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歳はとりたくないなぁ……(泣)

「いや……セリアはもっと、こう……冷静で威厳的だったと思うんですけど……」


「だよね!? 君のお姉ちゃんって手紙書く時、すごい軽くなるタイプなの!?」


 まさかのギャップにメリッサは目を疑う


「さ、さあ……そこはあんまり……」


「しかも何!? この『★』って!! 本当にセリアが書いたの!?」


「らしいですね……」


「ホントかな……とりあえず明日行ってみよう……」


「はい、確認した方がいいと思います」


 メリッサは手紙を再度確認する


「それにしても……講師ってあの学園の講師か……」


「そうですね。手紙に書いてある通り、短期間で私をここまで育て上げたことをセリアが言ったんでしょうね……」


 溜め息を吐きながら、手紙をくるくると回す


「態々、報告しなくても良いのにな……なんで言っちゃうのかね」


「それぐらい先生は凄いということですよ。とにかく、おめでとうございます!」


 リディアはパチパチと拍手を送る


「凄いって言われるのは嬉しいんだけどさ……なんかね〜……でも、もう決定事項か……」


 メリッサから再びため息が溢れる


「そんなにめんどくさがらずとも、先生の指導力なら上手くやっていけますよ」


「いやでも、それは君の努力のおかげだよ。私はあんまり教えたっていう実感は無いかな」


「いいえ! 私は先生の指導がとてもわかりやすかったからここまで来れました。落ちこぼれだった私を首席にまで育て上げたのですから、絶対に大丈夫ですよ!」


 目をキラキラと輝かせながら反論する


「うぅ……そう言われたら断れない……」


 一生懸命に熱弁するリディアの熱に負けてしまう……


「それに、メリッサ先生が講師になったら毎日会えるんですよね!!」


「だから毎日うっ…、なんか輝き増してない…?」


 更に彼女の目が輝きを増した気がする。まるで星空のような輝きだった


「先生! これからもずっと一緒にいれますよね!」(キラキラ)


「うっ……そうなるかもね……」


「やったー!! これからもよろしくお願いします!!」


 リディアは嬉しさのあまり、無邪気にピョンピョン飛び跳ねる。そんな彼女を見て、メリッサは頭を抱えた


 (うう……あんな目をされたら断れないし、もし断ったら……)


 想像してみると、彼女のしょんぼりとして項垂れる光景が容易にわかった


「はぁ……わかったよ。これからよろしくね」


「はい! 先生大好き!!」


 直後、メリッサに勢いよく抱きつく


「こ、こら!! そんなだ、抱きつかないでよ!!」


「いいじゃないですか!! 凄い嬉しくって!!」


 リディアの無邪気な笑顔にメリッサは口元を緩め、諦め半分、でもどこか嬉しそうに、そっとリディアの頭を撫でた。


 (仕方ない……もうちょっと頑張ってみるか。頑張れメリッサ・エリヴェーラ!!)


 彼女のためにもう少し頑張ってみると決心した


「そ、それより力がァァ…………」


 だんだんと抱きしめる力が強くなり、ついにはメリッサの腰にミシミシとヒビが入った気がした


「あ、ごめんなさい! つい嬉しくって……」


「つい、で折られたらたまらないよ……うぅっ、26歳にしてぎっくり腰になっちゃうとこだったよ……」


 自分の腰を摩りながらオロオロと椅子に座る


「えぇ!? 大丈夫ですか!? し、湿布とか……!」


「だ、だいじょぶ……じゃない……」


 顔を引きつらせて答えるメリッサ。こんな形で年齢を実感することになるとは思ってもみなかった。


「ご、ごめんなさい……先生に鍛えられてる間に力も強くなっちゃったのかもですね……」


「うん、喜んでくれるのは嬉しいんだけどさ……次からは優しくね?」


「は、はい……気をつけます……」


 反省をしながらも、嬉しそうに微笑む彼女を見てメリッサはため息をつきつつも、また自然と笑みが溢れた


「はぁ、この調子だと講師をやっていけるか心配になっちゃうよ……私まだお姉さんでいたいよぉ〜…」


 その後、メリッサは自分の年齢にオロオロと陰で涙を溢したという……

さあ、近づいてきましたよ……何って?


テスト期間さ!!

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