二本松実高安達東校舎の閉校舎式「ありがとう安達東校舎~さよならタッピー会」は27日、福島県二本松市下長折の同校舎で行われた。最後の3年生20人と同窓生、地元住民らが集い、地域とともに歴史を刻んだ学びやに感謝と別れを告げた。
川島孝夫校長がお礼を述べ、生徒会長の三瓶楓華さんが「長年使われていたこの校舎が使われなくなることや卒業後に母校を訪ねられない悲しみでいっぱいだが、私たちの最後の活動を楽しんでいただけたら幸いです」とあいさつした。農業クラブ、家庭クラブなどの発表があり、手話を交えた合唱を披露した。校庭で花火の打ち上げが行われ、「3年間ありがとう」など生徒1人1人のメッセージや校歌に合わせて約500発の大輪が夜空を彩り、生徒の未来を祝福した。
前身の安達東高は1973(昭和48)年に安達高の岩代、大平、針道の3分校を統合して開校した。2023(令和5)年4月に二本松工高と統合して二本松実高安達東校舎となった。3月1日に最後の卒業式を行う。