デンマーク企業が政府と協議、グリーンランド巡る米との摩擦懸念

デンマーク企業が政府と協議、グリーンランド巡る米との摩擦懸念
肥満症治療薬で知られる製薬大手ノボノルディスクの最高経営責任者(CEO)など、デンマークのビジネスリーダーらは1月16日、政府と協議を行った。ロビー団体は協議後、デンマークの企業はグリーンランドを巡る米国との貿易摩擦の可能性を懸念していると指摘した。写真中央はデンマークのフレデリクセン首相(2025年 Ritzau Scanpix/Liselotte Sabroe提供 ロイター)
[コペンハーゲン 16日 ロイター] - 肥満症治療薬で知られる製薬大手ノボノルディスク(NOVOb.CO), opens new tabの最高経営責任者(CEO)など、デンマークのビジネスリーダーらは16日、政府と協議を行った。ロビー団体は協議後、デンマークの企業はグリーンランドを巡る米国との貿易摩擦の可能性を懸念していると指摘した。
トランプ次期米大統領は、米国がデンマークの自治領グリーンランドを獲得するために軍事行動や経済措置を取る可能性を排除せず、グリーンランド購入にデンマークが抵抗すれば、関税を課す可能性を示唆している。 もっと見る
デンマークのフレデリクセン首相は15日、トランプ氏と電話で会談し、グリーンランドの独立の是非はグリーンランド自身が決定すると伝えたことを明らかにした。トランプ氏は経済措置を取るという脅しを撤回しなかったという。 もっと見る
フレデリクセン氏はトランプ氏との会談後、ビジネスリーダーを招集した。
デンマーク産業連盟のラース・サンダール・ソレンセン代表は、政府との協議後、記者団に「何が起きているのか注目しており、もちろん懸念している」と語った。
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協議でどのようなシナリオが話し合われたのかについては明らかにされなかった。

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