ＭＬＢ＝名物キャスターのユーカー氏死去、控え捕手から殿堂入り

［１６日　ロイター］ - 米大リーグ（ＭＬＢ）のブルワーズで５０年以上に渡って専属キャスターを務め、「ミスター・ベースボール」と呼ばれたボブ・ユーカー氏が死去した。９０歳だった。

１９６２年にブルワーズでメジャーデビューし、６４年にはカージナルスの一員としてワールドシリーズ制覇を経験したが、６年間で２９７試合出場、通算打率２割の控え捕手のまま目立った成績を残さず引退した。

７１年からブルワーズのラジオ放送チームに加わると、機知に富んだ話ぶりで人気を博し、５４年間も専属キャスターを務めた。

その間にウィスコンシン州スポーツ殿堂、全米放送協会殿堂入りなどを果たし、２００３年には「野球放送における殿堂入り」とされるフォード・Ｃ・フリック賞を受賞した。