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番外編 逃亡劇

「はぁ……はぁ……ここまで逃げれば追ってこんじゃろ……」


シルティはあれ以降、千尋によく抱っこされるようになった。メリッサに子供扱いをされたところを見られたことが原因でこうなったのである……


「シルティちゃ〜ん出ておいで〜♬ 飴ちゃんあるから出ておいで〜♬」


魅惑的な声が耳を通った直後、シルティは背筋を震わせた


(ぜ、絶対に出ぬぞ……吾輩は絶対に出ぬぞ……!!)


シルティは人気のない路地の樽の中に隠れている。これだけ自分の体の小ささに感謝したことはない。



その時、



---カランカラン



下駄の音が響く



(ち、千尋じゃ……来るな……来るな……)



「ほ〜ら、何も怖ないよ〜♬ 出ておいで〜、おかんが抱っこしたるさかい……ふふ♡」



樽の外から彼女の声が聞こえる



シルティの顔に汗がダラダラと垂れる



(来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな来るな……!!!!!!!)



「どこ行ったんかな〜? おかん寂しいわ〜♬」



その口調はまるで楽しんでいるようだ


(頼む……!!)


その祈りの結果は




「ん〜? おらへんのかなぁ〜? まあええわ。他探そ……」




次第に下駄の音が遠ざかっていく……やがて、完全に消えた


「はぁっ……!! はぁっ……!! よかった……もう抱っこされて好き放題されるのはごめんじゃ……」


狭い樽の中で必死に息を整える


「ふぅ……落ち着いてきた……これでもう一安し」



すると、突然蓋が開けられ、光が差し込むと





見ぃつけた♡



おわり

さっきテスト勉強しましたが、世界史が中々覚えられません……助けてくだせぇ…!!

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