「PKKは役割を終えた。武装放棄せよ」クルド労働者党創設者オジャラン服役囚・声明全文

A demonstrator holds a picture of jailed Kurdish militant leader Abdullah Ocalan during a rally in Diyarbakir, Turkey, February 27, 2025. REUTERS/Sertac Kayar
クルド人の集会で、1997年に撮影されたオジャラン服役囚の写真を掲げる参加者ら=27日、トルコ南東部ディヤルバクル(ロイター)

27日公表されたトルコの非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」創設者のオジャラン服役囚(76)がPKKに対し、トルコ政府への武装闘争の終結を呼びかけ、武装解除と解散を要求した声明の全文は次の通り。同服役囚は1999年2月に50歳で拘束されて以来、獄中生活は26年に及ぶ。10年前の2015年にも同趣旨の声明を発表したが収束せず、活動は再び活発化していた。

クルド人の人権状況は改善された

「和平と民主的な社会を求める呼びかけ」

PKKは、20世紀という歴史上最も暴力が激しい時代に生まれた。この時代は、二度の世界大戦、現実社会主義、そして世界的な冷戦の環境の中で形成された。また、クルド人の存在が否定され、特に表現の自由をはじめとする基本的人権の抑圧が強まる状況が、PKKの誕生を促した。

PKKの理論や計画、戦略、戦術は、20世紀の現実社会主義の影響を強く受けてきた。しかし、1990年代に現実社会主義が内的要因から崩壊し、また国内でもクルド人のアイデンティティーの否定が緩和され、表現の自由が改善されたことで、PKKは基本的な意味を失い、同様な行動の繰り返しに陥った。したがって、PKKは他の類似組織と同様に、その役割を終え、解散が必要となっている。

トルコ人とクルド人は1千年の歴史

トルコ人とクルド人の関係は1千年以上の歴史を持つ。両民族は生存を維持し、覇権を目指す勢力に対抗するため、互いに自主的な同盟関係を築いてきた。しかし、近代資本主義の200年間、この同盟は分断を目的とする勢力に狙われ、階級構造とともにその崩壊が進められた。

トルコ共和国の単一民族国家を志向する政策とともに、この過程は加速した。現在、この歴史的関係は非常に脆弱になっている。そのため、信仰も尊重しながら、兄弟愛の精神で関係を再構築することが重要だ。

民主的な社会の必要性は避けられない。共和国史上、最も長く続いた大規模な暴動と武力闘争であるPKKが力を持った背景には、民主的な政治の道が閉ざされていたことがある。しかし、極端な民族主義的な立場を取ることで、独立国家や連邦制、自治権、文化主義的な解決策を求めることは、歴史的な社会学の観点から適切な回答とはなり得ない。

武装解除の呼びかけ、歴史的責任を負う

アイデンティティーの尊重や自由な表現、民主的な組織化は、すべての人々が自身の社会経済的・政治的構造を形成するために不可欠だ。それは、民主的な社会と政治の場が存在することで初めて可能になる。トルコ共和国の第2世紀は、民主主義によって完成されるときにのみ、永続的で友好的な共存が実現できる。システムの模索と構築にとって民主主義以外の道は存在せず、あってはならない。民主的合意が基本的な方法だ。平和と民主的社会の時代には、それにふさわしい言語が必要だ。

デブレト・バフチェリ氏(トルコの極右「民族主義者行動党」党首)の呼びかけ、エルドアン大統領の意志、他の政党の前向きな姿勢によって生まれたこの環境の中で、私は武装解除を呼びかけ、その歴史的責任を負う。現代のすべての団体や政党が自発的に行うように、国家や社会と統合するために、PKKは大会を開催し、解散を決定すべきだ。

すべてのグループは武装を放棄し、PKKはその活動を終了すべきだ。共存を信じ、この呼びかけに耳を傾けるすべての人々に敬意を表する。

2025年2月25日

アブドラ・オジャラン

PKK創始者、対トルコ武装闘争停止を 実現は不透明

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