九戸村の伊保内、長興寺、戸田、山根、江刺家の5小学校が統合し、新設する九戸小の4月開校に向け、各校の1~5年生158人は25日、伊保内小に集まり、心一つに校歌を歌い上げた。新しい仲間とともに初めて声を合わせ、春からの学校生活に胸を膨らませた。

 歌詞にはツツジやヒメボタルなど村の豊かな自然が盛り込まれ、元気よく、伸びやかな歌声を保護者や教職員に披露した。

 作詞は子どもたちから募った言葉やフレーズを踏まえ、同村長興寺出身の小説家石野晶さん(46)が書き上げた。作曲は岩手県教委指導主事の嵯峨文裕さん(44)、編曲は久慈市十八日町の音楽教室主宰の宮古清子さん(73)が担当した。