国立病院機構の職員の賃上げめぐり 全国一斉にストライキ
ことしの春闘交渉が本格化する中、全国の国立病院機構で働く人たちが賃上げを求めて全国一斉にストライキを行い、県内でも4つの病院で職員が待遇の改善を訴えました。
ストライキを行ったのは、独立行政法人・国立病院機構が運営する全国の病院で働く医療従事者およそ1万7000人が入る「全医労=全日本国立医療労働組合」です。
金沢市にある金沢医療センターでも入院患者に食事を提供する調理師として働く職員2人が午前8時半からの1時間、ストライキを行い賃金の引き上げを訴えました。
労働組合は物価の上昇が続いて生活が苦しいという声が相次いでいるとして常勤の職員は月4万円以上の基本給の引き上げ=ベースアップと非常勤の職員は時給250円以上の賃上げを求めて27日まで交渉してきましたが、経営側は赤字を理由に「賃上げできない」と回答したということです。
県内にあるほかの3つの国立病院機構の病院でも参加者を2人に限定して1時間のストライキが行われましたが、診療などに影響はなかったということです。
参加した58歳の職員は「ガソリンなどの燃料価格の高騰で、生活に大きな影響が出ているので、賃上げは必要です。適正な医療を維持するためにも職員の増員も訴えていきたい」と話していました。
国立病院機構は「経営が厳しく賃上げは難しいが定年年齢の引き上げなど処遇の改善を提案している。今後も組合側と交渉を続けたい」とコメントしています。