中国粗鋼生産、24年は5年ぶり低水準 不動産市場危機が需要圧迫

[北京 17日 ロイター] - 中国国家統計局が17日発表した2024年の粗鋼生産は前年比1.7%減の10億0500万トンで5年ぶりの低水準となった。不動産市場危機が続き、需要が圧迫された。
アナリストらによると、中国の粗鋼生産が10億トンを上回るのはこれが最後の年となる可能性が高く、25年はこの水準を下回りそうだという。
鉄鋼を多用する不動産セクターの長引く低迷で需要が縮小。当局が炭素排出抑制に向け生産の年間成長ゼロを21年から義務付けたこともあり、20年の10億6500万トンをピークに減少傾向にある。
一方、24年の鉄鋼輸出は1億1072万トンと、15年以来の高水準を記録。今年も高水準にとどまると予想される。
24年12月単月の粗鋼生産は前年同月比11.8%増の7597万トンだった。
ブローカー業務を手掛ける金瑞先物のアナリスト、卓桂秋氏は「鉄鋼消費は下降サイクルに入ったが、政府が追加の景気刺激策を発表する可能性があるため、今年は減少ペースが鈍化すると予想している」と指摘。24年が前年比4.6%減だった鉄鋼消費について、25年は0.7─3.7%減になると予想した。

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トムソン・ロイター

Lewis is Reuters’ Chief Correspondent for China Commodities and Energy, based in Beijing. He leads a team covering agriculture, metals, and energy in the world's largest consumer of commodities. Before moving to China, he wrote for Reuters in Sydney.