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2017/12/24

おんな城主直虎の終了から改めて見える、大河ドラマの女性を無理押しした等の駄作化と日本の政治劣化との関係性(後編)

前回からの続きです。

2001年「北条時宗」・・・・・・主演の和泉元彌氏は宗家継承騒動やプロレス参戦、その他不祥事等その後もどちらかと言えば悪い意味で話題には事欠かさなかったけど、政治もついにあの変人が最高権力者に!!そう、小泉純一郎氏の事で、3度目の正直で総裁選に勝利し、北条時宗が草燃える以来22年ぶりの鎌倉時代設定(太平記も鎌倉末期も含んだが)の作品となった様に、小泉氏も自民では同じ清和会の福田赳夫氏以来23年ぶりの田中~竹下~小渕~橋本派の支持を得ない総理になった。かっての派閥のボスの政敵の娘でもあった田中氏を河野氏の後任の外務大臣に起用し、国土交通大臣だった林寛子氏(扇千景)も留任させるも・・・・・・・・・・・・・

2002年「利家とまつ」・・・・・・ところが、田中氏はやっぱ夫共々無能で父の足元にすら及ばなかった。(角栄氏は金権腐敗や東京一極集中等罪の面も目立ちながらも、個人的には戦後日本では5本の指に入る大政治家だと評価しています)以降女性が主人公として取り上げられる頻度が増えたとの同時に独り善がりな主人公補正が目立つ様になった等、この利家とまつは大河の駄作・低俗化を完全に決定づけた作品となってしまった。無理してダブル主人公にしないで、利家だけでも93・94年の時みたいに半年強程度でやれば良かったのにだったけど、外務省が機能不全に陥り、田中氏が更迭されたのは本作放送開始から3週間強後の事だった。良く言えば自由奔放、悪く言えば鼻っぱしが強いだけで中身がない田中氏を更迭して、内閣支持率が一時的にも低落って、当時から阿保だろ、彼女はホントにそんな出来る女なのかよ?と思ったけど、もう一人の女性閣僚だった川口順子氏は後任として2004年秋まで務めた。またこの年、小泉総理は訪朝して、北朝鮮による日本人拉致が明らかになったが、マドンナブームももはや過去の事、安倍晋三官房副長官が脚光を浴びたのとは対照的に土井たか子氏が党首だった社民党はその対応をめぐって世間の激しい非難を浴びてしまった。

2003年「武蔵 MUSASHI」・・・・・・主役・ヒロイン共々時期早々な起用で、利家とまつ以上の駄作に。視聴率も高いとは言えなかったが、自民も、小泉総理の盟友な山崎拓氏をスキャンダルで副総裁(この役職は確かに規則上は強力な権限は無いが、歴代の面々はそんなの無くても独自の影響力を行使できた実力者が殆どであり、決して名誉職とかではない)に祭り上げ、代わりに前述通り拉致問題で脚光を浴びた安倍氏を幹事長に起用するも、「沈黙の仮面」でも描かれた様にイラク派兵に反対した加藤・古賀・亀井各氏に強い態度を示せなかったり、衆議院総選挙で民主の躍進を許したりとやはり海老蔵・米倉両氏の様に経験不足を露呈した。(幹事長は平均当選回数8回程度で任命されるが、この当時の安倍氏はまだ3回と明らかに少なかった。なお、同じ40代で幹事長となった角栄・小沢両氏は既に20代で議員となっていた)またこの年にはついに、自分の功績をかなり誇張して誇る等安倍氏と似ている悪癖もある小池氏が閣僚入りしてしまう。

2004年「新選組!」・・・・・・三谷幸喜氏の才能は否定しないけど、大河じゃない別枠でやって下さいだった。「小腹空いた」とかも、それはひょっとしてギャグで言ってるのか?だったけど、コメディとして見てもゲラゲラ笑えたわけでもなく、赤橋登子やねね等主人公の妻役で何度か出演された沢口靖子氏も起用されるも・・・・・・・・政界での年金未納問題もまた、新選組!同様笑えないコメディみたいだったが、参議院選挙でも前年の衆議院選挙に続いて民主の躍進を許し、安部氏はとうとう幹事長クビとなってしまった。しかし、2006年新春に放送された土方歳三最期の一日は良作で、本編もこれぐらいの出来だったら良かったのにと思ったけど、同じ年には安倍氏もついに戦後では最年少の総理・総裁となる。また、影に隠れてしまった感もあったが、社民党は土井氏から福島瑞穂氏に党首が交代しても議席を増やせず、衰退に歯止めをかける事が出来なかった。

2005年「義経」・・・・・・顔も知らなかったであろう父の敗死、弁慶や吉次との出会い、源平合戦での華々しい活躍、そして平泉でのまさかの死・・・・・・・・・・短い人生ながらも数多くのドラマを作り、悲劇の英雄として名高い源義経をタッキーが演じて、大河では久々の良作となったが、政界でも小泉劇場の千秋楽が近くなり、目玉の郵政民営化を争点とした衆議院総選挙で大勝、ひとまず民主の政権奪取の野望を打ち砕く。義経では当時まだ売り出して日が浅かった石原さとみ氏が静を演じたが、郵政選挙では刺客として小池氏が大活躍した。

2006年「功名が辻」・・・・・・作品自体は個人的には可もなく不可もなく(100点満点なら60~65点程度)だったけど、4年ぶりの女性が主人公の作品。この年で小泉政権も終了となるが、前年の内閣改造で田中氏同様僅か当選1回ながらも猪口邦子氏が入閣し、9月の任期満了まで仲間由紀恵氏同様特に目立ったボロとかは出さずに大臣を務めた。そして交代した安倍政権下では同じく右寄りな高市早苗氏が初入閣する。

2008年「篤姫」・・・・・・高評価する声は少なくは無いし、宮崎あおい氏の演技力自体も否定はしない(後に軍師官兵衛でも主演した岡田准一氏とのご結婚についてはおめでとうございますです。それに至った経緯は取りあえず置いといてですが)けど、あの晩年の写真(動乱の時代を生き抜いた意志の強さとかが感じられた)と繋がらないよな・・・・・・・な感じで、他の主要どころにもミスキャスト目立ったし、個人的には低評価な作品。小池氏がおそらく女性では初の自民総裁選に出馬するも、勝利したのは過去に女性蔑視発言をした事もあった麻生太郎氏で、麻生政権では今度は当選僅か3回の小渕優子氏が入閣となり、野田氏も久々に入閣するも、後者はあのマンナンライフいじめとかはお世辞にも褒められたエピソードではなかった。義経で収まったかに見えた大河が再び駄作化していった様に自民も再び女性政治家のダメぶりが目立つ様になる。

2009年「天地人」・・・・・・こども店長は確かに頑張ったが、いかんせん彼を引っ張りすぎだったし、主人公補正も相変わらず目立った等太平記でも端役で出演していた常盤貴子氏がヒロイン役だったが、篤姫以上の駄作に。前年の篤姫でも高祖父(大久保利通)が登場した麻生総理も衆議院総選挙に過去にない惨敗を喫し、民主党に政権与党の座を明け渡す。

2011年「江~姫たちの戦国~」・・・・・・・そもそも脚本自体代筆疑惑も指摘された田渕久美子氏だったが、江は暇さえあれば、誰にも怒って喧嘩を売っていた感じ。特に岸谷秀吉にとうとう「私はあなたを許さない!!」とまで言ってしまったのには、「君の両親や祖父、兄貴、継父、従兄とかだって皆皆直接的にせよ間接的にせよ秀吉に殺されたようなものじゃないか。何を今更!!」と突っ込みたくなった(苦笑)けど、「日ノ本の中心で江が叫ぶ」な独り善がりな脚本がとにかく酷く、間違いなく見た限りではワースト3に入るほどだった。

秀忠役の向井理氏もミョーにシニカルなキャラしてたなと言うか、正直未来の将軍様というよりも下っ端の家臣な感じで武蔵での海老蔵・米倉両氏同様経験不足だったのは否めなかったが、事業仕分けやその他いくつもの不祥事等蓮舫氏のスタンドプレーは上野江と、その経験不足故の、東日本大震災での菅直人総理を中心とした対応の拙劣さは向井秀忠と重なり合うものがあった。(そしてこの時の主要メンバーが現在は立憲民主党に所属している)また小池氏もこの年まで自民総務会長を務めたが、結果的にこの職が自民でのキャリアハイとなった。

2012年「平清盛」・・・・・・役者陣の演技は良好で、松山ケンイチ氏だけでなく、三上博史氏や山本耕史氏(引退した奥さんも女性週刊誌に撮られてしまったらしいが、「もうそっとしといてやれよ。」だった)、伊東四朗氏、國村隼氏等実際評価は高かったが、皇室を王家と呼称する等何故か下げた様な脚色したり、ミョーに清盛ら汚かったりと、院政下での人間模様が複雑だった(だからこそ、そんな時代で「アナタコナタ」しながらのし上がり、新たな時代の礎を築いた清盛を改めて取り上げた意義自体は大きいものがあったのだけど・・・・・・・)も勿論主因だったのだろうが、結局94年の「花の乱」以来18年ぶりに視聴率はワースト記録を更新してしまった。

民主党政権も、さすがに野田総理は鳩山・菅両氏よりはマシだったが、この年久々に入閣した田中氏も今度は大学認可問題でこじらせる等無能なのは変わらず、「自民に出来ない事をやれるだろう。」とか期待していた(私の地元にも鳩山ルーピー来た事あるけど、それは凄い大人気だった様です)多くの国民を失望させてしまった。果たして、本作放送終了1週間前に実施された衆議院総選挙では結党時の勢力をも下回る57議席とワーストな惨敗を喫し、この日は皮肉にも父の命日でもあったが、田中氏もついに落選した。そして安倍晋三氏が吉田茂氏以来となる総理への返り咲きを果たすが、自民はますます右傾化し、森まさこ氏はまだともかくとして、リテラとかでもネトウヨの姫とか評されたあの稲田朋美氏も入閣する事となる。

2013年「八重の桜」・・・・・・ジャンプスクエアで連載されていた漫画版も正直微妙でしたが・・・・・・・・・・・江が酷すぎたので、これもあまり真面目には見てなかったけど、ミョーにBLシーンが挿入されたり、主役の筈の八重が一時空気になっていたり、慶喜とか一部会津の意に添わなかった人物を矮小に描いたりと色々迷走していたらしい。

綾瀬はるか氏も今度のドラマは高視聴率(福士蒼汰氏との今日は会社休みますも高視聴率ではあったが、個人的にはイマイチだった)でやっと勢いを取り戻してきたかなあな印象(上野樹里氏とかはもうダメかもねだけど)でしたが、蓮舫氏は民主下野後も幹事長代行になるも、この年の参議院選挙でも自民の単独過半数こそ阻止(公明と合わせて過半数を超えた)するも、議席を半分近く減らし、僅か2か月で辞職し、与党時代に連立組んでいた事も忘れかけていたけど、社民の福島瑞穂氏も党首を辞職する事になりました。(しかし、間もなく副党首となる)

2015年「花燃ゆ」・・・・・・安倍氏を総理にした様なものでもある小泉氏が尊敬しているらしい吉田松陰・・・・・・ではなく、その妹でしたが、せいぜい一般人に毛が生えた程度の人物だったでしょう。まだ姉貴の方がマシだったかもしれない。

題材自体もそうならば、外国との戦争等史実を改悪したのも強引で、稲田氏が昨年末真珠湾訪問直後に靖国参拝した事(最低「過去の過ちを繰り返さない」とかの未来志向等、誰かさんみたいに近隣諸国との確執と関係ない国を貶したりとかなんか勿論しない純粋な愛国心を持って参拝するのなら総理大臣だろうが、俳優だろうが、ニートだろうが毎日でも参拝してください、私の知った事ではありませんですが、特定の政治勢力とかへのご機嫌取りのつもりとかならば「却って失礼だから行くんじゃねえ!!」です。実際自民最左派だった筈の三木武夫氏も少数派閥だったが故にもそうせざるを得なかったらしいし、真珠湾訪問に不満をあらわにした日本会議の一部メンバーを宥める為に行ったらしいけど)について「ノーコメント」だったのもそうだけど、そんなにアメリカの機嫌を損ねるのが怖いのかよと。いくらさあ、祖父がそのお情けで戦犯指定を免れて、祖父共々総理大臣にまでなれたとは言え・・・・・・・・・・

この年、再選をかけた自民総裁選も野田氏は推薦人が集まらず、出馬を断念、結局安倍氏の無投票再選となったけど、政権基盤がますます盤石となったが故に大河を私物化しただけでなく、安保法制を強行採決する等政権運営でも強引さが目立ってきました。その一方で前年組閣した改造内閣では女性が3人初入閣し、女性閣僚人数が第一次小泉政権とタイ記録な5人となるも、松島・小渕両氏は間もなく同日に辞職、山谷氏や高市氏もそれぞれ在特会・ネオナチ団体との繋がりが指摘され、有村氏もこの年の10月の内閣改造で退任となりました。

2017年「おんな城主直虎」・・・・・・作品についての感想は既に述べてきたので、今さら改めて言わないし、これでも近年の大河ではまだマシな方でしたが、明確な歴史的事績が無いのは吉田松陰の妹(久坂玄随もしぶしぶ結婚したらしいし)とそうは変わらなかったでしょう。そうした女性を主人公にする事の「無理やりさ」(しかも、それなら他にももっと面白く描けそうな人だって皆無ではないのに)がますます拭えなくなっているのだけど、女性政治家達も・・・・・・・・・・

小池・稲田・蓮舫・辻元・山尾・豊田・今井各氏等特に今年なんか一々彼女らの迷走とか事詳しく書いていたらそれこそかなりの長文になってしまうでしょう。(苦笑)田中氏が外務大臣更迭されて、それも能力なんかなく、ただ鼻っぱしが強かっただけで父の足元にも及ばなかったのだから荷が重すぎたと言うか、当然だったのに小泉総理の支持率が一時的でも急落した頃から進歩していないという事なのでしょうし、男女共に同じチャンスを与える事は決して否定はしない、寧ろ身体のつくりの違い(勿論それ故にも女性の方が優れた才能発揮できる分野だって絶対あるでしょう)を無視しない範囲でもっと積極的になされるべきだし、働く女性の出産・育児やその後の社会復帰ももっとサポートされるべきだ。夫婦別姓も選択制ならどちらかと言えば賛成ですが、その「ハシリ」だった田中氏の迷走も教訓としないで、変に女性を特別視して、国民も国民が選んだ政治家も能力不相応な地位に就かせたから、こうした昨今の女性政治家達の迷走は世界のいくつかの主要国と比べても群を抜いて恥ずかしい、酷い有様となっているのです。(稲田氏はまた、南京大虐殺を改めて強く否定しているみたいで、私も30万人説には強い疑問を持っているけど、ホントこの人はネトウヨ達同様「無能な働き者」だよなあ・・・・・・・・大切なのはそういう大虐殺があったかなかったかではなく、戦争とか不幸な歴史をこれからも繰り返さない為に忘れず、未来に活かしていく事である。中国・韓国・北朝鮮は確かにマトモな国じゃないのだろうが、そうした国々との確執も何度も言う通り戦前・戦中日本を美化して、戦争行為をも正当化する免罪符にはならないし、してもいけないのである。勿論言うべき事は言って、安易に譲歩とかはしてもいけないのだろうけど、それにはまず日本が、謝罪なんかしなくていいからそういう姿勢を一貫するべきなのである。戦後70年過ぎて戦争を経験した世代の人達がますます高齢化して、右傾化しているのだから猶更である)

この点ではアルゼンチンが一番の反面教師(「あの人」なんかたまたま夫のボロが出る前に早死にしたから今でもレジェンド扱いされているけど、国民に正当に選ばれたわけでもないのに政治にも容喙したって、チェ・スンシル氏とか何が違うのよ?答えに「容姿」はなしね)で、今まで長々と述べたけど、要するにですね。そういう題材を選ぶのも下手くそな無理やりさがドンドン目立っていって、それはそうした女性政治家達の酷さを中心とした政治の劣化と重なり合うものがあり、しかも国民の意思とは無関係に受信料を取っていて、そのくせ出演役者のギャラは比較的低く抑えている放送局(だからこそ、紅白でも安室ちゃんや桑田氏の出場も決定したらしいけど、いい加減もう少しそれに見合ったものを提供してくれよです)が制作・放送しているから「いい加減最優先的に治療しないとダメだ。」と強く憂う気持ちがあるからなのでしょう。勿論出演役者陣には罪はありませんが、そうした酷さはもはや女性主人公の大河ドラマの出来自体とも比例しなくなっているのもそうした違和感に一層拍車をかけているとも思います。しかし、実際に漫才という自前の才能でそのメッセージを真摯に伝えていた様であるウーマン村本氏も、個人的な思想の違いなんかもう置いといてちょっと見直したよですが、ミョーに貴乃花親方(この人も言動に全く問題ないとは言わないけど、ゲンダイは自民・巨人に次ぐ第3の標的にしている感じだし、リテラも劣化版噂の真相なままならもう存在価値なんか無い!!)とか悪者扱いしている貴ノ岩暴行事件やパンダ舎に22億かけるのも全く馬鹿馬鹿しいシャンシャンフィーバーやまた勝負飯は雑炊(でしたっけ?)とか何食おうが勝手だろな話でも騒いでいる藤井四段とかでいつまでもギャーギャー騒いでいるのだから、島崎藤村風に言えばこの国は依然夜明け前であり、夜明けなどまだまだ先の話であるという事なのでしょう。(支持率数%まで落ち込んでしまったらしい希望が与党になるぐらいならまだ安倍政権の方が何倍もマシだな意見にも変わりはないけど、野党もダメだからホント楽だろう)

http://www.ch-review.net/contents/2230

直虎について言えばまた、実際ヤフコメとか肯定的な意見も少なくない、寧ろ多い一方、この5ちゃんねる系レビューでは私以上に厳しい評価も目立ちます。総合評価は5点満点中約2.7点ですが、私もそれぐらいが妥当かと思います。100点満点なら甘く見ても55点程度です。と言うかまた、まあ大河って数年単位で動くプロジェクトだし、一々そんなの気にしちゃいられないけど、直虎が実は男だった説や既に1568年に死亡した説がよりにもよって放送中に明らかにされただけじゃなくて祖父の直宗や直親も架空の人物説が指摘されているらしい。(もしホントにそうならば、直盛は直平の孫ではなく、子であると見做す事も出来なくはなく、彼の生年1506年説も、直虎の生年1536年説も矛盾は無くなるけど、直政の父は誰なんだ?な等の新たな謎が出てくる)そういう指摘もされるほど分からない事も多かった中での努力を否定するつもりもないけど、バツが悪いよね。題材を選ぶのも下手くそとも言ったけど、これなら例えば、低俗ながらも藤原道綱母を主人公にして、兼家との愛憎劇や兼家の正妻、時姫との確執とかを現代の不倫とかと重ね合わせて描いた方がまだ面白く描けた気がします。万人受けはしないでしょうが。

来年2018年は自民総裁選が予定されていますが、西郷どんは実績は十分な林真理子&中園ミホ両氏コンビでもっと盛り返せるかだし、再来年2019年のいだてんは本作でも家康役だった阿部サダヲ氏が主演の片割れで、脚本担当はクドカンです。しかし、特に前者はいい加減学習しろよと言うか、女性目線のBLシーンとか渡辺謙・斉藤由貴両氏の不倫騒動とかディレクターの暴行事件とか、篤姫でも小松帯刀役だった瑛太氏が大久保利通のイメージとも違うだけならまだしも既にいくつも不安要素が見られます。どちらも直虎以上にダメならばいい加減真剣に大河枠自体の廃止も検討すべきかもしれないですね。求められているもの自体が変わっていて、それは時代も変わっているのだから別におかしい事でも何でもないとも言えるのだろうけど、いつまでもそうした枠にこだわる事べきじゃないでしょう。

今週までの1年間続けた感想、苦言もしばしば呈して、その中で抱いた違和感の理由についてもここまでかなり長々と述べたけど、特に役者陣の皆さん、お疲れ様でした。その面々の中でも主演の柴咲コウ氏、今後は女優活動は控えめにして会社経営の方にシフトする等リアルおんな城主としての道を選ばれた様ですが、本作での経験も活かせるか?〇〇妻で共演された東山紀之氏の方はそうであるか甚だ微妙な様ですが、他の方々もこの経験も無駄にしないで、これからも実りある活動を続け、実績を築かれていけばこれに越した事はありません。残念ながら役柄上早く退場された三浦春馬氏もオトナ高校も毎週見ていて、こちらは普通に面白いですが、大河がオワコンとならないでかってのクオリティを取り戻せたのならば、いつかはまた出来れば主役の座を射止めて、もっと活躍していただきたい所です。同じ茨城県出身者として応援しています!!

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