ドイツ RankIII 中戦車 パンター(Pz.Kpfw.V Ausf.D)
概要
ドイツRankIIIの中戦車。V号戦車パンターの初期型、D型である。
長砲身の7.5cm砲と傾斜装甲が特徴的で、IV号戦車から大幅なパワーアップを果たしている。
車両情報(v2.15.1.55)
必要経費
| 必要研究値(RP) | 40,000 |
|---|---|
| 車両購入費(SL) | 105,000 |
| 乗員訓練費(SL) | 44,000 |
| エキスパート化(SL) | 150,000 |
| エース化(GE) | 550 |
| エース化無料(RP) | 390,000 |
| バックアップ(GE) | 50 |
| 護符(GE) | 1,300 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 5.7 / 5.7 / 5.3 |
| RP倍率 | 1.48 |
| SL倍率 | 0.8 / 1.2 / 1.4 |
| 最大修理費(SL) | 1,117⇒2,662 / 1,299⇒2,795 / 1,665⇒3,874 |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
| 砲塔旋回速度(°/s) | 6.8⇒7.9 / 4.3⇒4.2 |
| 俯角/仰角(°) | -8/20 |
| リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 9.0⇒7.4 |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 80 / 40 / 40 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 100 / 45 / 45 |
| 重量(t) | 44.8⇒45.2 |
| エンジン出力(hp) | 1,007⇒1,240 / 575⇒650 |
| 3,000rpm | |
| 最高速度(km/h) | 62 / 55 |
| 最大登坂能力(°) | 42⇒43 / 40⇒41 |
| 視界(%) | 125 |
| 乗員数(人) | 5 |
武装
| 名称 | 搭載弾薬数 | |
|---|---|---|
| 主砲 | 7.5cm KwK42 L/70 | 79 |
| 機銃 | 7.92mm MG34 | 2700 |
弾薬*1
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 7.5cm KwK 42 L/70 | PzGr 39/42 | APCBC | 6.8 | 0.0289 | 935 | 192 | 188 | 173 | 156 | 140 | 126 |
| Sprgr. 42 | HE | 5.74 | 0.725 | 700 | 11 | ||||||
機銃
| 名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
| 7.92 mm MG34 | 既定 | AP-I/AP-I/AP-T | 13 | 12 | 7 | 4 | 1 | 1 |
車両改良
| Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
|---|---|---|---|
| I | 履帯 | 2000 | *** |
| 修理キット | |||
| 砲塔駆動機構 | |||
| II | サスペンション | 1700 | *** |
| ブレーキシステム | |||
| 手動消火器 | |||
| 火砲調整 | |||
| III | フィルター | 1900 | *** |
| 救急セット | |||
| 昇降機構 | |||
| 発煙弾発射機 | |||
| IV | 変速機 | 2400 | *** |
| エンジン | |||
| 追加装甲 | |||
| 砲撃支援 | |||
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
【火力】
口径こそIV号戦車から据え置きの7.5cmだが、こちらは70口径長のKwK42を搭載しており、APCBCの貫徹力は190mm越えと大幅に上がっている(更にそのAPCBCは開発が要らない)。ただしパンターシリーズでこのD型のみAPCR弾を使用できず、ABではティーガーII(H)と会敵する可能性もあり、そうすると弱点である砲塔正面すら抜けず側面に回り込むしかない。
また、所詮7.5cmなので同じくドイツのアハトアハトやソ連の120mm砲などよりも加害力に欠けるという欠点もある。
【装甲】
これ以前のドイツ戦車の箱型車体と違い、T-34に嫌というほど教育されたおかげで避弾経始を意識した傾斜装甲が取り入れられており、特に車体正面は傾斜込みで180~200mmほどの装甲厚を有しており、同格中戦車の弾を安定して弾けるレベルの装甲を確保している。中戦車としては大柄で重量的にも重戦車の域に足を踏み入れているなので、障害物などに隠れる場合は車体がはみ出してしまわないように気をつけよう。
砲塔正面にはカマボコ型の防楯が装備されているが、一番厚い中央部分でも100mmであり、格下車両でも簡単に抜くことができ、更に下部で跳弾するとショットトラップが起こる。砲塔正面を貫徹されると砲手・装填手・車長と5人中3人を持っていかれ大変危険である。
また、正面装甲は固いものの側面はなんと40mmしかなく、対空機関砲でも抜けるレベルの薄さであり、スポンソンには弾薬庫と燃料タンクがずらりと並べられているので、側面を抜かれると大抵一発で誘爆炎上してしまう。ティーガーで有効だった「昼飯の角度」は本車両では有効でない。
天板の厚さは16mmしか無いため、榴弾や攻撃機の機関砲はもちろん、戦闘機の機銃にすら抜かれる事がある。
パンターシリーズは車体各所に全部で10個もの砲弾ラックがあり、砲弾満載状態では非常に誘爆しやすい戦車である。砲弾を40発に減らすと車体中央から砲弾が無くなるが、車体両側面に5つの砲弾ラックが残る。32発まで減らすと4つに、さらに24発に減らせば3つのみになる。実用的にはここまでだろう。もう一歩踏み込んで16発にすると操縦席横の砲弾ラックを空にでき、左側面から砲弾が消える。ここまで減らすと弾切れが怖いが、戦闘の最終盤に出撃させるなら16発以下にするのも有効だろう。
【機動性】
前進性能(ここが重要)は高く、フル改修すれば静止状態からスムーズに加速して進軍できる。超信地旋回も可能だ。
だが、前進速度が速いからといって突出しすぎるのは厳禁である。後退速度・砲塔旋回速度が致命的に遅く、特に接近戦時の大きな足かせとなっているからだ。なんと同Rankの重戦車であるティーガーIよりも遅い。
後退速度はたった4km/hしか出ない。敵の攻撃を避けたり、射撃後に隠れようとしても間に合わずに撃たれてしまう事態が想定される。前進するときも常に後退速度の遅さを念頭に置いて立ち回ろう。
砲塔旋回速度は改修やスキルである程度は底上げできるものの、10~11°前後にしかならない。
前線で高機動な敵戦車にまとわりつかれてしまった場合、砲塔と車体を同時に旋回させても追いつけずに撃破されてしまう事も。
火力を活かすためにも敵と接近しすぎないように適切な交戦距離を維持したい。
【総評】
本車は中戦車としては走攻守が高水準に纏まっているものの、機動性と防御力については致命的な弱点を抱えている車両でもある。
常に砲精度と貫徹力を生かした中~遠距離戦を心がけ、弱点を晒さない戦い方に徹すれば優秀な性能を存分に発揮できるだろう。
【おまけ~パンターの倒し方~】
BR5.3(ABでは5.7)は他国でも人気のBRであるが故、この車両に悩まされているプレイヤーも多いであろう。ここでは多少の戦術を提供する。パンター乗りのプレイヤーは下記のことを踏まえた対策を考えるも良いだろう。
遠距離のパンターに関して、この場合正面から撃ち合うのはあまり得策ではない。天板・側面装甲が薄いため砲撃支援や航空機による機銃掃射・爆撃で倒すことがおススメ。エンジン回りも硬くなく燃料タンクは着火しやすい。爆弾は側面ではなく正面に投下するのがオススメ。
中距離のパンターに関して、上記の戦術に加え後退が遅いことに着目して相手に撃たせてから(撃ったのを確認してから)後退される前に炸薬入り徹甲弾で砲塔を抜くという作業を2回繰り返せばよい(1回目で3人、搭乗員治療したとしても2回目で2人気絶させれば搭乗員が残り1人となり撃破判定となる)。
近距離のパンターに関して、パンターは後退速度および砲塔旋回速度(ただしA型は砲塔旋回が速いため注意)が遅いことに着目して裏取りや砲身を破壊ないし砲塔に1発パンチして砲手を気絶させてから(砲手が気絶してる状態だと砲塔旋回不可であるため)だとより安全。また車体を傾けているパンターの場合は側面の切り欠きの部分や履帯裏を狙うと弾薬庫誘爆を狙える。
史実
V号戦車パンター(Panzerkampfwagen V Panther 制式番号:Sd.Kfz.171)は第二次世界大戦においてドイツが製造した中戦車である。後に「V号戦車」という名称は廃止され「パンター戦車(独:Pz.Kpfw. Panther、豹戦車)」が制式名称となる。番号としてはVI号戦車ティーガーの前であるが、実際にはその後に計画・設計された戦車である。
独ソ戦開始と同時に、ソ連のT-34戦車に衝撃を受けたハインツ・グデーリアン将軍は、その調査を命じた。後に「戦車委員会(Panzerkommision)」と呼ばれることになるこの調査団を東部戦線に派遣しT-34の評価を行った。
戦車委員会は、T-34の長所は
・傾斜装甲を採用し被弾に強いこと
・幅広の履帯採用による機動性の高さ
・76.2mm砲の貫通力、炸薬量が多く威力に優れる点
以上の3点が重要な特徴であると結論した。
1941年11月末、ダイムラー・ベンツ社とMAN社に30-35t級新型中戦車VK30.02.の設計が発注された(1942年4月までに完了せよとの期限が設けられていたが、これはヒトラーの誕生日に間に合わせるためと思われる)。
ダイムラー・ベンツ社設計のVK30.02.(DB)はT-34の影響を大きく受けたスタイルではあるが、足回りは大型転綸とリーフスプリング式サスペンションの組み合わせであり、ターレットリングの小型化、車体の小型化などが実現された。
MANの初期案(トラディショナルなドイツ戦車)とDB案の両者は42年1月から3月までに軍需大臣であるトート、その後任のシュペーアによるレビューを受け、両者ともDB案をヒトラーへ提案する事を支持していた。しかし、最終案提出に際しMAN社はDB社の提案を参考にデザインを変更し、最終的に採用となったのはよりドイツ戦車的な構造を持つVK30.02.(MAN)の方であった。この決定の決め手の一つに、MAN社のデザインは既存のラインメタル・ボルジッヒ社の砲塔を利用できた、と言う事も挙げられる。この新型中戦車は設計段階から、先発して開発途中であった重戦車より優先権があるとされ、また委員会の名前から、1942年5月15日に「V号戦車パンターA型(Sd.Kfz.171)」と命名された。しかしこれは1943年1月に「パンターD型」に変更され、A型の名はより後の型につけられている。
VK30.02.は当初35tクラスということで設計されたが、設計段階から重量が増加した上、ヒトラーの一声で車体前面装甲を60mmから80mm、砲塔前面を80mmから100mmに強化することとなった。これらの設計変更の結果、重量は当時の重戦車クラスの約45tに達し、最高速度は当初60km/hを計画していたものが55km/hに落ちてしまっている。
ヒトラー期待の新型戦車パンターは早速「ツィタデレ作戦」、もといクルスクの戦いに投入されたが、戦車兵の教練もままならず、多くの機械的初期不良も相まって大損害を被った。後に、D型を元に足回りや砲塔を改良したA型が開発されている。
ちなみに敵国ではパンターは重戦車だと思われていた。当時はそれぐらい重く強力な戦車であると評価されており、この誤解は終戦まで続いた。
小ネタ
1944年末、クルップ社は前線で使用している戦車の兵装改修の研究を行った。
パンター系列では
・パンター戦車へ8.8cmkwkL43/71(マズルブレーキ無し)への換装
・ヤークトパンターの12.8cmPak80L/55への換装
これらは大規模な改修となる為、車両を前線から引き上げる必要があった。しかし最悪の戦況下でそのような余裕は皆無であり、実行されずに終っている。
大日本帝国陸軍がティーガー戦車のライセンス生産を考え、実車も購入したのは有名な話だが、実は同時期にMAN社製パンター(時期的には恐らくD型)の購入も検討していたようだ。近年の研究ではクルップ社製と思われる四号戦車F2型2両(車体番号83230・31)の購入も合わせてされたとの事。
パンターについてはティーガーと共に、当初43年10月10日にはボルドーより発送の計画がされたとされる。ティーガーはその後契約に基づき10月14日発送、27日にはボルドーに到着、そこで足止めされてしまった。四号戦車については契約も成立しているが具体的にその後どうなったのかは不明。またパンターについては書類や具体的なシャーシNoなどが判明しておらず、あくまで小話程度で受け取ってほしい。
このD型はツィタデレ作戦へ間に合わせるため、数多くの欠陥が残されていた。その一つに、エンジンの熱が燃料タンクに伝わり、坂道に入ると燃料タンクが発火したとか。
外部リンク
コメント
【注意事項】
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