国立病院機構で働く職員らがけさ(28日)全国各地で2年ぶりとなる一斉ストライキを行いました。岡山では2つの国立病院機構の職員らが街頭で待遇改善を訴え、署名を呼びかけました。
(街頭演説)
「ゆとりある人員と働きに見合った賃金で患者に寄り添う看護がしたい。ぜひ署名にご協力をよろしくお願いします」

国立病院機構岡山医療センターと南岡山医療センターが実施した署名活動です。全日本国立医療労働組合は去年秋以降、国立病院機構に対し賃金のベースアップを求め団体交渉を重ねてきました。
しかし、きのう(27日)国立病院機構側から「財源が赤字である」ことを理由に賃上げできない旨の回答があったということです。これを受け、けさ(28日)岡山県内でも一斉ストライキが行われ、看護師など職員が医療現場の人手不足や待遇改善の必要性を訴え、署名を求めました。
(全医労岡山病院支部 金光昭佳支部長)
「職員が安心して働け、それに伴って患者さんに手厚いケアができるように」
きょう(28日)集まった署名は、全国各地の署名と併せて6月に国会に提出されるということです。