の大きさの写真の場合、指紋は目立つことなく、見ることも難しいですが、指だけを大きく拡大し、画像処理を行うことではっきりと指紋が読み取れるようになります。指紋が読み取れれば、それを複製することは容易です。たとえば、市販の「グミ」を使って、指型をつくり、その上に指紋を転写することは容易に可能で、その方法もネットで公開されています。その指紋を転写したグミで作った「偽指」でスマホの指紋認証が解除できたという報告もあります。
これはほんの一例でしたが、何気ないSNSで公開した画像から個人の固有情報や行動等のプライバシーに関わる、秘密にしたい情報が注意を怠ることによって漏れてしまうのです。これらの多くの事例を「ばくモレ展」では、日頃のSNSで投稿されている画像を通して解説しています。
特に注意しなければ1枚1枚の画像からも多くの情報が漏れることになるのですが、時間をおいての複数枚の画像、さらには友達がSNSに投稿した画像から漏れた情報を組み合わせれば、さらに多くの情報が漏れることになります。これは自分だけの不注意ではなく、友達の画像からも漏れることになり、友達同士、グループ全体で注意をしなければなりません。